時間アイコン

Visaのタッチ決済のやり方や使える店は?対応カードとスマホへの登録方法も解説

Visaのタッチ決済のやり方や使える店は?対応カードとスマホへの登録方法も解説

Visaのタッチ決済とは、国際ブランドのVisaが提供する決済サービスのことです。

以下のマークがあるクレジットカードや、それを登録したスマホなどをレジにある専用の端末にタッチするだけで決済が完了します。現金を出したりクレジットカードを端末に差し込んだりする必要がないため、スピーディな支払いが可能です。

この記事では、Visaのタッチ決済を利用できる店舗公共交通機関おすすめカードなどを解説します。

VISAのHP画像

画像引用:VISA「Visaのタッチ決済とは?

Visaのタッチ決済のメリット
  • クレジットカードやスマホなどを専用端末にかざすだけでスピーディに支払いができる
  • スーパーやコンビニ、飲食店などで支払いをする際、現金やカードのやりとりが発生しないため衛生面でも安心
  • 公共交通機関でVisaのタッチ決済を利用すると、電子マネーへのチャージや切符の購入などが不要に
  • 高度なセキュリティ技術が採用されている

本記事はプロモーションを含みます。当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。

Visaのタッチ決済を使える店・使える場所

Visaタッチ決済を使える店・使える場所

画像引用:VISA公式

Visaのタッチ決済は、Visaが提供する非接触型の決済方法です。

これまでは、クレジットカードで決済をするとき、カードを専用の端末に差し込む必要があり、店舗によってはサインや暗証番号の入力も求められました。

その点、Visaのタッチ決済であれば、クレジットカードまたはスマホを専用の端末に軽くタッチするだけでスピーディに決済ができます

支払う金額が一定(原則15,000円)の範囲内であれば、サインをしたり暗証番号を入力したりする必要はありません。

Visaタッチ決済のメリット

Visaのタッチ決済は世界中で普及が広がっている

手軽かつスピーディに決済ができることから、Visaのタッチ決済は全世界で普及が進んでいます。

2024年7月に発表されたVisaの最新データでは、米国を除く世界全体の対面決済のうち80%がタッチ決済で行われています。また、これまで普及が遅れていた米国市場でも急速に拡大しており、2024年7月時点で対面決済の50%以上がタッチ決済になっています。

普及が進むのは、日本も例外ではありません。日本国内におけるVisaのタッチ決済の取引件数は、2023年3月末〜2025年3月末までの2年間で、25%から52%と倍以上に大きく伸びています

コンビニやスーパーなど使える店舗多数

では、Visaのタッチ決済を利用できる店舗はどれほどあるのでしょうか。

Visaのタッチ決済に対応している店舗の例は、以下の通りです。

Visaのタッチ決済が利用できる店舗の例(2025年7月時点)

利用できる店舗
スーパー・イオン
・イトーヨーカドー
・スーパーマルハチ
・全日食チェーン
・ダイエー
・マックスバリュ
・マルナカ
・ヨークフーズ  など
コンビニエンスストア・セイコーマート
・セブン-イレブン
・ファミリーマート
・ポプラ
・ミニストップ
・ローソン
ドラッグストア・アイン薬局
・ウエルシア薬局
・ゲンキー
・サンキュードラッグ
・スギヤマ
・そうごう薬局
・ドラッグセイムズ  など
飲食店・ガスト
・かっぱ寿司
・餃子の王将
・ココス
・サンマルクカフェ
・ジョナサン
・すき家
・スシロー
・スターバックス
・タリーズコーヒー
・ドトールコーヒー
・バーミヤン
・マクドナルド
・モスバーガー
・ロイヤルホスト
・丸亀製麺 など
デパート
ショッピングセンター
・イオンモール
・オーパ
・京王百貨店
・渋谷ヒカリエ
・ソラマチ
・ビブレ
・マルイ
・六本木ヒルズ など
小売り・サービス・しまむら
・ケーズデンキ
・ダイソー
・東急ハンズ
・ブックファースト

※参考:VISA「ご利用可能な店舗
※上記に記載されている店舗であってもVisaのタッチ決済を利用できない場合があります

コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストア、ショッピングセンターの多くが、Visaのタッチ決済に対応しています。

Visaのタッチ決済に対応したクレジットカードやスマホがあれば、お買い物をするときや飲食をするときなど、幅広い場面でスピーディに支払いを済ませられるでしょう。

また、現金や決済端末に触れることなく支払いができるため、とても衛生的です。新型コロナウイルス感染症や風邪などの感染が心配な方でも、安心して支払いができます。

電車・バス・レジャー施設などでも使える!

Visaタッチ決済をできる場所

公共交通機関やレジャー施設でも、Visaのタッチ決済の導入が急速に進んでいます。

例えば、公共交通機関にVisaのタッチ決済を導入する自治体の数は、2023年4月時点では26道府県であったのが、2025年には40都道府県にまで拡大しました。

2025年7月現在、Visaのタッチ決済に対応している公共交通機関やレジャー施設は、以下の通りです。

Visaのタッチ決済を利用できる交通機関・レジャー施設

電車・バス・タクシー
スーパー・会津バス
・あるピコ交通
・茨木交通
・江ノ島電鉄・江ノ電バス
・沖縄バス
・鹿児島市電
・九州旅客鉄道
・熊本市交通局
・京急バス
・西武バス
・東急バス
・南海電鉄・南海フェリー
・横浜市交通局 など
空港・大阪国際空港
・関西国際空港
・神戸空港
・成田空港
・羽田空港 など
レジャー施設・サンリオピューロランド
・よみうりランド

※参考:VISA「ご利用可能な店舗
※上記に記載されている店舗であってもVisaのタッチ決済を利用できない場合があります

電車やバス、タクシーがVisaのタッチ決済に対応していれば、クレジットカードやスマホをかざすことで乗車できます。

SuicaやPASMOなどの電子マネーとは異なり、事前のチャージは不要です。また、現金を出して支払いをしたり、あらかじめ切符を購入したりする必要もありません

公共交通機関がVisaのタッチ決済に対応した公共交通機関を利用すると、より快適に移動することができるでしょう。

Visaのタッチ決済のやり方

Visaタッチ決済のやり方

画像引用:VISA公式

Visaのタッチ決済で支払いをする方法は、とても簡単。以下のマークが表示された店舗で、クレジットカードやスマホなどを専用の端末にかざすだけです。

VISAのHP画像

画像引用:VISA「利用可能な店舗

タッチ決済の表示

有人レジの場合、Visaのタッチ決済を利用するときは、店員に「Visaで」「Visaをタッチで」などと店員に伝えます。

セルフレジを設置している店舗では、自分自身で支払い方法を選択します。代金を支払うとき、セルフレジの画面に表示された支払い方法の中からクレジットカードを選びましょう。

Visaのタッチ決済は、クレジットカードだけでなく、スマホやスマートウォッチをはじめとしたウェアラブルデバイスでも利用できます。それぞれの利用手順をみていきましょう。

1.クレジットカードでのタッチ決済

Visaタッチ決済のやり方

画像引用:VISA公式

Visaのタッチ決済を利用するときの手順は、以下の通りです。

クレジットカードでVisaのタッチ決済を利用する流れ
  1. 「Visaで」と店員に伝える/タッチパネルでクレジットカード払いを選択する
  2. 決済端末のライトが青に光ったらクレジットカードで軽く触れる
  3. 決済音が鳴ったら支払い完了
Visaのタッチ決済のやり方3ステップ

2.スマホでのタッチ決済

Google PayでVisaタッチ

画像引用:VISA公式

Visaのタッチ決済は、iPhoneのApple Payや、AndroidスマホのGoogle Payでも利用が可能です。

Apple PayやGoogle PayでVisaのタッチ決済を利用するときの手順をみていきましょう。

Apple Pay

Apple Payを使ってVisaのタッチ決済で支払いをする手順は、以下の通りです。

Apple Payでタッチ決済をする方法
  1. 「Visaで」と店員に伝える/タッチパネルでクレジットカード払いを選択する
  2. サイドボタン※1を2回押してFace IDで顔認証をする
  3. 決済端末にiPhoneをかざす
  4. 決済音が鳴ったら支払い完了

iPhoneSEやiPhone8など、ホームボタンがある端末の場合は、以下の手順でVisaのタッチ決済を利用できます。

Apple Payでタッチ決済をする方法(ホームボタンあり)
  1. 「Visaで」と店員に伝える/タッチパネルでクレジットカード払いを選択する
  2. ホームボタンを2回押し、Touch iDで認証をする
  3. Touch ID に指を乗せたまま決済端末にiPhoneをかざす
  4. 決済音が鳴ったら支払い完了

iPhoneでは、画面にクレジットカードを表示させ、顔面や指紋で認証をしてから端末にタッチします。

Google Pay

Google PayでVisaのタッチ決済を利用する手順は以下の通りです。

Google PayでVisaのタッチ決済を使う手順
  1. 「Visaで」と店員に伝える/タッチパネルでクレジットカード払いを選択する
  2. Androidスマホのロックを解除しホーム画面が開いた状態にする
  3. 決済端末にAndroidスマホをかざす
  4. スマホの画面にクレジットカードが表示されると決済完了

Androidスマホの場合、ホーム画面を開いた状態で端末にタッチをすると、決済完了後にクレジットカードが表示されます。

事前にiPhoneのウォレットやGoogle ウォレットに登録が必要

Apple PayやGoogle PayでVisaのタッチ決済を利用するためには、あらかじめスマホにクレジットカードを登録する必要があります。

登録先はiPhoneであれば「ウォレット」、Androidスマホは「Google ウォレット」です。それぞれの登録手順は、以下の通りです。

iPhoneのウォレットにクレジットカードを登録する手順
  1. ウォレットアプリを起動する
  2. 右上の「+」をタップして「次へ」を選択する
  3. 「クレジットカードなど」をタップし「続ける」をタップする
  4. カメラでカード情報を読み込んでクレジットカードを追加する
  5. 有効期限やセキュリティコードを入力して「次へ」を選択する
  6. カードが認証されると Apple Pay で利用可能になる
    ※参考:Apple「iPhoneユーザガイド」VISA「VisaのApple Payの始め方
Google ウォレットにクレジットカードを登録する手順
  1. Google ウォレットにクレジットカードを登録する手順
  2. 画面下部の「+ウォレットに追加」をタップする
  3. 「クレジットカードかデビットカード」をタップする
  4. 「新しいクレジットカードかデビットカード」をタップする
  5. カメラでカード情報を読み取るまたは「詳細を手動で入力」をタップする
  6. 下部にある「保存」をタップする
  7. カード発行会社の利用規約を読み「同意する」をタップする
  8. お支払い方法の確認を求められたら、リストからオプションを選択する
    参考:Google ウォレットヘルプ「デビットカードまたはクレジット カードを追加する

また、クレジットカードの管理アプリからiPhoneやAndroidスマホに登録できることもあります。

例えば、三井住友カードでは、Vpassアプリのホーム画面にある「Apple Payを始める」または「Google Pay の設定」をタップするとクレジットカードを登録できます。

3.ウェアラブルデバイスでのタッチ決済

Garmin Pay

画像引用:VISA公式

Apple WatchやFitbit、Garminのスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスでも、Visaのタッチ決済の利用が可能です。

Apple Watchでは、iPhoneと同様にApple Payを利用することで、Visaのタッチ決済による支払いができます。利用時の手順は、以下の通りです。

Apple WatchでVisaのタッチ決済を利用する手順
  1. 「Visaで」と店員に伝える/タッチパネルでクレジットカード払いを選択する
  2. サイドボタンをダブルクリックする
  3. 支払いに利用するカードを選択する
  4. Apple Watchを専用端末にタッチする
  5. 決済音が鳴ったら支払い完了
    ※参考:Apple「Apple Payで買い物をする

Apple WatchでVisaのタッチ決済を利用するためには、事前にiPhoneのWatchアプリでクレジットカードを追加しておく必要があります

iPhoneのウォレットアプリに追加されているクレジットカードであれば、WatchアプリからApple Watchに追加することが可能です。

wearable device

活動量を記録できるデバイスのFitbitや、Garminのスマートウォッチは、以下の金融機関が発行するVisaデビットカードがあれば、Visaのタッチ決済で支払いができます。

Visaのタッチ決済に対応した金融機関
  • Fitbit(Fitbit Pay):PayPay銀行・ソニー銀行
  • Garminのスマートウォッチ(Garmin Pay):PayPay銀行・三菱UFJ銀行・ソニー銀行

Visaのタッチ決済に関するQ&A

Visaタッチ決済のQ&A

Visaのタッチ決済についてよくある質問をまとめました。

Q.Visaのタッチ決済を利用する際、なんて言えばいいの?

店舗で代金を支払うときに「Visaで」「Visaをタッチで」などと伝えましょう

ただし、店舗によっては「Visaのタッチ決済で」や「クレジットカードで」と言わなければ伝わらないこともあるようです。

そのため、伝わらなかったときのために、複数の言い方を覚えておくとよいでしょう。

Q.Visaのタッチ決済とiDの違いは?

Visaのタッチ決済とiDの主な違いは「通信規格」と「海外利用の可否」です。具体的には、以下の通りです。

Visaのタッチ決済iD
通信規格NFC PayFeliCa(NFC Type-F)
海外利用×

iDは、NTTドコモと三井住友カードが提携して運営する電子マネーであり、通信規格は国内専用のFeliCa(NFC Type-F)が用いられています。

FeliCaは日本国内にしか対応していないため、海外でiDを利用した支払いをすることはできません。

一方のVisaは、国際規格のNFC Payが用いられているため、日本国内だけでなく海外でも幅広く利用できます。

Q.Visaのタッチ決済の利用上限額は?

Visaのタッチ決済の利用上限額は、原則15,000円です。利用金額が15,000円を超えても支払いはできますが「カードを挿入して暗証番号を入力」または「サイン」が必要となります。

また、クレジットカードの利用上限額を超える金額は利用できません。

Q.Visaのタッチ決済のセキュリティは大丈夫?

Visaのタッチ決済では、クレジットカードを第三者に渡すことなく支払いができるため、カード番号や所有者の名前、セキュリティコードを盗み見られるリスクが低いです

また、決済時に読み取られる「IC チップ」には、世界基準のセキュリティ技術(EMV)が用いられています。

ICチップに記録された情報は暗号化されているため、カードの偽造による不正利用や専用の機械でカード情報を読み取られる「スキミング」の被害にも遭いにくいでしょう。

他にも、Visaのタッチ決済には複数のセキュリティが施されているため、安心して利用できます。

Q.海外でもVisaタッチできる?

Visaのタッチ決済は、世界約200の国と地域に対応しています。店頭やレジにVisaのタッチ決済のマークがあれば、海外であっても利用が可能です

また、ロンドンやミラノなどでは、公共交通機関での支払いにも利用できます。

Visaのタッチ決済に対応したクレジットカードやスマホがあれば、国内だけでなく旅行や出張などで海外に行ったときも、スムーズに支払いができるでしょう。

この記事のまとめ

Visaタッチ決済であれば、さまざまな場面でスムーズに支払いができます。手軽に支払いを済ませたい人や、快適に公共交通機関を利用したい人は、Visaタッチ決済に対応したクレジットカードを申し込んではいかがでしょうか。

  • Visaタッチ決済は、クレジットカードやスマホなどを専用の端末に軽くタッチするだけで、スピーディに決済ができる
  • 海外だけでなく日本国内においても、スーパーやコンビニエンスストア、飲食店、公共交通機関で急速に普及が進んでいる
  • スマホでVisaタッチ決済を利用するためには、iPhoneのウォレットやAndroidスマホのGoogle ウォレットアプリに登録が必要
positive_ff
  • あなたの家計の健全性、改めて見直してみませんか!? 日本賃金業教会
  • 賃金業法について 日本賃金業教会
  • 日本クレジット協会
  • クレジット初心者向けサイト 賢く!便利に!クレジットライフ
  • 守ろうクレカ 防ごう不正利用
  • チケットJCB