リボ払いはやばい?仕組みと分割払いとの違いをわかりやすく解説

リボ払い

リボ払いとは月々の支払い額を決めて毎月一定額を支払う方法であり、毎月の支払い回数を決める分割払いとは異なります。

リボ払いを利用する場合は「お金を使っている」という意識が薄れがちになることを常に意識しておかなくては、多額の債務を負うことになりかねません。

返済のコツやデメリットに対する解決策をチェックし、繰り上げ返済や数回で返済できる金額設定にするなど、支払い方法を見直していきましょう。

リボ払いとは?仕組みを表でわかりやすく解説

リボ払いは「リボルビング払い」の略称で、毎月決まった金額を支払う決済方法です。

例えば、毎月10日に支払いのクレジットカードを使い、1月5日にリボ払いで10万円の財布を購入したとします。支払い金額を10,000円にした場合、2月10日(初回支払日)から毎月10,000円ずつ支払われるという仕組みです。

10万円の買い物をした場合
支払方法 一括払い リボ払い(月10,000円支払設定)
次の支払額 10万円 10,000円
支払回数 1回 10回
手数料 なし 6,875円

買い物をしすぎてしまったときや高額なサービスを購入したときなど、料金を複数回に分けて支払いたいときがあります。リボ払いでは、クレジットカードの利用金額や利用件数にかかわらず毎月一定の金額を支払うため、毎月の利用金額を抑えられます。

利用すると手数料分を多く支払う必要はありますが、計画的に利用できれば便利な仕組みです。

リボ払いの2つの支払い方法と向いている人

リボ払いの支払い方式には、主に定額方式と残高スライド方式の2種類があります。

カード会社によって名称は異なりますが、自分に合った支払い方法を選択するためにも、支払い方式の違いがあることは知っておくべきです。

定額方式 残高スライド方式
毎月の返済金額が同額 借入残高が減ると月々の返済金額も減る

支払い方式が異なると、毎月の返済額や手数料の合計額などに違いが生じます。支払い方式について知識がないままでは、いざ支払いが発生したときに「次月以降はどのくらい引かれるのだろう?」「銀行の残高は大丈夫かな?」と不安になります。

リボ払いを利用する人は、支払い方式の違いを理解したうえで、自分に合ったものを選択しましょう。

定額方式は月々の支払い額が一定

定額方式は、毎月自分で設定した金額を支払うため、支払計画を立てやすい方法です。なお定額方式は、次の2種類があります。

【定額方式の種類】

元利定額方式 元金定額方式
支払金額が毎月一定 元金が毎月一定額

元利定額方式は、手数料を含めて支払い金額を一定にする方法です。毎月10,000円と決めたら、10,000円のみ支払います。

元金定額方式は、手数料とは別で一定の金額を支払う方法です。毎月の支払いを10,000円に設定した場合でも、手数料分の支払いが上乗せされます。

元利定額方式のほうは支払い金額が一定ですが、そのぶん利用残高が減るペースは遅くなりがちです。

一方、元金定額方式は毎月の支払いは一定ではありませんが、利用残高が減るスピードは速くなります。

例えば、1月1日に10万円のパソコンを購入し、元金定額方式で支払い金額を10,000円に設定したとします。実質年率を15%、月利計算とすると、初月(2月)の支払いでは1,250円の手数料がかかり、毎月の支払い金額10,000円と合わせて総額で11,250円の支払いが発生します。

一方、同じ条件で元利定額方式を選択した場合、手数料の1,250円も支払い額に含まれます。そのため、残高8,750円と手数料1,250円を合わせた10,000円の支払いが発生するのです。(借入日等により、実際の返済内容とは異なる場合があります)

【1月1日に10万円のパソコン購入(元利定額方式・実質年率15%)】

支払い方式 元金定額方式 元利定額方式
初月(2月)支払額 元金10,000円+手数料1,027円
=11,027円
残高8,973円+手数料1,027円
=10,000円
翌月(3月)支払額 元金10,000円+手数料1,146円
=11,146円
残高8,854円+手数料1,146円
=10,000円
翌々月(4月)支払額 元金10,000円+手数料986円
=10,986円
残高9,014円+手数料986円
=10,000円

元利定額方式・元金定額方式、どちらもメリット・デメリットがあるため、自分の支払い能力と相談して決める必要があります。

定額方式での支払いに向いている人

定額方式での支払いは、毎月の支払金額を固定して管理しやすくしたい人に向いています。毎月の返済額が同じなら、どの支払いにいくらかかっているのか、といったことが把握しやすいためです。

例えば、毎月手数料も含めて10,000円が引かれる(元金定額方式)、または毎月元金10,000円+手数料分が引かれる(元利定額方式)といった仕組みを把握していれば、次の支払い額がわかりやすいため、残高管理がしやすくなります。

毎月決まった額を着実に用意しコツコツ返済できる人は、定額方式を選びましょう。

残高スライド方式は利用残高によって毎月の返済額が変わる

残高スライド方式は、利用残高によって毎月の返済額が変わる支払方法です。

毎回の返済額は、以下のように利用残高に応じて決まります。

【利用残高と返済額の例】

利用残高 返済額
20万円以下 20,000円
10万円以下 10,000円
50,000円以下 2,000円
20,000円以下 1,000円

返済額が上記のように決まる場合、利用残高が20万円であれば毎月の支払いは20,000円、10万円だと10,000円というように、利用残高によって支払い額が変動します。

毎月の返済金額の割合は、カード会社によって異なるため、上記はあくまで一例です。

そのため、無理のない範囲で支払える金額になりそうかどうかをあらかじめ確認してから、契約しましょう。

残高スライド方式での支払いに向いている人

残高スライド方式は、利用残高に合わせて支払い額を自動的に変更してほしい人に向いています。

定額方式では、利用残高にかかわらず支払い金額が一定のため、追加で借り入れると利用残高を減らしにくいためです。

残高スライド方式は借り入れ直後の残高で毎月の返済額が決まるため、追加で借り入れるたびに返済額は増え、残高が減っていくごとに返済額も減っていきます。毎月の明細で返済額を確認すると利用残高もわかるため、現在どれくらい借り入れているのか把握しやすいともいえます。

追加で借り入れて毎月の返済額が上がっても支払えるという人は、残高スライド方式を選びましょう。

リボ払いの利用方法4つ

リボ払いを初めて利用する場合、どのように申込めばいいかわからない人もいるでしょう。

利用方法は4つあり、利用するタイミングによって使い分けできます。

【リボ払いの利用方法】

1.利用時選択型 買い物の際にレジで申し出ることで設定
2.あとからリボ 買い物後、カード会社の公式サイト・アプリ・電話などで設定
3.登録型 カード発行時に設定
4.リボ専用カード リボ払い専用カードを発行

利用時選択型は買い物の際にレジで申し出る

買い物のタイミングでリボ払いにしたい場合、会計時に申し出ることで設定可能です。

店舗以外に、ネットショップで買い物をする場合でも変更できます。

利用時選択型の場合、購入する商品の金額に応じて、一括払い・分割払い・リボ払いを選択できるメリットがあります。

例えば、10万円の財布など金額が大きい買い物をした場合、一括支払いが負担になることもあるでしょう。利用時に支払方法を選択できれば、分割払いやリボ払いに変更し、毎月の負担を軽減できます。

一方で、10,000円など比較的安い買い物の場合、リボ払いや分割払いは手数料がかかるため、最適な判断とはいいにくいでしょう。最初からリボ払い設定をしていればすべてリボ払いになってしまいますが、必要に応じて変更できれば、手数料の負担を最低限にとどめられるでしょう。

ただし、すべての店舗でリボ払いが利用できるわけではなく、一部店舗・ネットショップではリボ払いに対応していません。買い物をする前に、どんな支払方法が利用できるか確認しましょう。

あとからリボは一括払いからリボ払いに変更できる

買い物後、あとからリボ払いに変更できるのが「あとからリボ」です。

購入のタイミングでは支払い可能だと思っていても、あとから支払いが難しいと判明するケースもあるでしょう。カード会社では、公式Webサイトやアプリ、電話などであとからリボ払い設定に変更できます。

例えば、楽天カードでは以下の日程までに手続きをおこなうことで、あとからリボ払いへ変更できるということです。なお楽天カードのなかでも、あとからリボへの変更締切日は登録中の銀行によって異なることに注意しましょう。

楽天カードに登録中の金融機関 楽天カードの支払日が4月27日の場合
信用金庫など 最長4月19日まで
(支払日から5営業日前の前日)
三井住友銀行
三菱UFJ銀行
ゆうちょ銀行など
最長4月22日まで
(支払日から4営業日前の前日)
みずほ銀行
りそな銀行
横浜銀行など
最長4月23日まで
(支払日から3営業日前の前日)
楽天銀行など 最長4月24日まで
(支払日から2営業日前の前日)

参考:あとからリボ払い|楽天カード

あとからリボへの変更手続きの締日はカード会社や支払日によって異なるため、利用中のカード会社の公式サイトやマイページなどであらかじめチェックしておきましょう。

登録型はクレジットカードの支払い方法をリボ払いに設定できる

クレジットカード発行時に、支払い方法をリボ払いに設定できます。

カード会社によって設定は異なりますが、カード発行時の設定により、以降の支払いはすべて自動的にリボ払いとなります。設定後は、クレジットカード利用時はすべてリボ払いになるため、使うタイミングには注意が必要です。

例えば、10万円など大きな買い物時以外にも、コンビニやスーパーなどでの数百円の買い物もリボ払いになります。食料品や日用品の買い物までリボ払いのカードで支払ってしまうと、気付かない間に利用残高が増えるリスクがあります。

日常的にクレジットカードで決済している人は、リボ払いになっていることを意識して使用する必要があるでしょう。

リボ専用カードは支払いが自動的にリボ払いになる

リボ払いを利用する頻度が多い人は、専用のクレジットカードを発行する選択肢もあります。

カード会社では、通常のクレジットカードとは別で、リボ払い専用カードを発行している場合があります。買い物時にリボ払い専用カードを利用すると、自動的にリボ払いになる仕組みです。

リボ払い専用カードはすべての支払いがリボ払いになるため、通常の決済はクレジットカード、リボ払いを利用したいときだけリボ専用カードといったように使い分けが可能です。

なお、ポイントの還元率は通常のクレジットカードよりもリボ払い専用カードのほうが高くなります。ポイント還元率とは、利用した金額に対してどのくらいのポイントがもらえるかを割合で表したものです。

年間の利用総額が100万円の場合、以下のポイントが戻ってきます。

【年間利用総額100万円】

還元率 0.5% 1% 1.5%
ポイント 5000ポイント 10,000ポイント 15,000ポイント

還元率の数字によって、年間で還元されるポイントの額が大きく異なり、1ポイントが何円に換算されるかはカードによっても異なります。

あくまでも利用額に対してどのくらいポイントが付与されるかです。大きな買い物をしたときだけリボ払い専用カードを使用するように意識し、うまく使い分ければ多額の債務を負わずに済みます。

リボ払いで借金をしないためには?返済のコツ4つを確認

リボ払いでは毎月の支払額を抑えられますが、手数料が発生するため返済に時間がかかるケースが見受けられます。返済に疲弊しないために、支払い計画をしっかり立てましょう

リボ払いをうまく返済するためのコツは以下のとおりです。

  1. 月々の支払い額を増やす
  2. おまとめ払いの利用でリボ手数料の負担を減らす
  3. 一部繰り上げ返済を検討する
  4. なかなか返済できず困ったときは相談窓口の利用も

1.月々の支払い額を増やす

リボ払いの返済スピードを早くするには、月々の支払い額を増やすとよいでしょう。

リボ払いは毎月定額を返済しますが、手数料が上乗せされるため、思った以上に利用残高が減りません。

【20万円の買い物をした場合(残高スライド方式・実質年率15.00%)】

支払希望額 7,000円 20,000円
支払1回目 支払額9,500円
(元金7,000円+手数料2,500円)
残高19万3,000円
支払額22,500円
(元金20,000円+手数料2,500円)
残高18万円
支払2回目 支払額9,412円
(元金7,000円+手数料2,412円)
残高18万6,000円
支払額22,250円
(元金20,000円+手数料2,250円)
残高16万円
支払3回目 支払額9,325円
(元金7,000円+手数料2,325円)
残高17万9,000円
支払額22,000円
(元金20,000円+手数料2,000円)
残高14万円
支払4回目 支払額9,237円
(元金7,000円+手数料2,237円)
残高17万2,000円
支払額21,750円
(元金20,000円+手数料1,750円)
残高12万円
支払5回目 支払額9,150円
(元金7,000円+手数料2,150円)
残高16万5,000円
支払額21,500円
(元金20,000円+手数料1,500円)
残高10万円

上記表のとおり、月々の支払金額が高いと毎月の負担は増えます。

しかし、20万円の買い物をしたあと、支払額を7,000円に設定していると5回目の支払でもようやく16万5,000円の残高になるのに対し、20,000円の設定では同じ5回目でも半分の支払が完了することがわかります。

手数料は返済期間が長引くほど総額が多くなるため、できるだけ早く返済しましょう。

カード会社やカードの種類などで方法は異なりますが、月々の返済額は会員ページや指定のATMから簡単に増額できます。毎月の収支から考えて無理のない範囲で変更することが大切です。

2.一括返済でリボ手数料の負担を減らす

おまとめ払いとは、利用残高の一部または全額を次回の支払日にまとめて支払う方法のことで、手数料の負担を減らすこともできます。返済が長期化する理由のひとつは、手数料の負担です。

おまとめ返済を利用することで、一時的に支払いの負担は増えますが、手数料の総額は減らすことが可能です。なお、手数料は利用残高をもとに計算されるため、利用額によって手数料の額も変動します。

例えば、楽天カードのショッピングリボ払いを利用していたとします。

リボでの利用予定金額が10万円、月々5,000円を20回払いとすると、手数料の合計は13,120円です。つまり、支払総額は合計11万3,120円となります。返済時にかかる手数料は、1回目が1,250円、2回目が1,187円、3回目が1,125円…といったように、支払回数を重ねるごとに減額していきます。

そのため、おまとめ払いをする際は、なるべく早い段階で一括返済しておくほうが、支払負担額をより減らせるのです。

5〜20回目の支払分を一括返済すると、8,496円の手数料をカットできますが、17〜20回目の支払い分のみを一括返済するだけでは、1,311円の節約にしかなりません。

参考:ショッピングリボ払い返済シミュレーション|楽天カード

ボーナスのような一時的な収入で家計に余裕ができたときは、無理のない範囲で早めの段階でまとめて返済していきましょう。

3.一部繰り上げ返済を検討する

複数回にわたってリボ払いを利用している場合、一部繰り上げ返済を検討するのもひとつの手段です。利用残高が増えると手数料が増えるため、毎月定額を支払っても残高が減りにくいケースがあります。

例えば楽天カードで20万円のリボ払い、月々6,000円を返済する契約となっていた場合、返済回数は全部で34回となります。支払手数料は42,950円で、支払合計額が24万2,950円です。

月々6,000円の支払額に加えて、1回目の手数料が2,500円、2回目の手数料が2,425円、3回目の手数料を2,350円…と負担することになります。

ただ単に月々6,000円の返済をしていくだけで済むなら負担も軽く済みますが、利用額が多いほど手数料が増えてしまい、残高が減りにくいということです。

参考:ショッピングリボ払い返済シミュレーション|楽天カード

返済期限を短くしたいのであれば、できる範囲で返済の繰り上げを行い、残高を減らす努力が必要です。

4.なかなか返済できず困ったときは相談窓口の利用も

リボ払いの返済が難しく困ったときは、相談窓口の利用も検討してください。計画的に利用している間はよいですが、使いすぎてしまった場合など、返済計画が難しくなるケースもあります。

返済計画について、次の専門家に相談するのもおすすめです。

【リボ払いの相談先】

【リボ払いの相談先】 特徴 連絡先
弁護士・司法書士 債務整理過払い金など法律の観点から相談できる 最寄りの弁護士・司法書士事務所
日本クレジットカウンセリング協会
(JCCO)
多重債務などクレジットカード関連の相談ができる 電話相談
0570-031640 多重債務ほっとライン
受付時間
平日10:00~12:40、14:00~16:40
法テラス(日本司法支援センター) 法律の観点からリボ払いの返済についてアドバイスをもらえる 電話相談
0570-078374 サポートダイヤル
受付時間
平日9:00~21:00、土曜9:00~17:00
日本クレジット協会 クレジットカードに関する相談全般ができる 電話相談
03-5645-3361 消費者相談専用電話
受付時間
平日10:00~12:00、13:00~16:00

上記の相談先は、法律の観点からリボ払いの返済計画を相談することが可能です。

手数料の負担を軽減することで返済を継続できる可能性がある場合は、「任意整理」を依頼する方法もあります。任意整理を依頼すると、業者と手数料の減額や返済期間の延長などを交渉してもらうことができ、返済金額が減額されるケースもあります。

どうしても返済が厳しい場合は専門家に相談することで、解決の糸口が見つかる可能性があるでしょう。

ただし「返済が困ったときは任意整理をしたらよい」と、気軽にリボ払いを利用するのは控えましょう

参照:任意整理とは|弁護士法人・響

リボ払いと分割払いの3つの違い

リボ払いと似た制度に、分割払いがあります。リボ払いと分割払いの違いは、大きく分けると支払い期間・支払い額・手数料の違いです。

それぞれの違いを理解し、自分に合った支払い方法を選択してください。

リボ払い 分割払い
支払い期間 残高を返済し終えるまで 自分で設定した支払い回数
支払い額 設定した毎月一定額 支払い回数によって変動
手数料 残高にかかる 1件ごとにかかる

1.支払い期間が違う

リボ払いと分割払いでは、支払い期間が異なります。

リボ払いでは利用残高と毎月の支払金額によって支払い期間は大きく変動し、分割払いでは支払い回数を指定することで、返済期間が決定します。

【20万円の買い物をした場合】

リボ払い 分割払い
月々の支払希望額を4,000円に設定すると50回で支払完了 30回払いに指定すると30回で支払完了
月々の支払希望額7,000円に設定すると29回払いで支払完了 15回払いに指定すると15回で支払完了

それぞれの特徴をチェックし、どちらを利用するか決めていきましょう。

リボ払いの支払い期間は利用残高と毎月の支払金額によって変動する

リボ払いの支払い期間は、利用残高と毎月の支払金額によって変動します。利用金額が大きいほど支払い期間は長くなるのです。

支払い期間を自由に設定することはできず、毎月の支払い金額のみ決まっているため、残高を払い終えるまで支払い期間は続きます。返済期間を短縮するためには、お金に余裕があるタイミングで、まとめて支払うとよいでしょう。

分割払いの支払い期間は指定した支払い回数分

分割払いの支払い期間は、あらかじめ指定した支払い回数に応じて決まります

カード会社によって異なりますが、3・5・10・20・30・36回など、分割できる回数があります。例えば、支払い回数を5回にしたのであれば、支払い期間は5ヶ月になるということです。支払い総額や毎月返済できる金額に応じて回数を決定することで、支払い期間も決まります。

なおリボ払いと同様に、分割払いでも繰り上げ返済できるケースもありますが、繰り上げ返済に対応していない金融機関もあります。返済期間を短縮したい場合、利用する金融機関の公式サイトやマイページで繰り上げ返済が可能かどうかをチェックしましょう。

2.支払い額が違う

リボ払いと分割払いでは、支払い額の考え方が異なります。

リボ払いは毎月自分で決めた金額を支払えますが、分割払いは分割回数によって金額が異なります。

【20万円の買い物をした場合】

支払方法 リボ払い
(残高スライド方式・実質年率15.00%)
分割払い
(実質年率12.25%~15.00%)
月々の支払希望額45,000円に設定 5回払いに設定
支払1回目 47,500円
(元金45,000円+手数料2,500円)
41,360円
(元金39,092円+手数料2,268円)
支払2回目 46,937円
(元金45,000円+手数料1,937円)
41,360円
(元金39,547円+手数料1,813円)
支払3回目 46,375円
(元金45,000円+手数料1,375円)
41,360円
(元金40,000円+手数料1,360円)
支払4回目 45,812円
(元金45,000円+手数料812円)
41,360円
(元金40,454円+手数料906円)
支払5回目 20,250円
(元金20,000円+手数料250円)
41,360円
(元金40,907円+手数料453円)
支払総額 20万6,874円 20万6,800円

参考:ショッピングリボ払い返済シミュレーション|楽天カード
参考:分割払い返済シミュレーション|楽天カード

上記は、リボ払い、分割払いともに5回で支払いが終了する設定内容ですが、月々の支払い金額が異なることがわかります。

ただし、支払総額は74円しか変わらないため、トータルの負担はほとんど変わりません。

自分が毎月支払える金額を把握し、適した支払い方法を選ぶとよいでしょう。

リボ払いの毎月の支払い額は事前に設定した一定の金額

リボ払いの場合、毎月の支払い額は事前に設定した一定の金額です。

支払い回数が増えれば手数料が発生しますが、毎月定額を支払うだけで済むため、収入に応じた返済計画を立てやすくなります。

例えば、定額方式・元金定額方式を選択し毎月の支払いを20,000円と設定すると、20,000円+手数料しか支払いは発生しません。

手数料を考慮したうえで、毎月定額を返済したい人は、リボ払いが選択肢に入るでしょう。

分割払いの毎月の支払い額は返済回数によって変動する

分割払いの場合、毎月の支払い額は分割回数によって変動します。

分割回数が多ければ1回の支払い額は少なく済みますが、分割回数を少なく設定すると一度に支払う金額は多くなります。

例えば実質年率15.00%のカードで10万円の買い物をした場合、以下表のように5回払いと3回払いでは毎月の支払金額に10,000円以上の差が生まれるのです。

【10万円の買い物(実質年率15.00%)】

支払回数(期間) 5回(5ヶ月) 3回(3ヶ月)
月の支払額
(元金+手数料)
20,533〜20,795円 33,947円〜34,170円
支払額合計
(手数料合計)
10万3,557円
(3,557円)
10万2,286円
(2,286円)

参考:ショッピング分割払いのシミュレーション|JCB

支払い期間をできるだけ短くしたいなら回数を少なめに設定し、支払い期間が長くなっても月々支払う金額を抑えたい場合は多めの回数に設定しましょう。

3.手数料が違う

手数料もリボ払いと分割払いで異なります

リボ払いは、利用残高の合計に対して手数料がかかります。

一方、分割払いは1件ごとに手数料がかかります。

10万円の買い物をした場合
支払方法 リボ払い
(残高スライド方式・実質年率15.00%)
分割払い
(実質年率12.25%~15.00%)
月々の支払希望額:5,000円(全20回) 支払回数:20回
手数料合計 13,120円 13,600円

参考:ショッピングリボ払い返済シミュレーション|楽天カード
参考:分割払い返済シミュレーション|楽天カード

リボ払い、分割払いのどちらを利用する場合でも、手数料はしっかり計算しましょう。

手数料を甘くみると、返済計画が崩れるケースもあります。

リボ払いでは利用残高の合計に対して手数料がかかる

リボ払いの場合、利用残高の合計に対して手数料がかかります

例えば、20万円の買い物をして実質年率15.00%・元金定額方式で毎月の支払いは10,000円とします。計算すると、手数料は合計で25,862円です。

手数料は、支払い方法を定額式と残高スライド式のどちらを選ぶかで異なります。

そのため、上記の条件で支払い方式を残高スライド方式に変更すると、手数料の合計は16,479円となります。

20万円の買い物(実質年率15.00%・元金10,000円に設定)
支払い方式 元金定額方式 残高スライド方式
手数料合計 25,862円 16,479円

参考:ショッピングリボ払いのシミュレーション|JCB

なお、カード会社によって実質年率も異なるため、上記はあくまで参考程度にしてください。

分割払いでは1件ごとに手数料がかかる

分割払いの場合、1件ごとに手数料がかかります

例えば、50,000円の商品を購入し、毎月10,000円で5回分割払いをしたとします。実質年率が15%とすると、手数料は1,777円です。

一般的には、分割払いのほうがリボ払いに比べて手数料が安いケースがほとんどです。ただ、分割回数によっては、分割払いが高くつく場合もあります。

10万円をリボ払いする場合の返済シミュレーション

リボ払いを利用する前にシミュレーションすると、返済計画や出費の見直しに役立ちます。

定額方式・残高スライド方式に分けてシミュレーションしています。ぜひ、利用時の参考にしてください。

シミュレーションするユーザー事例

家電量販店で10万円のパソコンを購入予定。
費用を抑えて少しでも短いスパンで支払いを終えたいため、できれば一括で支払いたい。

しかし先日15万円ほどの冷蔵庫を一括払いで購入したため、今回は支払い時にリボ払いを指定する予定。

定額方式で払う場合と、残高スライド方式で支払う場合の月々の支払い額を計算してから検討することとした。

定額方式の場合の返済シミュレーション

【条件:利用金額10万円、実質年率15.0%】

【月々の支払い金額】 手数料 支払い合計額
10,000円の場合 6,689円 10万6,689円
20,000円の場合 3,548円 10万3,548円
30,000円の場合 2,538円 10万2,538円

参考:ショッピングリボ払いのシミュレーション|JCB

上記シミュレーションから、月々の支払い金額が高いほど手数料が少なく済むことがわかります。

JCB公式サイトのシミュレーションは、定額方式のなかでも元金定額方式を採用しているため、元利定額方式の場合は上記の表以上に手数料がかかるでしょう。

利用金額が高くなるほど、手数料の差は無視できなくなります。

一括払いに近い費用かつ少しでも短いスパンで支払いを終えたいなら、支払金額を30,000円以上に設定することで手数料を抑え、支払回数を3〜4回程度で済ませるとよいでしょう。

残高スライド方式の場合の返済シミュレーション

【条件:利用金額10万円、実質年率15.0%、支払元金10,000円】

【月々の支払い金額】 手数料 支払い合計額
指定不可 6,689円 10万6,689円
支払い日 支払い元金 手数料 月々の支払い総額 残高
2022年5月10日 10,000円 1,027円 11,027円 90,000円
2022年6月10日 10,000円 1,146円 11,146円 80,000円
2022年7月10日 10,000円 986円 10,986円 70,000円
2022年8月10日 10,000円 891円 10,891円 60,000円
2022年9月10日 10,000円 764円 10,764円 50,000円
2022年10月10日 10,000円 616円 10,616円 40,000円
2022年11月10日 10,000円 509円 10,509円 30,000円
2022年12月10日 10,000円 369円 10,369円 20,000円
2023年1月10日 10,000円 254円 10,254円 10,000円
2023年2月10日 10,000円 127円 10,127円 0円

残高スライド方式の場合、毎月の支払い額は設定できず、残高に応じて支払い額が設定されます。シミュレーションをみてみると、支払いを始めた2022年6月10日から、支払金額は少しずつ減少していることがわかります。

しかし、毎月の支払額の設定が不可能なため、自分の意思で手数料を抑えることはできません。費用を抑えて少しでも短いスパンで支払いを終えたいなら、定額方式で支払いをしたほうがよさそうです。

リボ払いの危険性は?返済トラブルで怖い思いをする前に確認すべきこと

リボ払いは毎月の支払い金額を定額にできる反面、注意しなければトラブルの原因になる場合があります。

とくにリボ払いは月々の支払い金額を安く設定できるため、手数料を考慮せずに月々の支払い額を安くすると、返済期間が長引いてしまいます。

利用する前に、手数料など利用上の注意点を確認しておきましょう。

  • 解除しても残高が残っている場合は支払いが続く
  • 支払いができないとカードの利用停止や残高一括請求も
  • 過払い金発生の可能性がある
  • 気付かないうちにリボ払いしている可能性がある

解除しても残高が残っている場合は支払いが続く

クレジットカードの自動リボ払い設定を解除しても、残高が残っている場合は支払いが続きます

クレジットカードやリボ払い専用カードには、すべての支払いがリボ払いになる「自動リボ設定」が存在します。自動リボ設定を解除した場合でも、解除前に生じた残高の支払い方法はリボ払いです。

自動リボ設定を解除しても一括払いにはならないため、繰り上げ返済など対処が必要です。あらかじめ支払方法、利用規約、利用明細などを確認してください。

もし対処しない場合、支払いを続けているのに返済が終わらない事態になるため注意しましょう。

支払いができないとカードの利用停止や残高一括請求も

リボ払いの返済が滞ると、カードの利用停止や残高の一括請求をされることがあります。

結果、以下のように生活へ影響が生じるでしょう。

  • カードの利用停止
  • 遅延金の発生
  • 電話などでの催促
  • ブラックリストの登録
  • 残高の一括請求
  • 裁判所からの催促や差し押さえ請求

クレジットカードを作ったりローンを組んだりするとき、顧客の個人情報が信用情報機関に登録されます。一定期間返済が滞ったり破産したりすると事故情報として登録されますが、その情報がブラックリストと呼ばれるものです。

事故情報に登録されると一定期間の借入制限を受けることになり、住宅ローンを借りられない、クレジットカードを作れないなどの悪影響が生じます。

リボ払いは毎月の負担を減らせる半面、手数料の実感が少なく、使いすぎることがあります。支払いを滞納すると生活に支障が出るため、支払いが難しくなる前に法テラスや弁護士など専門家に相談する必要があるでしょう。

グレーゾーン金利による過払い金発生の可能性がある

過去にリボ払いを利用した人には、過払い金が発生している可能性があります。

過払い金はすべてのリボ払いに発生するわけではなく、次の2つの条件があります。

過払い金が発生する可能性が高いのは、以下に当てはまる人です。

  • 2010年(平成22年)6月17日以前に借入を開始した
  • 借金を完済してから10年以内

平成22年6月18日以降にリボ払いを利用している人は、過払い金が発生するケースはほとんどありません。過払い金は過去の制度によって発生したもので、利息制限法の上限金利15%~20%を超える金利で利用した人に限られます。

消費者金融やクレジットカード会社では、出資法が2010年(平成22年)6月18日に制度改正されるまで、実質年率が20%を超える高い金利で貸付をしていました。これは改正前の出資法の上限金利は29.2%であったためです。

利息制限法の上限金利を超え、出資法の上限を下回る金利を「グレーゾーン金利」といいます。

出資法の改正により上限金利が20%になったことで、グレーゾーン金利に設定する貸金業者はいなくなりました。そしてグレーゾーン金利で借入をしていた人は、払いすぎた利息を過払い金として返還請求が可能です。

過払い金については、弁護士や司法書士に相談できます。

出資法が改正される2010年(平成22年)2010年6月17日以前にリボ払いを利用した可能性がある方は、過払い金の手続きや請求額の計算などを依頼してみてはいかがでしょうか。

気付かないうちにリボ払いしている可能性がある

クレジットカードは注意して利用しないと、気付かないうちにリボ払い設定になっていることがあります。

例えば以下のようなケースでは、一括払いにしたつもりでもリボ払いとなることがあります。

  • 誤ってリボ払い専用のカードで決済をした
  • 過去に自動リボ払い設定にしたことを忘れて決済した など

最近では、クレジットカードの年間手数料が割引になるかわりに、リボ払い設定が条件になっているケースもあります。

例)三井住友カード:マイ・ペイすリボ
年1回以上リボ払い手数料の支払いがある場合、年会費が無料または半額になる

意図せずリボ払い設定になっていると残高が増えるリスクがあるため、カード作成時に設定を確認しましょう。

リボ払いの解除手続きをする方法

リボ払いを利用している人で、途中で利用をやめたい人もいるでしょう。

設定の解除方法は、利用しているカード会社によって異なります。利用しているカード会社の公式サイトを確認し、手順に従ってください。

リボ払いを解除すると「年会費の支払いが発生」「ポイント還元率が下がる」といったように、特典が利用できなくなることがあります。

条件をよく確認したうえで手続きしましょう。

1.Webサイトの会員ページから解除

リボ払いの解除は、多くのカード会社でWebサイトから簡単にできます。

手順はカード会社によって異なりますが、今回は有名なカード会社5つの解除方法をまとめました。

カード会社名 方法
三井住友VISAカード
マイ・ペイすリボ
インターネットサービス「Vpass」より手続き
楽天カード
自動リボ
楽天e-NAVIから手続き
JCBカード
スマリボ
会員専用Webサービス「MyJCB」から手続き
セゾンカード
リボ宣言
会員専用インターネットサービス「Netアンサー」から手続き
またはアプリの「セゾンPortal」から手続き
イオンカード
まとめてリボ
イオンウォレット・暮らしのマネーサイトから手続き

※上記手続き方法は、2022年3月現在のものです。

電話でないと解除できない場合では億劫になりやすいですが、Webサイト上で手続きができるなら思い立ったときに解除できるのはうれしいポイントです。

とくに、電話はなかなか繋がりにくいというトラブルも起こりやすいので、解除を希望するならWebサイトでの手続きをおすすめします。

2.電話で解除

カード会社によっては、電話でのリボ払い解除に対応しています。Webサイトと同じカード会社について調査しました。

カード会社名 手順
三井住友VISAカード 電話対応なし
楽天カード 電話対応なし
JCBカード JCBショッピングお支払い方法変更テレホンサービス
0120-802-570
セゾンカード 【リボ宣言】
0120-24-8376
イオンカード 【まとめてリボ】
0120-778-575

調査してみると、ほかのカード会社でもWebサイトからの申込のみ対応で、電話対応をしていないケースがありました。

とくにWebサイトからの申込に慣れていない人は、カード作成時に変更方法を確認し、電話で変更できる業者を選んでください

リボ払いはヤバいうえにデメリットしかない?解決策をチェック

リボ払いについて調べていると、手数料の高さや借金のリスクなど、デメリットも見つかります。

たしかに、利用方法に注意しないとトラブルが発生する可能性もあります。しかし、しっかり対策することでデメリットを軽減できるでしょう。

【リボ払いのデメリット】

  • 手数料が高い傾向にある
  • 使い方によっては多額の借金となる可能性も

手数料が高い

リボ払いのデメリットに、手数料の高さがあります。

リボ払いの手数料は、分割払いより高く設定されているケースがほとんどです。なお実質年率の相場は、リボ払いが15.00%であるのに対し、分割払いは年12.50%〜15.00%です。

手数料は毎月の支払いにプラスされるため、通帳を見ても支払っている実感が湧きにくく、気が付かない間に支払いが長期化することがあります。

利用金額によっては、一括払い・2回払い・ボーナス払いなど手数料が無料になる支払い方法を選択するとよいでしょう。

使い方によっては多額の借金となるおそれも

リボ払いは使い方によっては、多額の借金になるおそれもあります。

注意しなければ、手数料や利用残高が意外に多額となっていることに気付きにくいため、定期的に利用金額や返済計画を見直しましょう。

【使い方によって多額の借金になりえる原因】

  • お金を使っているという意識が薄れやすい
  • 手数料や利用残高が膨らんでも気づきにくい
  • 返済期間が長期化しやすい

お金を使っているという意識が薄れやすい

リボ払いは、お金を使っている意識が薄れやすいものです。

毎月同額を支払うため、利用残高が減っているか増えているかわかりにくく、つい使いすぎるリスクがあります。分割払いであれば、リボ払いより手数料が低いことが多く、分割回数が決まっているため借金が増えている実感が湧きやすいでしょう。

会計の際、はじめから分割払いを選び、リボ払いでの決済を控えることをおすすめします。

クレジットカードの支払い方法がリボ払いに設定されている人は、残高を減らすように努め、無理のない範囲で繰り上げ返済をしましょう。

手数料や利用残高が膨らんでも気づきにくい

リボ払いは、毎月の支払い金額が同じため、手数料や利用残高が膨らんでも気付きにくいデメリットもあります。

毎月の支払い金額を低く設定している場合、利用残高が減るスピードは遅くなりがちです。

リボ払いを繰り返すことで、気が付かない間に利用残高が膨らんでいるケースもあります。定期的に利用残高を確認する、もしくは利用前に返済計画を念入りに立てるとよいでしょう。

返済期間が長期化するため返済が終わらない

リボ払いは、手数料の関係で返済期間が長期化しやすいものです。

メリットは毎月同額返済できる点ですが、リボ払いの支払い方式によっては手数料が高額になることで利用残高が減りにくく、返済が長期化することがあります。

返済が長期化すると、返済計画の見直しも必要です。場合によっては、返済している最中に別の支払いが発生し、利用残高が増えてしまうことも考えられます。

利用残高が増えてしまえば、借金が膨らむことになり、返済が難しくなってしまうでしょう。返済期間を短縮するためには、お金に余裕があるタイミングで繰り上げ返済したり、毎月の支払い額をアップしたりするとよいでしょう。

リボ払いのメリット

リボ払いのデメリットばかり目がいきがちですが、支払いを分散でき家計管理がしやすいメリットもあります。

リボ払いを検討するなら、メリット・デメリットの両方を確認しておきましょう。

【リボ払いを選ぶメリット】

  • 毎月一定額の支払いのため家計管理がしやすい
  • 高額な買い物でも購入時に支払わなくてよい
  • いつでも繰り上げ返済できる

毎月一定額の支払いのため家計管理がしやすい

リボ払いは、毎月一定額の支払いを行うため、家計管理がしやすい支払方法です

返済金額が毎月変動する場合、その都度返済金額の確認やお金の使い方を考えなければいけません。

例えば分割払いの場合では、支払金額を何回払いにするか決めることで月の支払額が決定する仕組みのため、利用回数や利用金額に応じて毎月の返済額が上下します。対してリボ払いでは、支払金額を月いくら返済していくかを決定する仕組みのため、月々の返済額がいくらなのかがはっきりしています。

たとえ、クレジットカードの利用総額が50,000円・10万円であっても、毎月の支払額を30,000円に設定していれば、それ以上支払う必要はありません。

毎月一定額を支払う方法のため、返済のお金を考慮して家計管理がしやすいのです。

高額な買い物でも支払いを分散できる

数十万円の高額な買い物をしても、リボ払いの利用で支払いを分散できます。

なお、分割払いも支払いを分散する方法ですが、リボ払いの場合は毎月の支払額が固定となる点が異なります。高額なものが必要になっても手元にまとまったお金がない場合、購入を控える人もいるでしょう。

一括払いでは、数十万円が1〜2ヶ月後に一気に引き落とされてしまいます。一方、リボ払いを使えば、数十万円の高額な買い物でも、設定した定額分(数千円から設定できる)を支払えば購入可能です。

いつでも繰り上げ返済できる

リボ払いは、いつでも繰り上げ返済ができます

お金に余裕が出てきた場合、無理に一定額の支払いにこだわる必要はありません。ボーナスのようなまとまった収入があったタイミングで繰り上げ返済することで、手数料の負担も軽くなり、支払総額を抑えられます。

繰り上げ返済は、銀行やATMなどから手軽に手続きが可能です。

リボ払いは上手な使い方をできる人が利用しよう

リボ払いはメリット・デメリットがあるため、万人におすすめできる支払い方法ではありません。お金の使い道を管理でき、返済計画が立てられる人であれば、リボ払いを検討する価値はあるでしょう。

リボ払いを選択してもよいのは以下に当てはまる人です。

  • 急な出費が必要になったときだけに限定できる人
  • 毎月の明細をチェックして管理できる人
  • 数回で返済できる用途に使いたい人
  • 月々の生活状況にあわせて毎月の返済額を増額または減額したい人

急な出費が必要になったときだけに限定できる人

急な出費が必要になったときだけ利用できる人であれば、リボ払いを選択するのもよい方法です。

リボ払いを普段使いで使用してしまうと、長期間返済が完了せず借金が減らない状態におちいってしまう恐れがあります。

例えば、仕事でどうしても必要な車のエンジンが故障し、エンジン交換で50万円もの費用が必要なときはリボ払いを利用するのもひとつの手段です。

一方、無計画に高額な商品を購入するためにリボ払いを利用するのは控えましょう。お気に入りのブランド物のバッグや服を見つけるとつい手が出てしまう、ウィンドウショッピングのつもりが思わず買ってしまうことが多い、という人は要注意です。

リボ払いでの決済を多用し、利用残高が増えるほどに支払う手数料も高額になっていきます。返済が著しく困難な状況にならないためにも、本当に必要なときだけリボ払いを利用するように意識しましょう。

毎月の明細をチェックして管理できる人

毎月の明細をチェックし管理できる人であれば、リボ払いを利用してもよいでしょう。

毎月定額の支払いで済む半面、高額な手数料に気付きにくく、返済が長期化することも少なくありません。銀行口座の残高だけでなく、カード会社からの明細も毎月チェックできるかどうかもポイントとなります。

たまに銀行口座の通帳を見て、以下のように感じたことのある人は要注意です。

  • 現在口座にいくら残っているのか把握できていない
  • 毎月引かれている金額の内容を理解できていない

万が一返済が滞れば、ブラックリストに登録されてカードが利用停止となったり、残高を一括請求されたりするおそれもあります。

毎月明細や口座の残金を確認し、返済額や利用残高を確認できる人であれば、計画的に返済できるでしょう。

数回で返済できる用途に使いたい人

リボ払いを数回で返済できる用途で使用したい場合は、比較的低リスクで利用できるはずです。返済期間が長くなれば手数料の負担が増えるため、毎月の支払いを少なく設定しすぎるとリスクがあります。

例えば楽天カードで10万円の買い物をして、残高スライド方式・実質年率15.00%で5,000円ずつ返済していく契約にすると、支払に20回(2年弱)かかることになります。

しかし、10万円の買い物に対して月20,000円の支払いとするなら、全部で5回、半年かからずに返済が可能です。また、おまとめ払いを利用して、半年以内に支払完了できる場合もあるでしょう。

数回で返済できるのであれば手数料も問題になりにくいはずです。

「いま口座にお金がないからリボ払いしよう」ではなく、「〇〇円ずつの支払なら◯回で終わるから返せそう」と計画的に返済していける人は、リボ払いを選択しても返済できないというトラブルも起きにくいでしょう。

リボ払いのまとめ

リボ払いは毎月一定額を支払う方法です。そのため高額な買い物でも、無理のない金額を設定することで家計管理がしやすいというメリットがあります。

一方で、リボ払いには利用金額に応じた手数料の支払いが発生するため、無計画に利用すると返済が困難になるかもしれません。

そのため、リボ払いの利用は以下のような人に限定しましょう。

  • 急な出費が必要になった人
  • 毎月の明細をチェックし口座の残高を把握できる人
  • 数回で返済できる用途に使える人

手数料を抑えたい、支払い期間を短くしたいといった場合には、リボ払いではなく、あらかじめ分割払いを選択するのも手段のひとつです。なお、すでにリボ払いを選んでいる場合は、積極的に繰り上げ返済することを検討してみてください。

クレジットカードの決済手段をリボ払いに設定している人は、リボ払いの設定を解除し、必要なときだけリボ払いや分割払いを選択する方法に変えることで、計画的に利用できるでしょう。

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