クレジットカード
アメックスグリーンのメリット・デメリットは?充実した特典内容や月会費についても解説

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(以下、アメックスグリーンと表記)は、月会費1,100円(税込)でステータスの高さと海外旅行に便利な特典が特徴のカードです。
アメックスグリーンは10年ぶりにリニューアルし、年会費制13,200円(税込)から月会費制1,100円(税込)に変更されました。
グリーン・オファーズとスマートフォン・プロテクションのサービスが追加されています。
アメックスグリーンのメリット
- ステータスの高いカードが比較的手軽に手に入る
月会費は1,100円(税込) - 海外旅行や海外出張で充実したサービス、補償を受けられる
- JCB加盟店で利用でき、使える店舗が多数
- メンバーシップ・リワード・プラスへの加入でポイント還元率がアップする
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード

総合評価
年会費 | 月会費1,100円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.3〜1.0%※ |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー |
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※カード利用100円につき1ポイントが貯まる
※「メンバーシップ・リワード・プラス(3,300円)」登録で対象加盟店でのポイント還元率が最大10倍+ポイントの有効期限無期限
特徴
- 日々の生活を彩る新たな特典「グリーン・オファーズ」
- スマートフォンの破損・盗難補償の「スマートフォン・プロテクション」が付帯
キャンペーン情報
- 初月1ヵ月分の月会費無料
- 最大合計35,000ボーナスポイント*獲得可能
└入会後8ヵ月以内の対象加盟店でのカード利用で上限15,000ポイント
└入会後3ヵ月以内の合計20万円のカード利用で5,000ポイント
└入会後6ヵ月以内の合計50万円のカード利用で15,000ポイント
*ポイントはメンバーシップ・リワードのポイントです。
期間:2023年10月5日(木)〜
当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
気になる内容をクリック
アメックスカードはステータスの高さと充実した特典が魅力
まず最初に、アメックスカード全般の基本情報や特徴を解説します。アメックスとはどんな国際ブランドであり、どんな特徴があるのかチェックしてください。
カードごとの特徴を比較したい方は、おすすめのアメックスカードの記事もご覧ください。
アメックスとはハイステータスで使い勝手の良い国際ブランド

アメリカン・エキスプレス(アメックス)はVISAやMastercardなどとともに、「世界5大ブランド」の1つに数えられる国際ブランドです。
1850年にアメリカで創立、1917年には日本オフィスが設立されました。ハイステータスな国際ブランドとして認知されており、国内外で高い人気を得ています。
VISAやMastercardには約7,000万の加盟店があるのに対し、アメックスは約4,400万店舗です。そのため、かつてはアメックスカードを使える店舗は少ない状況でした。
ですが現在では、アメックスは利用できる店舗が多い国際ブランドとなっています。その理由は、2,000年にアメックスとJCBが業務提携したためです。提携により、国内のJCB加盟店でもアメックスカードが利用できるようになりました。
JCBは唯一の日本発祥ブランドであり、世界5大ブランドに含まれます。JCBの加盟店は世界全体では多くありませんが、国内には多数の加盟店があるのが特徴です。現在では、アメックスはステータス性だけでなく、使いやすさという利点もあるのです。
アメックスはステータス性が高くかっこいいデザインが特徴
クレジットカードにはステータスの概念があります。ステータスとは「社会的地位」を意味する言葉です。
ステータスの高いカードは社会的信用の証拠となります。また、付帯サービスが充実しているというメリットもあります。
ステータスの高さを決める要素は、次の3つです。
- ランク(一般・ゴールド・プラチナ・ブラック)
- 国際ブランド
- 発行会社
さまざまな国際ブランドのうち、アメックスは特に高いステータス性を備えています。発行会社については、提携カードとプロパーカードのどちらであるかが重要です。
それぞれ、以下のような違いがあります。
カードの種類 | プロパーカード | 提携カード |
---|---|---|
発行会社 | 国際ブランド | 国際ブランドと提携したカード会社(銀行、小売業者など) |
ステータス | 高い | 低い |
提携カードは銀行系や流通系など、いくつかの系統に分かれます。系統によってもステータス性が異なりますが、どの系統よりもプロパーカードの方がハイステータスです。
プロパーカードであるアメックスカードは、ハイステータスカードの代表格との見方もあります。カードには古代ローマ軍の百人隊長(センチュリオン)が描かれており、高級感のあるデザインです。
アメックスグリーンは空港ラウンジや海外旅行保険の特典が充実
付帯サービスが充実しているのもアメックスカードの魅力です。特に、旅行関連の特典が充実しており、以下のようなサービスがあります。
- 旅行傷害保険
- ホテルの宿泊クーポンプレゼント
- 会員専用旅行予約サイト利用
- 旅行の手配代行
- 海外用携帯電話のレンタル料割引
- 空港ラウンジ無料利用(同伴者は有料)
旅行傷害保険は最高補償額が高く、空港ラウンジの利用特典は数多くの空港が対象となっているのが特徴です。
会員専用旅行予約サイトでは、ホテルや航空券はもちろん、レンタカーも予約できます。サイトを利用すれば、優待料金で旅行を予約できる場合もあるのでおすすめです。
また、高級飲食店の貸し切り利用やレストランの割引利用など、旅行関連以外の特典も用意されています。
カードを利用するたびにポイントが貯まり、ショッピング利用や他社ポイントへの交換などが可能です。
さらに、購入した商品の破損・盗難や不正利用の被害も補償されるプロテクションサービスがあるため、安心して利用できるカードです。
アメックスグリーンの最新キャンペーン
現在、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンAmex貸し切りウィンターナイト2023のキャンペーン実施中です(招待日2023年12月8日)。アメックスグリーンの年会費と基本情報
続いて、アメックスグリーンの基本情報をチェックしましょう。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード

総合評価
年会費 | 月会費1,100円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.3〜1.0%※ |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー |
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※カード利用100円につき1ポイントが貯まる
※「メンバーシップ・リワード・プラス(3,300円)」登録で対象加盟店でのポイント還元率が最大10倍+ポイントの有効期限無期限
特徴
- 日々の生活を彩る新たな特典「グリーン・オファーズ」
- スマートフォンの破損・盗難補償の「スマートフォン・プロテクション」が付帯
キャンペーン情報
- 初月1ヵ月分の月会費無料
- 最大合計35,000ボーナスポイント*獲得可能
└入会後8ヵ月以内の対象加盟店でのカード利用で上限15,000ポイント
└入会後3ヵ月以内の合計20万円のカード利用で5,000ポイント
└入会後6ヵ月以内の合計50万円のカード利用で15,000ポイント
*ポイントはメンバーシップ・リワードのポイントです。
期間:2023年10月5日(木)〜
締め日 | 個別に設定 |
---|---|
発行スピード | 通常2週間程度 |
アメックスグリーンは一般ランクのカードです。アメックスのプロパーカードの中で、もっとも安い会費で利用できます。ゴールドやプラチナへのランクアップを目指す方が、最初に申し込むカードとしてもおすすめです。
アメックスグリーンは一律の限度額が定められていません。契約者のカード利用状況や実績によって変動します。
また、請求の締め日は、引き落とし口座として登録した金融機関によって異なる点にも注意が必要です。締め日に応じて、以下のように引き落とし日が変わります。
- 締め日が20日前後の場合:翌月10日引き落とし
- 締め日が1日前後の場合:当月21日引き落とし
- 締め日が5日前後の場合:当月26日引き落とし
アメックスグリーンの3つのメリット
アメックスグリーンはステータスが高いだけでなく、魅力的なサービスがあるクレジットカードです。
ここでは、アメックスグリーンのメリットについて解説します。ぜひ以下の解説を読み、どんな魅力があるのかチェックしてくださいね。
メリット1:グリーン・オファーズや海外旅行保険で普段使いにも旅行にも役立つ
アメックスグリーンは普段使いにも海外旅行時にも役立つサービスが豊富です。具体的には、次のようなサービスがあります。
- グリーン・オファーズ
- スマートフォン・プロテクション
- 海外旅行傷害保険
- プライオリティ・パス・メンバーシップ
- 海外用携帯電話の優待レンタル
- 電話相談窓口「グローバル・ホットライン」
- 会員専用旅行サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」
- 旅行手配サービス「HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」
- 空港パーキング
2022/9/28からサービスが開始されたグリーン・オファーズは、複数の優待特典が用意されています。

画像引用:グリーン・オファーズ™|アメリカン・エキスプレス・グリーン®・カード
- ブランドバッグのサブスクリプションサービス「ラクサス」
- 腕時計レンタルのサブスクリプションサービス「KARITOKE」
- ワインのオンラインショップ「エノテカ・オンライン」で5%オフ
- メルセデス・ベンツのレンタカーサービス「メルセデス・ベンツ レント」
- マンツーマンレッスンなどの英会話・語学学校「Berlitz」が新規ご入学で受講料10%オフ
- デリバリー&テイクアウトアプリ「menu」
また、スマートフォン・プロテクションのサービスも用意されています。
アメックスグリーンで決済して購入することなど、いくつか条件はありますが、スマートフォンの画面にヒビが入ったり、水漏れしてしまった時にも安心ですね。
■補償範囲:破損(スクリーン画面割れ損害を含む)、火災、水濡れ、盗難
■支払い限度額(保険期間中通算):3万円
■保険期間:1年間
アメックスグリーンには、補償額が最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しています。旅行中のケガや携行品の損害などが補償対象です。
なお、旅費をカードで支払わなければ適用されないので注意しましょう。
海外用携帯電話は1日あたり半額の127円でレンタルでき、10%OFFの通話料金で使用可能です。
会員専用の旅行サイトも利用できるほか、電話で旅行の手配を依頼できるサービスも用意されています。パッケージツアー以外は手数料がかかりますが、旅行の準備をラクに済ませたいときに便利です。
メリット2:セキュリティや補償が充実で安心して買い物ができる
アメックスグリーンはセキュリティや保険、補償が充実しているのも魅力です。次のような保険が付帯しています。
海外旅行傷害保険 | 海外旅行中の病気・ケガなどが最高5,000万円まで補償される保険。 |
---|---|
オンライン・プロテクション | ネット上でカードの不正利用があった場合に被害額が補償される。 |
リターン・プロテクション | 購入した商品の返品を断られた場合に購入金額が払い戻されるサービス。購入から90日以内の商品に対し、年間最高150,000円相当額まで補償される。 |
ショッピング・プロテクション | カードで買った物の破損や盗難などの被害が補償される保険。購入から90日以内の商品の被害に対し、年間最高500万円補償される。 |
不正プロテクション | カード不正利用による損害が補償されるサービス。 |
ネット上でカードを使うことに不安を持つ方は少なくありません。アメックスグリーンなら、ネット上でのカード決済に抵抗がある方でも安心してネットショッピングが楽しめます。
購入した物に損害があった場合も、補償を受けられるので安心です。
メリット3:メンバーシップ・リワードでポイント還元率が上がる
メンバーシップ・リワードは、アメックスのポイントプログラムです。基本的に、100円の利用で1ポイントが付与されます。ポイントの有効期限は最大3年間です。
さらに効率よくポイントを貯めたい方には、「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録をおすすめします。
3,300円(税込)の年会費がかかりますが、ポイントのレートがアップするのでお得です。登録するか否かにより、以下のような違いがあります。
メンバーシップ・リワード・プラス登録状況 | 未登録 | 登録済み |
---|---|---|
請求額へ充当 | 1ポイント=0.3円 | 1ポイント=0.5~1円 |
旅行代金の支払い(会員専用旅行予約サイトなど) | 1ポイント=0.4円 | 1ポイント=0.8~1円 |
ネットショッピングでの支払い | 1ポイント=0.3円 | 1ポイント=0.5~1円 |
商品券への交換 | 3,000ポイント=1,000円分 | 2,000ポイント=1,000円分 |
ANAマイルへの移行 | 2,000ポイント=1,000マイル | 1,000ポイント=1,000マイル |
未登録の場合、1ポイントの価値は最低0.3円分です。それに対して、登録すれば最低でも1ポイント=0.5円として使えます。
ANAマイルへ移行する場合は、使用するポイントが半分で済みます。そのため、ANAを利用する方にもおすすめのサービスです。
また、メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、ポイントが無期限で有効になります。
さらに、「ボーナスポイントプログラム」への無料登録も可能です。登録すると、対象店舗でカードを利用した際に3倍のポイントが還元されます。
アメックスグリーンの2つのデメリット
クレジットカードの申し込みを決めるにあたって、あらかじめデメリットも把握しなければいけません。
そこで、アメックスグリーンのデメリットについて解説します。アメックスグリーンに対する理解を深めるため、ぜひ以下の解説を参考にしてくださいね。
デメリット1:家族カードに費用がかかる
アメックスグリーンの家族カードは、1枚550円(税込)の月会費がかかります。
家族カードは本会員カードに付帯でき、本会員の家族に対して発行されるカードです。本カードと同様の特典が付帯しており、ポイントも貯まります。
家族カードの利用で得たポイントは本会員カードにまとめて加算され、よりポイントが貯まりやすくなるのがメリットです。家族カードが無料のクレジットカードも少なくありません。
上位ランクのアメックスゴールドなら、家族カードが1枚目のみ年会費無料です。そのため、家族カードの発行を予定している方は、アメックスゴールドの申し込みを検討してもよいでしょう。
また、おすすめのクレジットカードの記事も合わせてご覧ください。
デメリット2:使えない店舗が多いと思われている
アメックスのカードは、使えない店舗が多いと思われがちです。使いにくいというイメージから、アメックスカードの申し込みをためらう方もいるかもしれません。
実際には、前述したように、国内外でアメックスカードを利用できる店舗は多数あります。
アメックスグリーンとアメックスゴールドの比較
アメックスグリーンとアメックスゴールドを比較します。各カードにどのような違いがあるのか、チェックしてみましょう。
以下の表で、アメックスグリーンとアメックスゴールドの基本情報を確認しましょう。サービスの違いがある部分は太字で記しています。比較してみてください。
カード名 |
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---|---|---|
年会費 | 月額1,100円(税込) | 31,900円(税込) |
ポイント還元率 | 0.3%以上 | 0.3%以上 |
国際ブランド | AMERICAN EXPRESS | AMERICAN EXPRESS |
家族カード年会費 | 月会費550円(税込) | 1枚目:無料 2枚目以降:13,200円(税込) |
付帯保険 | ・オンライン・プロテクション ・リターン・プロテクション(年間最高150,000円相当額) ・ショッピング・プロテクション(年間最高500万円) ・不正プロテクション |
|
・海外旅行傷害保険(最高5,000万円) ・スマートフォン・プロテクション(年間最大30,000円) |
・海外旅行傷害保険(最高1億円) ・航空便遅延費用補償(海外旅行)(最高40,000円) ・スマートフォン・プロテクション(年間最大50,000円) ・キャンセル・プロテクション(年間最高100,000円) |
|
付帯サービス | ・カード会員専用旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」 ・旅行手配代行サービス「HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」 |
|
・プライオリティ・パス無料登録 ・国内外29空港のラウンジ無料利用* ・海外旅行サポートダイヤル「グローバル・ホットライン」 |
・プライオリティ・パス無料登録(年間2回まで空港ラウンジ利用料無料) ・ゴールド・ダイニングby招待日和 ・継続特典(ザ・ホテル・コレクション・国内クーポン、スターバックスドリンクチケット) ・海外旅行先での日本語サポート「オーバーシーズ・アシスト」 ・手荷物無料宅配サービス ・国内外29空港のラウンジ無料利用* ・大型手荷物宅配優待 ・エアポート送迎サービス ・空港パーキング ・無料ポーターサービス ・空港クロークサービス ・海外用レンタル携帯電話優待レンタル |
*アメックスグリーンはカード会員本人のみ無料で利用可能、アメックスゴールドは同伴者も無料
アメックスゴールドは保険充実でレストラン特典付帯
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

総合評価
年会費 | 31,900円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.3〜1.0%※ |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー |
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※カード利用100円につき1ポイントが貯まる
※「メンバーシップ・リワード・プラス(3,300円)」登録で対象加盟店でのポイント還元率が最大10倍+ポイントの有効期限無期限
特徴
- 「プライオリティ・パス」に無料入会でき、国内外の1,400ヵ所以上の空港ラウンジが利用可能
- 出国・帰国時の「手荷物無料宅配サービス」
- 「ゴールド・ダイニング by 招待日和」利用で1名分のコース料金が無料
- 継続特典として「ザ・ホテル・コレクション」の宿泊で使える15,000円分のクーポン
キャンペーン情報
- 最大合計46,000ボーナスポイント*獲得可能 └入会後3ヶ月以内にアメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインにて1回(1,000円以上)のカードご利用で初回のみ1,000ボーナスポイント獲得 └入会後3ヶ月以内に合計25万円のカードご利用で、合計10,000ポイント獲得可能 └入会後3ヶ月以内に合計50万円のカードご利用で30,000ボーナスポイント └入会後、合計50万円以上のカードご利用で5,000ポイント獲得可能 *ポイントはメンバーシップ・リワードのポイントです。 期間:2023年10月5日(木)〜
アメックスゴールドはアメックスグリーンよりも、海外旅行傷害保険の補償額が高額です。さらに、旅行などのキャンセルに伴う損害を補償するキャンセル・プロテクションも付いています。
「ゴールド・ダイニングby招待日和」は、対象レストランでの飲食代金が1人分無料になる特典です。2人以上で所定のコースメニューを注文した場合に特典が適用されます。
カードの継続により得られる特典があるのも魅力です。対象のホテルで使える15,000円分の宿泊クーポンや、スターバックスの3,000円分のチケットがもらえます。
アメックスグリーンと同様、プライオリティ・パスの無料登録も可能です。
アメックスゴールドは特典が豊富ですが、本会員カードや家族カードの年会費が高く設定されています。なお、家族カードは1枚目のみ年会費が無料です。
アメックスゴールドについて詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
アメックスグリーンからゴールドへの切り替えは電話でできる
アメックスグリーンには豊富な特典がありますが、より充実したサービスを利用したいと考えることがあるかもしれません。
アメックスグリーンを持っている場合、アメックスゴールドへの切り替えが可能です。カードの切り替え手続きは、アメックスの問い合わせ窓口にて電話で受け付けています。
アメックスグリーンからの切り替えは平日のみ受け付けており、通話料はかかりません。
カードの切り替えを申し込むと、審査が始まります。審査期間は新規発行時よりも長くなる場合があり、最長4週間かかる点に注意しましょう。
審査に合格するとカードが発行されますが、カードの切り替えによりカード番号が変わります。そのため、公共料金などの支払いにアメックスグリーンを利用している場合は、カードの変更手続きが必要です。
人気の高いJCBゴールドやダイナースクラブカードと比較
プロパーカードとしては、JCBゴールドやダイナースクラブカードも高い人気があります。
ここでは、それぞれのカードとアメックスグリーンを比較します。プロパーカードの申し込みを考えている方は、ぜひチェックしてくださいね。
JCBゴールドはアメックスグリーンよりポイント還元率が高い
JCBゴールド

総合評価
年会費 | 11,000円(税込)*1 |
---|---|
還元率 | 0.5~5.0% *2 |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー |
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|
※1.初年度無料
※2.最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合
特徴
- グルメ優待サービス(対象店舗での利用合計金額またはコース料金が20%引き)
- 海外旅行傷害保険 最高1億円(一部利用付帯)
- ワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド ザ・プレミア」へ招待のチャンス
キャンペーン情報
- 新規入会&MyJCBアプリのログインのうえ、Amazon.co.jpの利用金額20%(最大23,000円)をキャッシュバック
- 新規入会&MyJCBアプリのログインのうえ、Apple Pay・Google Payの利用金額20%(最大3,000円)をキャッシュバック
- お友達紹介キャンペーン!紹介者・被紹介者に1,500円キャッシュバック 期間:2023年10月1日(日)~2023年12月4日(月)
- 家族カード入会&MyJCBログインで、最大4,000円キャッシュバック 期間:2023年10月1日(日)~2024年3月31日(日)
まずは、アメックスグリーンとJCBゴールドのスペックを比較しましょう。
カード名 | ![]() |
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---|---|---|
年会費 | 月会費1,100円(税込) | 初年度:無料 2年目以降:11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.3%以上 | 0.5%以上 |
国際ブランド | AMERICAN EXPRESS | JCB |
家族カード年会費 | 月会費550円(税込) | 1枚目:無料 2枚目以降:1,100円(税込) |
付帯保険 | ・海外旅行傷害保険(最高5,000万円) ・オンライン・プロテクション ・リターン・プロテクション(年間最高150,000円相当額) ・ショッピング・プロテクション(年間最高500万円) ・不正プロテクション |
・海外旅行傷害保険(最高1億円) ・国内旅行傷害保険(最高5,000万円) ・国内・海外航空機遅延保険(最高4,0000円) ・ショッピングガード保険(年間最高500万円) |
付帯サービス | ・カード会員専用旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」 ・旅行手配代行サービス「HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」 ・国内外29空港のラウンジ無料利用* ・プライオリティ・パス無料登録 ・空港パーキング ・海外用レンタル携帯電話優待レンタル ・海外旅行サポートダイヤル「グローバル・ホットライン」 |
・国内主要空港・ホノルルの国際空港内ラウンジ無料利用 ・ラウンジ・キー ・ゴールド会員専用のデスク ・ゴルフ関連特典(ゴルフ場予約、ゴルフイベントへの参加など) ・グルメ優待サービス |
*アメックスグリーンは会員本人のみ無料で利用可能(同伴者は有料)
JCBゴールドはゴールドカードでありながら、アメックスグリーンよりも年会費が安いプロパーカードです。ポイント還元率がアップする優待店が多く存在します。例えば、Amazonやセブン-イレブンでカードを使った場合、還元率は3倍(1.5%)です。
また、海外ではいつでも2倍(1%)のポイントが還元されます。旅行傷害保険は国内・海外ともに対象となっており、海外旅行の補償額が最高1憶円と高額です。
航空機の遅延や寄託手荷物の紛失などが補償対象の航空機遅延保険も付帯しています。
ラウンジ・キーは、1,100ヶ所以上の空港ラウンジを利用できるサービスです。1回32米ドルで入場できます。
ゴールド会員専用のデスクは、カードに関する問い合わせに対応するサービスです。グルメ優待サービスも用意されており、国内250店舗で飲食代金が20%割引されます。ただし、アメックスグリーンと違い、返品補償は付帯していません。また、海外旅行関連の特典はアメックスグリーンの方が充実しています。
ダイナースクラブカードはアメックスグリーンよりレストランやホテル優待が充実
ダイナースクラブカード

総合評価
年会費 | 24,200円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.3%〜 |
国際ブランド | |
電子マネー |
|
|
特徴
- 国内外の空港ラウンジが無料で使える(海外ラウンジは年10回まで無料)
- 「エグゼクティブ ダイニング」で所定コースの1名or2名分の料金が無料
- 会員限定イベントを多数開催
- ポイントの有効期限がない
アメックスグリーンとダイナースクラブカードの基本情報は、以下のとおりです。
カード名 | ![]() |
![]() |
---|---|---|
年会費 | 月会費1,100円(税込) | 24,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.3%以上 | 0.4%以上 |
限度額 | - | 制限なし |
国際ブランド | AMERICAN EXPRESS | Diners Club |
家族カード年会費 | 月会費550円(税込) | 5,500円(税込) |
付帯保険 | ・海外旅行傷害保険(最高5,000万円) ・オンライン・プロテクション ・リターン・プロテクション(年間最高150,000円相当額) ・ショッピング・プロテクション(年間最高500万円) ・不正プロテクション |
・海外旅行傷害保険(最高1億円) ・国内旅行傷害保険(最高1億円) ・ショッピング・リカバリー(年間最高500万円) |
付帯サービス | ・カード会員専用旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」 ・旅行手配代行サービス「HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」 ・国内外29空港のラウンジ無料利用* ・プライオリティ・パス無料登録 ・空港パーキング ・海外用レンタル携帯電話優待レンタル ・海外旅行サポートダイヤル「グローバル・ホットライン」 |
・グルメ優待(エグゼクティブ ダイニング、Wishダイニングなど) ・トラベル優待(ホテル宿泊代割引、空港ラウンジ利用、手荷物無料宅配など) ・エンタテイメント優待(公演チケット申し込みサービス、スポーツクラブ利用料金割引など) ・ゴルフ優待(名門ゴルフ場予約、プライベートレッスン料割引など) ・トラベルデスク |
*アメックスグリーンはカード会員本人のみ無料で利用可能(同伴者は有料)
ダイナースクラブは、ステータスの高い国際ブランドとして知られています。ダイナースクラブカードは年会費がやや高いものの、ホテルの優待宿泊やレストランの料金割引など、特典が充実したプロパーカードです。
旅行傷害保険は、国内・海外ともに最高1億円の補償が用意されています。
グルメ優待の1つである「エグゼクティブ ダイニング」は、対象店の所定のコースを2名以上で予約した場合、1~2人分が無料になるサービスです。エグゼクティブ ダイニングを利用すれば、上質な料理をお得に味わえます。「Wishダイニング」は、予約が取りにくい名店の席を確保してくれるサービスです。
トラベル優待としては、ホテルの宿泊代やツアー代金が安くなる特典があります。また、国内外1,000ヶ所以上の空港ラウンジを無料で利用可能です。トラベルデスクでは、旅行の手配やツアーの案内を行っています。
スポーツクラブやゴルフ関連の優待など、旅行やグルメ以外の特典も豊富です。さらに、さまざまなポイントアップ加盟店があり、加盟店でカードを利用すれば所定のボーナスポイントが付与されます。
アメックスグリーンのビジネスカードは個人事業主におすすめ
アメックスでは、法人カードも取り扱っています。個人事業主の方が新たにアメックスカードを作る場合、法人カードも検討するのがおすすめです。
ぜひ以下の解説を読み、アメックスグリーンの個人カードと法人カードの違いを把握してくださいね。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードはビジネス特典が魅力
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード

総合評価
年会費 | 13,200円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.3~1.0%※ |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー |
|
|
※カード利用100円につき1ポイントが貯まる
※「メンバーシップ・リワード・プラス(税込3,300円)」登録で対象加盟店でのポイント還元率が最大10倍+ポイントの有効期限無期限
特徴
- 旅行関連サービスや会員補償が手厚い
- 本人確認書類のみで発行できる(決算書や登記簿謄本の提出原則不要)
- 利用限度額の一律上限なしで個別に設定できる
キャンペーン情報
- 新規入会&利用で最大80,000ポイントもらえる
まずは、個人カードと法人カードのスペックや特典内容をチェックしましょう。こちらも、サービスの違いがある部分を太字で記しています。
カード名 | ![]() |
![]() |
---|---|---|
年会費 | 月会費1,100円(税込) | 13,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.3%以上 | 0.3%以上 |
国際ブランド | AMERICAN EXPRESS | AMERICAN EXPRESS |
家族カード年会費 | 月会費550円(税込) | 6,600円(税込) |
付帯保険 | ・海外旅行傷害保険(最高5,000万円) ・オンライン・プロテクション ・リターン・プロテクション(年間最高150,000円相当額) ・ショッピング・プロテクション(年間最高500万円) ・不正プロテクション |
|
- | ・国内旅行傷害保険(最高5,000万円) | |
付帯サービス | ・カード会員専用旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」 ・旅行手配代行サービス「HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク」 ・国内外29空港のラウンジ無料利用* ・空港パーキング ・海外用レンタル携帯電話優待レンタル ・海外旅行サポートダイヤル「グローバル・ホットライン」 |
|
・プライオリティ・パス無料登録 ・海外旅行サポートダイヤル「グローバル・ホットライン」 |
・クラウド会計ソフト 「freee」とのデータ連携 ・ペイフレックス あとリボ for Business ・ビジネス情報サービス「G-Search」無料利用 ・福利厚生プログラム「クラブオフ」無料登録 ・アメリカン・エキスプレス JALオンライン ・海外旅行先での日本語サポートサービス「オーバーシーズ・アシスト」 ・手荷物無料宅配サービス ・プライオリティ・パス無料登録 ・大型手荷物宅配優待 ・エアポート送迎サービス ・無料ポーターサービス ・空港クロークサービス |
*アメックスグリーンはカード会員本人のみ無料で利用可能(同伴者は有料)
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードには、ビジネス向けの特典が付帯しています。年会費や還元率は一般カードと変わりません。
カードの利用明細を会計ソフト「freee」に取り込めるため、経費精算の作業をスムーズに進められます。
また、ビジネス情報サービス「G-Search」を月会費無料で利用可能です。「G-Search」では、企業情報や新聞記事など幅広い情報を入手できます。
福利厚生プログラム「クラブオフ」に無料で登録できるのもメリットです。追加カードを持つ方も含め、20万ヶ所以上の施設を割引料金で利用できます。
ただし、アメックスグリーンの法人カードには、プライオリティ・パスが付帯していません。世界中の空港ラウンジを利用したい方は注意しましょう。
経費管理を委託している方や煩雑な経費精算作業がない方は、必ずしも法人カードを選ぶ必要はありません。
付帯サービスの内容がどのように違うか把握したうえで、どちらのカードにするか決めましょう。
法人カードと個人カードの違いは限度額や付帯サービス
一般的に、法人カードと個人カードには次のような違いがあります。
限度額 | 個人カードよりも法人カードの方が高い傾向がある |
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付帯サービス | 法人カードにはビジネスに役立つサービスが付帯している |
決済方法 | 個人カード:分割払いやボーナス払いなど様々な決済方法を選べる 法人カード:一括払いしか選べない場合が多い |
使い道 | 個人カード:ビジネス・私的利用ともに可 法人カード:ビジネス利用のみ可 |
アメックスカードは、一律の限度額が定められていないのが特徴です。そのため、限度額については券種による違いがありません。
また、アメックスのビジネスカードは、「ペイフレックス あとリボ for Business」によるリボ払いに対応しています。
これは、カード利用額を後からリボ払いに変更できるサービスです。リボ払いに切り替える金額も自由に指定できます。
アメックスグリーンのよくある質問
アメックスグリーンは学生でも申し込める?
アメックスグリーンを申し込むには、安定した収入を得ている必要があります。
収入がいっさいないか、アルバイトによる収入のみの学生は申し込み条件を満たしません。ただし、収入のない学生であっても、企業から内定を得ている場合は申し込めます。
また、安定した収入を得ていれば、学生でもアメックスグリーンの申し込みが可能です。
学生が収入に関する要件を満たすケースとしては、学生のうちから起業し、一定の収入を得ている場合などが該当します。
アメックスグリーンの限度額はいくら?
多くのクレジットカードは「~100万円」などと限度額の上限が決まっています。決められた上限額を超えない範囲で、カード会社が契約者の状況に合わせて限度額を決める場合が多いです。
しかし、アメックスグリーンには、一律の限度額が定められていません。
カード会社がカードの利用頻度や会員の資産状況などを考慮し、個別に決定されます。
限度額はカード利用の実績によっても変動するので、積極的にアメックスグリーンで支払うのがおすすめです。
また、カード会社に対して、限度額の引き上げを依頼できます。早く限度額を引き上げたい場合は、カードに記載されている窓口に電話で連絡しましょう。
アメックスグリーンの問い合わせ先を知りたい
アメックスグリーンの問い合わせ先は、公式サイトに記載されています。
公式サイトの「お客様サポート」ページを確認しましょう。アメックスグリーンの問い合わせ窓口(電話番号:0120-010120)は、9:00~17:00の間に利用できます。
土日祝日は休みなので注意しましょう。フリーダイヤルなので、通話料は無料です。アメックスグリーンについて不明点があれば、問い合わせ窓口で疑問を解決しましょう。
なお、カード発行の審査状況についての問い合わせはできません。
アメックスグリーンは比較的安い年会費でありながら、ステータスの高いカードです。カード利用でポイントが貯まるだけでなく、付帯サービスや保険の内容も充実しています。
特に、旅行を快適に楽しめるサービスの豊富さが特徴です。最後に、本記事のポイントをまとめます。
- アメックスはハイステータスで特典が充実しており、JCBと提携しているため利用できる店舗が多い。
- アメックスグリーンは海外旅行で役立つ特典が豊富なうえ、メンバーシップ・リワード・プラスへの加入で還元率がアップする。
- 個人事業主なら、法人カードであるアメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードの方が役に立つ可能性がある。