ゲームの課金は月平均2,337円!1,000人調査でわかった20代から50代の世代ギャップ

ゲーム課金のアイキャッチ

スマートフォンのアプリゲームは基本無料で、課金してレアなアイテムが手に入りやすくなるものが多くあります。
ゲーム機でプレイするゲームも、追加でアイテムなどを購入できることもめずらしくありません。

実際に、ユーザーはゲームにいくら課金しているのでしょうか?
今回は、オンラインゲームをする20~50代の1,000人に課金状況を調査
年代ごとの月の平均課金額や、1カ月の最高課金額などの傾向を分析しています。 ゲームをしない人も含めた、各年代全体の課金している人の割合も調べてみました。

20~50代の各年代4,750人ずつ合計19,000人に事前調査し、その中からオンラインゲームに課金をすることがあると回答した1,000人に本調査を実施。
本記事で紹介しているデータは、本調査のアンケート結果から算出した平均などの値です。課金状況は個人差があるので、あくまで参考としてご利用ください。

※記載の数値は、特に注記がない限り小数点以下を四捨五入しています

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ゲーム課金の月平均は2,337円!課金額が一番高いのは40代

オンラインゲームに課金することがある20~50代1,000人に調査した結果、1カ月あたりの課金額の平均は2,337円でした。

年代別に見ると、一番高いのは40代(3,026円)で、30代(2,665円)、50代(1,691円)、20代(1,541円)と続きます。

1カ月に課金した最高金額について聞いてみたところ、5,000円未満(34%)が一番多いという結果でした。ゲームをしていると、ついつい熱くなって、いつも以上に課金をすることもありそうです。

ゲーム課金額の全体の平均と各年代の平均

ここからは、年代別の課金状況をさらに細かく見ていきます。

年代別に分析することで、オンラインゲームの浸透具合や課金との向き合い方の傾向が見えてきました。

調査対象
・事前調査/20~50代の男女19,000人
・本調査/オンラインゲームに課金することがある20~50代の男女1,000人
調査地域:全国
調査期間:2023年6月23日~7月3日
調査主体:MoneyGeek編集部
調査委託先:アイブリッジ株式会社

年代別ゲーム事情!課金額の平均や最高額、課金する人の割合

20~50代の男女合計19,000人(各年代4,750人ずつ)に行なった事前調査では、普段ゲームをする人は9,310人(全体の49%)で、オンラインゲームだけに絞ると3,990人(全体の21%)でした

さらにオンラインゲームをしている人の中で、ゲームに課金をしている人は1,710人(全体の9%)という結果でした。

年代別のゲームをする割合と課金率

年代ごとに見ると、ゲームをする割合は20代・30代・40代で約50%ですが、50代は41%と低めでした。
「ファミコン世代」といわれるのが、おおよそ40代に該当します。これ以下の年代と50代の間に、ゲームとの親和性に違いがあると考えられます。

オンラインゲームをする割合は若い年代ほど多いという結果で、20代(27%)、30代(23%)、40代(21%)、50代(16%)でした。
課金する割合についても若い年代ほど多いことがわかりました。

また、「ゲームをする」と回答した人に、ゲームをするときに使うデバイスを聞いたところ、スマートフォン(57%)が圧倒的でした。

ゲームをするときに使うデバイス ※オンライン/オフラインを含む

順位
デバイス
割合
1
スマートフォン

57%

2
Nintendo Switch

21%

3
PlayStation 4/5

11%

4
パソコン

9%

複数回答(回答者:9,395/回答数:13,107)

このゲームのプレイ状況を踏まえ、各年代の課金事情を見てみましょう。

20代のゲーム課金の月平均は1,541円と少ないが課金率は高め

20代のゲーム課金の月平均は1,541円で、全年代の平均額の中で一番低いという結果でした。

課金額自体は低いものの、オンラインゲームをする割合(27%)と課金をする割合(12%)が、ほかの年代より高いのが特徴です。

1カ月の課金最高額を見ると、1,000円未満(12%)や、1,000円~2,500円未満(13%)のように、低めの金額帯に分布していました。

20代のゲーム課金率と平均額

20代は学生も含まれるので、自由に使えるお金が少ないのでしょうか。
課金の予算について「決めているが超えることもある」という回答が30%とほかの年代よりも少なく、つい熱くなって課金してしまうということがあまりないのかもしれません。

30代のゲーム課金の月平均は2,665円!1カ月の課金最高額は10,000円以上が約半数

30代のゲーム課金の月平均は2,665円でした
1カ月の課金額「1,000円未満」が28%なのは、全年代でもっとも低い割合です。

また、1カ月の課金最高額が10,000円以上と回答した人の割合が49%と約半数で、高い割合になっています。

さらに、30代の課金する割合(12%)は20代(12%)と同等で、日常的に課金をすることにあまり抵抗がない年代といえそうです。

30代のゲーム課金率と平均額

40代のゲーム課金の月平均は3,026円で最多!つい熱くなりやすい年代!?

40代のゲーム課金の月平均は3,026円で、全年代で一番高いという結果になりました。

ゲームに課金するのは全体の9%で、20代や30代と比べて割合自体は少ないものの、課金額は最高値でした。

課金の予算については「決めているが超えることもある」(41%)も、全年代でもっとも高い割合に。つい熱くなって予算以上に課金してしまう傾向があるようです。

40代のゲーム課金率と平均額

50代のゲーム課金の月平均は1,691円!ゲーム人口自体が少ない

50代のゲーム課金の月平均は1,691円と、20代に次いで低い金額で、1カ月の課金額1,000円未満(39%)も20代と同等でした。

1カ月の課金最高額で「5,000円未満」の割合は45%となり、ゲームに課金する額が少ない年代ということがわかりました。

そもそも、ゲームをする割合(41%)と課金をする割合(5%)が、ほかの年代と比べて一段低く、ゲームに対する熱量が明らかに違うことが読み取れます。

50代のゲーム課金率と平均額

課金して後悔したことがあるのは61%!それでも課金する理由とは?

つい、思っていたよりも多くの課金をしてしまうことがあるオンラインゲーム。
ゲームに課金して後悔したという声も聞きますが、それでも課金する理由とは何でしょうか?

61%がゲームに課金して後悔!課金最高額2,500円未満は後悔した人が少ない

ゲーム課金を後悔したことがあるかについて聞いたところ、61%が「後悔したことがある」と回答しました。

課金額によって、後悔したかどうかの割合は変わるのでしょうか。1カ月に課金した最高額と後悔したことがあるかの関係を調べてみました。

課金して後悔したかどうかを課金最高額別で比較

1カ月に課金した金額が「1,000円未満」と「1,000円~2,500円未満」では、後悔したことがある割合は30%台でした。

「2,500円~5,000円未満」になると、後悔したことがある割合が58%に上昇。どうやら、2,500円が分岐点になっているようです。

後悔した理由としては「課金してガチャをしたのに、欲しいキャラやアイテムが手に入らなかった」「キャラやアイテムがどうしても欲しくて課金したが、後で冷静になって、その価値があったのか?と自問した」などがありました。

コレクター魂に火がつく!?課金する理由1位はレアなアイテムやキャラのため

今回の調査では、「何に課金するか」についても聞いてみました。
課金対象の結果は、「ガチャ」といわれるアイテムや装備品およびキャラクターなどが圧倒的でした。

さらに、課金する理由についても聞いたところ、1位は「レアなアイテムやキャラが欲しいから」でした。

●課金する理由(複数回答)

順位
課金する理由
回答数
1
レアなアイテムやキャラが欲しいから

536

2
ゲームを有利に進めたいから

486

3
装飾品などで満足感を得たいから

297

4
キャラクターやアイテムなどで独自性を出したいから

250

5
ゲーム内外の仲間と一緒に楽しみたいから

168

6
ゲームの待機時間を解消したいから

154

7
サービスが長く続いてほしいから

147

8
その他

23

1位の「レアなアイテムやキャラ」は、2位の「ゲームを有利に進めたいから」と連動することも多いでしょう。ほかにもコレクター欲をかきたてられることもあるのではないでしょうか。

課金の予算を「決めているが超えることもある」と回答したのが、すべての年代で30%以上だったことも考えると、期間限定イベントなどでレアなアイテムやキャラなどを手に入れるため、予算を超えても課金してしまうという様子がうかがえます。

ゲーム課金をするそのほかの理由としては、「好きなキャラクターを応援したいから」という支援する思いや、「広告を消したい」という理由もありました。

高額課金者のリアルな声!後悔した理由もさまざま

課金して後悔した理由、満足した理由についてのコメントの中から、1カ月に25,000円以上の高額な課金をしたことがあると回答した人たちの声を紹介します。

ゲーム高額課金者の後悔の声と満足の声

多めの額を課金していても、上には上がいて結局は勝てなくなるという現実がうかがえます。そして、課金していてもサービス自体が終了するという事態も起こり得るようです。

課金額が違っても後悔する理由はあまり変わらないようですが、額が大きければ大きいほど痛手も大きいでしょう。

もちろん、後悔だけではなく課金して満足したという声もあります。
課金したことで満足した理由は、「レアなキャラが手に入った」「ランキング1位になった」「課金したことで、ゲームが効率よく進んだので時短になった」などでした。

本記事の内容(画像、データ、その他情報)は、以下のルールに準じたうえで引用可能です。

・本記事へのリンクを貼ること
・引用元として下記を記載すること

 MoneyGeek「ゲームの課金は月平均2,337円!1,000人調査でわかった20代から50代の世代ギャップ」

この記事のまとめ

今回は、オンラインゲームの課金額について調査をしました。
この記事においては、オンラインゲームを、使用するデバイスを問わずインターネットに接続するゲームとしています。

事前調査では、20~50代の男女19,000人にゲームについての基本的な設問を投げかけました。
ここで浮き出てきたキーワードは「ファミコン世代」でしょう。
ゲームをする割合が、ファミコン世代の中心である40代と、上の年代である50代の間ではっきりと差が出ています。

本調査は、事前調査で「オンラインゲームに課金することがある」と回答した人の中からランダムで1,000人を対象としました。

年代ごとの状況を見ると、課金平均額は40代がもっとも高いという結果でした。
ここでも「ファミコン世代」の特徴が出ています。
40代全体に対する課金する人の割合が特に高いわけではないものの、この年代のゲーマーの熱量は高そうです。

一方で、20代は課金額は多くはないものの、課金する割合が高いという結果でした。
年代別で比較したことで、年代によるゲームとの向き合い方の違いが明らかになりました。

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