「クレジットカードで支払える生活費って何があるの?」
「生活費をクレジットカードで支払うと、実際どのくらいお得になるの?」
クレジットカードで支払うとポイントが貯まるといっても、どのくらいお得になるのかイメージがつきにくいですよね。
そこで今回は、クレジットカードでどんな支払いができるのか、どのくらい生活費を節約できるのかを具体的に解説します。
ふだん使いでポイントがよく貯まる、生活費節約の助けになるおすすめのクレジットカードも紹介しますので、参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 光熱費・携帯の通信料・生命保険料などはクレジットカードで支払える
- クレジットカード払いなら毎月ポイントが貯まり節約にもつながる
- 自分の生活スタイルに合わせてポイントを貯めやすいカードを選ぶのがおすすめ
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目次
クレジットカードで支払える生活費の範囲は?
クレジットカードをあまり使っていない方は、まずはカードで何が支払えて何が支払えないのかを確認しておきましょう。
ここからは、クレジットカードで支払えるものと支払えないものについて具体的に解説します。
クレジットカードで払えるもの
クレジットカードで支払うことのできる生活費は以下のとおり、たいていのものは払えてしまいます。税金や国民年金の保険料は意外なところではないでしょうか。
- スーパー、ホームセンター
- コンビニ(一部、払えないものもあります)
- ガソリンスタンド
- 電気代、ガス代(水道代は一部自治体のみ)
- 通信料(固定電話、携帯電話、プロバイダ)
- 衣料品店
- 飲食店
- 娯楽費(カラオケボックス、映画館など)
- 新幹線・定期券
- タクシー代
- 生命保険・損害保険の保険料
- NHK受信料
- 税金(所得税、住民税、自動車税種別割、固定資産税など)
- ふるさと納税
- 国民年金の保険料
- 家賃
家賃はカードの種類や不動産会社によっては、クレジットカードで払えることがあります。公式サイトには、家賃のクレジットカード払いについて明記されていることもあります。
以下4枚は公式サイトにて、家賃払いで付与されるポイントについても記載されています。
クレジットカードで払えないもの
以下は、クレジットカードで支払えないことが多いです。
- 切手、印紙、公共料金の収納代行など(コンビニ)
- 電車賃(近距離の乗車券)
- バス代
- 理髪店・美容院
- 病院・診療所
- 自動販売機
病院や診療所は、規模の大きいところや高額な支払いが必要になる可能性のある歯科の自由診療などではカードが使えることが多いようです。
なお、電車賃やバス代についてはSuicaやPASMOなどの電子マネーにクレカでチャージすれば、間接的に支払うことが可能です。
Suica機能の付帯したクレジットカードを利用すれば、Suicaへのチャージでポイントを貯めることも出来ます。
ポイント付与の対象外となるものに注意
クレジットカードで支払うことができても、ポイント付与の対象外となるものもあるので注意が必要です。何がポイント付与の対象外となるかはカードによって違うので、新たにカードを作る場合は申し込みをする前に確認しておきましょう。
- 年会費
- カード再発行手数料
- 電子マネー・プリペイドカードへのチャージ
- 国民年金の保険料
- NHK受信料
- 寄付金
クレジットカードで生活費を支払うメリット
クレジットカードはサインや暗証番号の入力が面倒であまり使う気になれないという方もいるかもしれません。しかし、今はコンビニをはじめとして、一定の金額までこれらが不要なところも多くなっています。
クレジットカードで生活費を支払うことには以下のようなメリットがあるので、検討してみてください。
ポイントが貯まり生活費の節約になる
クレジットカードは、例えば「100円につき1ポイント」「1000円につき5ポイント」のように、利用金額に応じてポイントの還元を受けることができるものが多いです。
100円につき1ポイントが付与され、1ポイント=1円相当の場合、そのカードの「還元率」は1円÷100円×100=1.0%と計算します。
先述のとおりクレジットカードはたいていの生活費の支払いに使うことができるので、積極的に使うといくらくらいになるか、試算してみてください。
計算例
- 食費:3万円
- 交通費:3,000円
- 水道光熱費:8,000円
- 携帯電話代:5,000円
- 交際費(飲食店):6,000円
- コンビニ:7,000円
- 被服費:1万円
- 生命保険料:4,000円
- 合計:7万3,000円
生活費をクレジットカードで支払うとどのくらい生活費が節約できるのか、月間の利用金額とカードの還元率に応じたシミュレーションをすると以下のようになります。
月間ショッピング利用金額 | 付与されるポイント(カッコ内は年間) | ||
---|---|---|---|
還元率0.5% | 還元率1.0% | 還元率1.5% | |
5万円 | 250ポイント (3000ポイント) | 500ポイント (6000ポイント) | 750ポイント (9000ポイント) |
10万円 | 500ポイント (6000ポイント) | 1000ポイント (1万2000ポイント) | 1500ポイント (1万8000ポイント) |
20万円 | 1000ポイント (1万2000ポイント) | 2000ポイント (2万4000ポイント) | 3000ポイント (3万6000ポイント) |
メインカードを1枚決め、そのカードで集中して支払えば意外と多くのポイントを貯められるはずです。家賃をクレジットカード払いに対応していれば、さらに多くのポイントを貯められます。
1回払いや2回払い、ボーナス1回払いなら手数料もかかりません。使い過ぎには注意する必要がありますが、上手に使えばお得になります。
現金を使わなくてよい
キャッシュレス決済の手段はたくさんありますが、一番使われているのはクレジットカードというデータもあります。小銭の利用が減れば財布がふくらまなくてスマートなのもメリットです。
自動的に記録が残り、家計の管理がラクになる
現金で支払いをする場合、記録を残すにはレシートを保管しておいたり、家計簿をつけたりすることが必要です。しかし、クレジットカードは明細が発行されるので記録をつける手間がかかりません。
また、「マネーフォワード」などのサービスを利用すれば、明細が自動的に取り込まれて費目別に分類されるので、家計の管理に役立ちます。
ポイントが貯まる! 生活費の支払いにおすすめのクレジットカード9選
ここでは生活費の節約に役立つおすすめのカードを紹介します。
以下で紹介するカードはいずれも年会費が無料か、一定の条件を満たすと年会費が割引になります。自身の生活環境にあわせてぴったりのカードを探してみてください。
![]() 楽天カード |
![]() Amazon Mastercard |
![]() JCB CARD W |
![]() Orico Card THE POINT |
![]() JRE CARD |
![]() イオンカードセレクト |
![]() セブンカード・プラス |
![]() dカード |
![]() リクルートカード |
|
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年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 524円 ※初年度無料 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
還元率 | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 1.2% |
国際 ブランド |
![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
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![]() ![]() ![]() |
オンラインモール | 楽天ポイントモール | - | Oki Dokiランド | オリコモール | JRE MALL | イオンカードポイントモール | - | dカード ポイントUPモール | - |
詳細 | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
公式サイト | 申し込む | 申し込む | 申し込む | 申し込む | 申し込む | 申し込む | 申し込む | 申し込む | 申し込む |
※クレジット機能のみのカード、Suica・定期券付きのカードはVISAの
楽天市場を利用する人は楽天カードがおすすめ
楽天カード

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・AMERICAN EXPRESS・JCB |
楽天カード

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・AMERICAN EXPRESS・JCB |
楽天カードの通常還元率は1.0%ですが、楽天市場での買い物はポイントが最大で3倍になります。さらに、楽天グループの他のサービス(楽天モバイルや楽天銀行など)を併用すれば、最大で18倍にまでアップします。
楽天カードの活用で貯まったポイントは楽天ペイでも簡単に使えて便利なので、ポイントを「貯める」から「使う」の流れがとてもスムーズです。
AmazonヘビーユーザーにはAmazon Mastercardがおすすめ
Amazon Mastercard

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0~2.0% |
国際ブランド | Mastercard |
Amazon Mastercard

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0~2.0% |
国際ブランド | Mastercard |
Amazon Mastercardクラシックのアマゾンでの通常還元率は1.5%で、さらにAmazonプライム会員なら2%、と高めに設定されています。
Amazon Mastercardクラシックの利用で貯まるポイントはAmazonポイントなので、Amazonユーザーなら貯まったポイントを交換する手間がかからないのが特徴です。
39歳以下はJCB CARD Wカードがおすすめ
JCB CARD W

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%~10.5%※ |
国際ブランド | JCB |
JCB CARD W

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%~10.5%※ |
国際ブランド | JCB |
JCB CARD Wは、世界最大規模の顧客満足度調査・コンサルティング機関であるJ.D. パワーの年会費無料部門で満足度1位(2019年)を獲得したJCBカードの中の一種です。18歳から39歳までの方が入会でき、通常還元率は1%と高還元率となっています。
「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」(提携店)での買い物はポイントが2~10倍、オンラインモール「Oki Dokiランド」を経由した買い物は最大20倍になるので、興味のある方はよく使うお店が登録されていないか探してみましょう。
なお、女性向けの特典が追加された「JCB CARD W plus L」もあります。
いろいろなショッピングサイトを利用する人はOrico Card THE POINTがおすすめ
Orico Card THE POINT

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%~ |
国際ブランド | Mastercard・JCB |
Orico Card THE POINT

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%~ |
国際ブランド | Mastercard・JCB |
Orico Card THE POINTの通常還元率は1.0%ですが、オリコモールを経由した買い物については「オリコモールご利用分」(0.5%以上)と「特別加算」(0.5%)の2つが加わるため、合計で2%以上の還元になります(特別加算は対象外のショップあり)。
オリコモールにはAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングなど代表的なECサイトも登録されているので、2%還元の恩恵を受けられる方も多いはずです。
貯まったポイントは500ポイントからAmazonギフト券やTポイント、楽天ポイントなど使いやすいものに交換ができるので、使い道に困ることもないでしょう。なお、入会後6ヵ月間は一般のショッピングも還元率が2%となります。
JRの駅ビルやSuicaをよく使う人はJRE CARDがおすすめ
JRE CARD

年会費 | 524円(税込)* |
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還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
JRE CARD

年会費 | 524円(税込)* |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
JRE CARDは「JRE CARD優待店」やオンラインモール「JRE MALL」での買い物については3.5%という高い還元率が適用されます。また、「JRE POINT加盟店」での買い物と、Suicaへのチャージは1.5%が還元されます。
そのため、これらの店舗をよく利用する方やSuicaで買い物をする習慣のある方はメリットが大きいです。
貯まったポイントはSuicaにチャージできるので、普段からSuicaで交通機関を利用する方なら無駄なく使えます。JR東日本の管内にお住まいなら検討したいカードといえるでしょう。
イオンによく行く人はイオンカードセレクトがおすすめ
イオンカードセレクト

年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.5~1.0% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
イオンカードセレクト

年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.5~1.0% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
イオンカードセレクトの会員になると、イオングループの対象店舗(イオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュなど)の買い物については200円につき2ポイント(1.0%)が還元されます。
また、毎月20日・30日の「お客様感謝デー」は対象店舗での買い物が5%オフになります。
イオンカードセレクトは利用実績を積み、一定の基準を満たすとゴールドカード(年会費無料)のインビテーションを受けることができます。メインカードとして利用していれば、いつかゴールドカードを持てるかもしれないという楽しみもあるお得なカードです。
セブン&アイグループのお店を使う人はセブンカード・プラスがおすすめ
セブンカード・プラス

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB |
セブンカード・プラス

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB |
セブンカード・プラスの通常還元率は0.5%(200円につき1ポイント)ですが、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなど対象店で使う場合は2ポイントになったり、ボーナスポイントがもらえたりするのが特徴です。nanacoにチャージした分についても0.5%のポイントが貯まります。
また、イトーヨーカドーでの買い物は、8のつく日は5%オフとなります。普段からイトーヨーカドーやセブン&アイグループの店舗をよく利用する方なら、nanacoと上手に併用するとメリットの大きいカードです。
ドコモ・ahamoユーザーはdカードがおすすめ
dカード

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA・Mastercard |
dカード

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | VISA・Mastercard |
NTTドコモのクレジットカードであるdカードは基本の還元率が1.0%と高めに設定されています。dポイントはドコモの携帯料金に充てることもできるので、ドコモユーザーには便利なカードです。
さらに、dカード特約店で利用する場合や「dカード ポイントUPモール」を経由した場合も、1.0%の還元の他に加盟店ごとのポイントが加算されます。
ドコモユーザーならdカード GOLDにアップグレードすると携帯電話の利用代金について10%の還元を受けられるので、ゴールドカードの利用も視野に入れて検討してみてください。
Pontaポイントを貯めている人にはリクルートカードがおすすめ
リクルートカード

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.2% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
リクルートカード

年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.2% |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
リクルートカードは、基本の還元率が1.2%に設定されています。さらに、じゃらんでの宿泊予約やHot Pepper Beautyは3.2%の還元を受けることができます。
貯まったポイントの使い道はたくさん用意されていますが、Pontaポイントに交換するとローソンをはじめとした身近な店舗で利用することができて便利です。
ポイントで節約!クレジットカードの選び方
生活費をクレジットカードで支払うと、その分のポイントが貯まるので節約にもつながります。自分の生活スタイルでポイントが貯めやすいカードを選びましょう。
以下4点がカードを選ぶときの決め手になってきます。
年会費
クレジットカードの年会費は10万円を超える高額なものもありますが、無料のカードでも十分に役立ちます。生活費の節約が目的なら、まずは無料のものを検討してみてください。
なお、特に条件なしでずっと無料のものもあれば、一定の条件(※)を満たすと無料になるものもあります。条件が必要なものを使うときは、その条件を継続して満たせるかどうかに注目してください。
また、年会費が有料のものを選ぶ場合は、それに見合ったサービスがあるかどうかを考慮しましょう。
※前年に1度でもショッピング利用があることや、一定の金額以上のショッピング利用があることなど
還元率
還元率については公式サイトに「ショッピング利用200円につき1ポイント」などと記載されていることが多いです。還元率が1.0%以上であれば高還元率のカードといって差し支えないでしょう。
なお、カードによっては特定のお店で利用するともらえるポイントがアップするものがあります。
また、オンラインモールが用意されている場合、モールを経由してECサイトで買い物をするとポイントがアップすることがよくあります。還元率を比較するときはこうした点も考慮してください。
また、年会費無料で還元率が高いクレジットカードをまとめた記事もあるので合わせて見てみてください。
貯まったポイントの使い道
せっかくポイントが貯まっても、自分のほしいものに交換できないのではあまり意味がありません。また、現金に近い形で使えるもの(商品券など)があると便利です。
国際ブランド
カードを国内で使用することがほとんどであれば、VISA・Mastercard・JCBのいずれかならカード加盟店の数も多く、だいたいどこでも利用できるので問題
よくある質問
クレジットカードで支払える生活費には何がありますか?
クレジットカードで支払える生活費の代表例として、以下があります。
- スーパーやコンビニでの食費
- 水道光熱費*や通信料など公共料金・インフラへの支払い
- ガソリン代など車の維持費
- 定期券など交通費
- 所得税などの税金や国民年金の保険料
*住んでいる地域によって異なります
生活費をクレジットカード支払いにするメリットは何ですか?
クレジットカードで生活費を支払うメリットには以下があります。
- ポイントが貯まり節約になる
- 自動的に記録が残り、家計管理がしやすくなる
やクレジットカードでの支払いはコード決済との連携など、ますます便利になってきています。
くわえて、クレジットカードで支払いをすれば、自分でレシートを集計しなくても自動的に利用明細が作られ、ポイントも貯まるというメリットも。
ほんの数百円の買い物でもクレジットカードで支払う習慣をつけるのがおすすめです。
この記事のまとめ
- 生活費の多くはクレジットカードで払える
- メインカードを決め、生活費の多くをそのカードで支払えば意外とたくさんのポイントを貯められる
- 生活費の節約が目的なら年会費・還元率・ポイントの使い道・国際ブランドの4点に注目