コラム
洋服代などファッションにかけるお金は月平均5,141円!男女・年代別に1,200人調査

セールの時期や季節の変わり目に購入することで増える洋服代。
男女・年代ごとにファッションにかけるお金に違いはあるのでしょうか。
そこで、洋服をはじめバッグや靴など、ファッションにかけるお金について1,200人に調査。
その結果、男女・年代別の傾向が見えてきました。
本記事で紹介しているデータは、本調査のアンケート結果から算出した平均などの値です。支出状況は個人差があるので、あくまで参考としてご利用ください。
またファッション代=洋服代+ファッションアイテム代(靴やバッグなど)の合計と定義し、年間の費用から月の平均を割り出しています。
※記載の数値は、特に注記がない限り小数点以下を四捨五入しています
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洋服などファッションにかけるお金の月平均は5,141円!男性は5,320円で女性は4,962円
洋服などファッションにかけるお金の月平均は5,141円でした。
男女別の月平均は、男性が5,320円で女性が4,962円と、男性の方がファッションにかけるお金の平均は高いという結果になりました。
年代別に詳しく見ると、もっとも平均値が高いのは40代男性で月6,627円でした。
調査の結果では、男性は年代が上がるごとに洋服にかけるお金が増え、女性は逆に年代が上がるごとに洋服代が少なくなるという傾向が見えました。

調査では、年間の洋服代とファッションアイテム(※)の購入費を質問し、年間の費用をもとに1カ月あたりの平均を算出しています。
年間平均は女性の洋服代が40,942円、ファッションアイテムの購入費が18,600円という結果に。男性は洋服代38,349円、ファッションアイテムの購入費が25,476円でした。
ファッションアイテムの購入代は女性よりも男性代の方が多く、結果ファッションにかけるお金は男性の方が多いという結果になりました。
※ファッションアイテムには、靴、バッグ、帽子、ベルト、スカーフ・ストール、マフラー・スヌード、メガネ・サングラス、靴下、手袋を含みます。
調査対象:20代、30代、40代の男女各200人、合計1,200人
調査地域:全国
調査期間:2023年7月28日~8月1日
調査主体:MoneyGeek編集部
調査委託先:アイブリッジ株式会社
女性のファッション代は月平均4,962円!洋服代は年代が上がるごとに減少
洋服代とファッションアイテムの購入費を合計した1カ月あたりのファッション代は、女性全体の平均で4,962円でした。
年代別に見ると、ファッション代が一番高いのは30代が5,232円で、20代が5,074円、40代が4,580円と続きました。
内訳を見てみましょう。
女性の洋服代は月平均3,412円!年間で平均40,942円を洋服にかけている
女性の洋服代だけを見ると、全年代の平均は年間40,942円で1カ月あたり3,412円でした。
年代別では、20代が年間43,713円(月3,643円)、30代が年間41,400円(月3,450円)、40代が年間37,713円(月3,143円)でした。女性の洋服代は、年代が上がるごとに平均値が減少していることが明らかになりました。

洋服を選ぶときに値札を見て、「この値段なら買おう」という目安がみなさんそれぞれにあるのではないのでしょうか。
そんな購入の目安となる洋服1点あたりの価格帯を聞いたところ、どの年代も「3,000~6,000円未満」の割合が高く、「3,000円未満」が続きます。
洋服代が一番少ない40代女性は「3,000円未満」と「3,000~6,000円未満」が同率の35%で、低めの価格帯に分布していました。
40代女性の洋服代が低いのは、購入する洋服がプチプラ傾向になっているからだとわかります。
女性のファッションアイテム代は年間平均18,600円!洋服代が高かった20代女性はアイテム代は低め
洋服以外のファッションアイテム代の年間の平均は、女性全体で18,600円でした。
年代別に見ると30代の21,388円がもっとも高く、次が40代女性の17,238円。
洋服代だけでは一番高かった20代は17,175円で、ファッションアイテムにかける金額は一番低いという結果になりました。
20代はアイテムよりも服そのものにお金をかけたいようです。

洋服も含め、ファッションの中で一番こだわりたい(お金をかけたい)アイテムは何なのかについても質問しました。
回答を見ると、女性はどの世代も「トップス」にこだわりたい人が一番多いことがわかりました。
年代別ファッションで一番こだわりたいアイテム ※()は回答数
トップス(77) | トップス(76) | トップス(68) | |
ボトムス(51) | アウター(33) | ボトムス(44) | |
アウター(28) | ボトムス(32) | アウター(38) | |
カバン(21) | カバン(26) | 靴(24) | |
靴(17) | 靴(25) | カバン(18) |
男性のファッション代は月平均5,320円!年代が上がると高額をかける層が出てくる
洋服代とファッションアイテムの購入費を合計した1カ月あたりのファッション代は、男性全体の平均で5,320円と女性全体の平均よりも高い金額になりました。
年代別に見ると、20代が3,434円、30代が5,897円、40代が6,627円と年代順に平均額も上がっていました。
40代男性の1カ月のファッション代6,627円は、男女・年代別のすべての中でもっとも高い金額です。
男性の洋服代は月平均3,196円!年間で平均38,349円を洋服にかけている
男性全体の洋服代の平均は年間38,349円で、1カ月あたり3,196円でした。
年代別に見ると、20代が年間24,510円(月2,043円)、30代が年間42,488円(月3,541円)、40代が年間48,028円(月4,002円)でした。
女性の3つの年代がすべて3,000円台だったことに比べ、年代ごとに大きな開きがあるのが男性の特徴です。
購入金額帯の分布を詳しく見ると、さらなる特徴が見えてきます。

年間の洋服代を見ると、40代は「5,000円未満」と「5,000~10,000円未満」を合わせた割合が31%で、30代よりも高くなっています。
さらに、40代の洋服代は「10万円以上」の割合が合計14%と、ほかの年代と比べて極めて高くなっています。
つまり、40代男性は年代全体の購入金額が高くなっているのではなく、洋服に高額をかける層が平均値を押し上げていることがわかります。
また、洋服1点あたりの価格帯は男性のすべての年代で「3,000~6,000円未満」が一番多く、30%以上を占めていました。これは、女性も同じです。
しかし2番目に多い価格帯については、女性はもっとも低い価格帯の「3,000円未満」だったことに対して、男性は「6,000~10,000円未満」でした。
男性の方が女性よりもやや良いものを身に着けているといえます。
男性のファッションアイテムの購入費は年間平均25,476円!年代が上がるごとに金額も上がる
洋服以外のファッションアイテムの年間購入費用は男性全体で平均25,476円でした。
男性の場合、洋服代とともに年代が上がるほどに平均額が上がり、高い方から40代が31,495円、30代が28,275円、20代が16,688円の順でした。
内訳を見ると、40代男性はファッションアイテムにかける費用も、洋服代同様にお金をかける層とそうでない層が分かれていました。

定番アイテムを選んだりフリマアプリを活用!ファッション代を節約するためのみんなの工夫
調査では、ファッション代を節約する工夫についても聞きました。
もっとも多い意見は、男女・年代を問わず「セールで服を買う」が圧倒的でした。
それ以外の工夫として、みなさんから寄せられたコメントを紹介します。
- アウターなどは品質を重視して長く着る(20代女性)
- 古着屋で購入する(20代女性)
- ネットとリアル店舗のどちらが安いか比較してから買う(30代女性)
- フリマアプリで失敗したことがあるので古着屋で実物を見て買う(30代女性)
- 買ったもののあまり着ない服は早いうちに売る(40代女性)
- 基本は安くて着回しがきく服をベースにして小物でアクセントをつける(40代女性)
- セール期間中でも、気に入ったものがあったときのみ買う(20代男性)
- 不要なものはフリマサイトで処分してから新しいものを買う(20代男性)
- 流行り物は避けて長く着られる定番のものを選ぶ(30代男性)
- 素材にこだわって長く着られるものを買う(40代男性)
- 必要なものだけを厳選する(40代男性)
ファッション代を節約する工夫
4分の1以上の人がフリマアプリを活用!20代女性の活用率がトップ
ファッション代を節約する工夫として、「不要なものはフリマアプリで売ってから新しいものを買う」というコメントが多く見られました。
そこで、フリマアプリの活用率をチェックしてみましょう。
洋服の処分方法についての設問では、メルカリや楽天ラクマ(旧フリル)などの「フリマアプリで売る」を選択した人は男性全体で24%、女性全体で29%でした。
女性の方が活用率は高めですが、男性も約4分の1の人がフリマアプリを利用していることがわかりました。

買うときにはなるべく安く、そして処分するときにはひと手間はかかりますがフリマアプリなどを活用し、次の買い物の資金源にするのが賢い方法のようです。
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MoneyGeek「洋服代などファッションにかけるお金は月平均5,141円!男女・年代別に1,200人調査」
今回は、20代、30代、40代の男女各200人、合計1,200人に洋服代やファッションにかけるお金について調査しました。
興味深かったのは、洋服代について男女で年代による動向が真逆になったことでした。
女性は若いほど洋服代にお金をかけているという結果でしたが、年代による平均額の差は男性ほど大きくありません。
男性は年代による金額差が大きいのですが、それだけでなく安くすませる層とお金とかける層の差が広がっています。
また、洋服を選ぶ際の1点あたりの予算感も男性の方がやや高めの傾向でした。 それでも、若い男性の方が洋服にかけるお金が少なく、1つのものを長く着られるように大切にするという傾向があることが、コメントから推察されました。
そして、新しいものを買うときには不要なものを売るという賢い行動をしているエピソードも。
今回は、特にフリマアプリの利用に着目しましたが、「古着屋に売る」という回答も約20%見られました。
節約の観点だけでなく、サステナブルな意味でも有効ですね。