貸したお金の平均は約36万円!お金を貸した相手や起きたトラブルを1,000人に調査

お金の貸し借りは、トラブルの種になり、人間関係が破綻する原因にもなりかねません。
だからこそ、しっかりと信頼関係のある相手にしか貸せないと考えている人が多いのではないでしょうか。

今回は、人にお金を貸したことがある1,000人に調査を実施。
貸した相手や金額、返金についての約束の仕方などを質問し、お金を貸すことについての意識を調べました。

また、『言いかえ図鑑』の著者である大野萌子さんに、トラブルを回避するための言い方について教えてもらえました。

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貸したお金の平均は約36万円!友人・同僚に貸した人が一番多い

お金を貸したことがある1,000人にアンケートを実施しました。

その結果、相手に貸した金額の全体平均は36万2,870円でした。
金額については、1,000円未満の少額から50万円以上という高額まで、広く分布していました。

お金を貸したことがある相手(複数回答)と、もっとも多く貸した相手(単数回答)は、ともに「友人・同僚」が最多でした。

お金を貸した相手と金額の画像

調査地域:全国
調査対象:事前調査にて「お金を貸したことがある」と回答した人1,000人
(男性:610人、女性:390人/年代比率 10代:9.0%、20代:17.4%、30代:15.0%、40代:19.1%、50代:17.9%、60代以上:21.6%)
調査期間:2024年2月6~8日
調査主体:MoneyGeek編集部
調査委託先:アイブリッジ株式会社

お金を貸した相手で平均額が高いのは1位が「彼氏」で2位が「子ども」

お金を貸した金額の全体平均は36万2,870円であることがわかりました。
また、金額帯の分布は、大きな偏りがなくさまざまでしたが、貸した相手により平均額に違いがありました。

お金を貸した相手別平均額!1位は「彼氏」で平均75万7,195円

お金を貸した相手別で平均額を算出すると、もっとも平均が高かったのは貸した相手が「彼氏」の場合で、平均は75万7,195円でした。

これは、回答数が41人と少ない中で1,000万円という高額を貸したことがある人がいたため、平均額が大きくなりました。

一方で、貸した相手として回答数がもっとも多かったのは「友人・同僚」でしたが、平均金額は27万2,262円と、平均額の順位の中では低めでした。

「友人・同僚」に貸したお金としては、おもに年齢層が高い回答者の「事業資金に貸した」などという高額の場合もありましたが、飲み会のときの立て替えのように、一時的に少額を貸したというパターンが多いようでした。

お金を貸した相手別平均金額の画像

2番目に多かったのは、子どもが相手の場合で、平均額は61万8,145円でした。
親から子に貸した場合は、貸したと考慮に入れていないようです。
「子どもに貸した」としている人は「子どもが複数の消費者金融に借金をしていることが発覚したため、貸した(50代・女性)」などと、トラブルが潜んでいる場合がありました。

貸したお金は57.8%の人が「全額返金された」!貸す前の取り決めは「口約束のみ」が56.3%

お金を貸したときに、返金についての約束はどのように交わしているのでしょうか?
また、貸した相手からの返金の状況についても質問しました。

50万円以上貸した人も返金についての約束は52.2%が「口約束のみ」

お金を貸したときの返金についての約束は「口約束のみ」がもっとも多く56.3%でした。
次に多かったのは「明確な約束はしていない」で24.7%でした。

お金を貸した時の返金についての約束方法

金銭トラブルを防ぐためには、借用書をつくったり、そこまでではなくともメール・LINEなどでやり取りをしたりと、履歴を残す方がよいのは事実ですが、日常的な貸し借りでは難しいのが実情でしょう。

しかし、日常的な少額の貸し借りのみならず、50万円以上の高額を貸したという人でも52.2%の人が「口約束のみ」だったと回答しました。

お金を貸した後に57.8%が「全額返金された」

貸したお金の返金状況について質問しました。

貸したお金が「全額返ってきた」と回答した人は57.8%でした。そのうちの64.2%は「督促しなくても返金あり」と回答しました。
信頼関係が成り立っている様子がうかがえます。

一方で、16.5%の人が「返金はまったくない」と回答。そのうちの21.8%は「督促したいが言い出しにくい」と回答しました。

お金を貸した時の返金の状況の画像

お金を貸したときに26.2%が迷わなかった

「お金を貸してほしい」と相手から言われたときに、迷いはあったのでしょうか。
また、お金を貸したときどのような気持ちだったのでしょうか。

お金を貸したときの気持ちは「相手を助けたかったから」

「お金を貸したときに迷いはありましたか?」と質問しました。
「まったく迷わなかった(26.2%)」と「あまり迷わなかった(39.0%)」を合わせると、65.2%の人が比較的、迷いなくお金を貸したことがわかりました。

お金を貸した時に迷いはあったかの画像

もちろん、迷ったかどうかは金額やお金が必要である理由などによって変わるでしょう。

次は、お金を貸したときにどのような気持ちであったかについての回答結果です。

順位 お金を貸したときの気持ち 回答数
1 相手を助けたかったので貸すことにためらいはなかった 375
2 きちんと返す約束をしてくれたので貸した 325
3 本当なら貸したくなかったが断れなかった 137
4 相手との関係性を悪くしたくなかったので貸した 134
5 その他 29

「相手を助けたかった」や「きちんと返す約束をしてくれたので」と、信頼関係があるからこその回答が多数派となりました。

お金を貸した後の関係性の変化やエピソード

アンケートに寄せられたコメントから、お金を貸した後の相手との関係性の変化や、トラブルがあった場合のエピソードを紹介します。

関係性に変化がなかった場合とより良くなったエピソード

お金を貸した後の関係性の変化については「特に変わりがなかった」というコメントが多数でした。
中には、かえって関係性が良くなったという回答も見られました。

  • 相手から感謝されて関係性が良くなりました(50代・男性・友人へ)
  • その当時の自分にできることをしたかったので貸した。後悔はない(60代・男性・彼女へ)
  • 返済時に食事に招待してもらった。貸し借りを通して信頼性が強くなった(50代・男性・友人へ)
  • 必要な理由が納得できたし、貸すことに不安はなかった(50代・女性・友人へ)
  • 返してもらう日を決めていなかったので、返ってくるまでは関係性が変わってしまうのではと不安になったが、返してもらったら特に変化はなかった(40代・男性・親戚へ)
  • 引け目を感じたのか、それまでの高圧的な態度が控えめになったので助かるところはあった(40代・女性・兄弟姉妹へ)

お金を貸したことでギクシャクしたり関係性が悪くなったパターン

大きなトラブルにまでは発展せずとも、ギクシャクしたり関係性が悪くなってしまったという回答もありました。

  • お金のことを言いたくないので連絡する頻度が減った(50代・男性・父親へ)
  • 借りるときは調子のいいことを言うくせになかなか返さない。しつこく督促するとまるで貸した方が守銭奴みたいな扱いをされた(40代・男性・友人へ)
  • お金を貸した後、相手のお金の使い方が気になるようになった(30代・女性・彼氏へ)
  • 催促するのに気まずい思いをしたことがあるので、それ以来お金を貸さないようにしている(20代・女性・兄弟姉妹へ)
  • 常にではないけれど、気にし続けてしまうので、それがストレスになって後悔した(30代・男性・友人へ)
  • 返済期日を守るように要求することに抵抗を感じた(50代・女性・母親へ)
  • 返ってこないのではないかと相手を疑ってしまい、自己嫌悪に陥った(40代・男性・友人へ)

返金がなくトラブルになった場合

回答者の中には、貸したお金が返金されなかったり、トラブルになったりした経験をもつ人もいました。

  • お金を貸したときは返ってこないことも考えたうえで貸したが、実際に返ってこなかったときに後悔した(20代・女性・友人へ)
  • かなり高額のお金を貸したが、別れとともに返済についてもあいまいになってしまい悲しい(30代・女性・彼氏へ)
  • なかなか返してくれなかったうえ、不誠実な態度をとられたことに失望したので縁を切った(30代・男性・友人へ)
  • 生活が苦しいからと言うので貸したが、私よりもぜいたくな生活をしていることがわかり、不信感でいっぱい(20代・女性・兄弟姉妹へ)
  • 返す気配を見せなかったため、請求したら逆切れされた。結局、別居した(50代・女性・夫へ)

【言いかえ図鑑】大野萌子さんに聞いた!お金の貸し借りでトラブルを避ける方法

今回のアンケートでは、お金を貸したことでのトラブルはなく、きちんと返金があったと答えた人が過半数でした。

しかし、中には関係性が破綻してしまったり、トラブルにはならなくとも、実は内心モヤモヤしていたりする人がいるという実状が明らかになりました。
貸した方が、自己嫌悪に陥ってしまった、ストレスになってしまったという回答が見られました。

もしも、お金を貸すことになったときに、トラブルを避けるための方法はあるのでしょうか

人間関係を円滑にするための言い方について解説する書籍『言いかえ図鑑』の著者、大野萌子さんにお話を聞きました。

大野萌子さんプロフィール
大野萌子さんプロフィール
一般社団法人日本メンタルアップ支援機構代表理事。公認心理師、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。
著書に、51万部のヒットとなった『よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑®』などがある。
日本メンタルアップ支援機構HP

少額の貸し借りもトラブルのもと!返金の約束は貸したときにするべき

カウンセリングで、お金に関するトラブルの話というのは頻繁に聞きます。
表立ってトラブルには発展しなかったとしても、お金のことが原因で相手のことが信用できなくなったということはよくあるんですね。

その場合、多額の貸し借りが原因とは限りません。
例えば、お昼休みにコンビニに買い物に行くときに「ついでにコーヒー買ってきて」などと言われ、買ってきてあげたのに代金を支払ってくれなかった…このような数百円がきっかけで信頼関係がくずれることもあります

トラブルを避けるための一番の方法は、もちろん「貸さない」ことではありますが、状況によっては、「絶対に貸さない」と固辞するのも気まずくなることもあるでしょう。

問題なのは、貸すことではなく、当然ですが返さないことです。

大野萌子さん
大野萌子さん
「返して」と言い出しにくい状況を防ぐために、貸した段階で「戻ったら払ってね」と前もって伝えるようにしましょう。
お金の貸し借りに限らず、物事は後になればなるほど言い出しにくくなるので、先手を打っておくわけです。

「お金を貸した」→「立て替えた」と言いかえる

日常に潜むお金の貸し借りトラブルで、特に多いのが飲み会のときの立て替えです。

飲み会のときに、相手が酔っ払っていて代わりに支払った場合、相手はまず覚えていないと思っておいた方がよいでしょう。

そのようなときは、その日のうちにLINEなどで残しておくことをおすすめします。「今日は楽しかったね。5,000円立て替えたから次に払って」というようにメッセージを残しておくわけです。

大野萌子さん
大野萌子さん
「立て替えた」または「用立てた」という言い方をすることで、相手に「払わなきゃ」という気持ちを呼び起こさせます
また、「貸した」というよりも、少し語感も柔らかく感じるのではないでしょうか。

言いづらいことを言えますか?きっぱりと言えない人が増えている

お金の貸し借りに関して、借りたお金を返さない方が良くないのは大前提ですが、カウンセリングや研修をしていると、きっぱりと言うことを避ける人が顕著に増えている印象です。 若い人にも多いのですが、年代を問わず、そういった人が増えているようです。

「飲み会で1,000円貸して返してくれなかった相手に何と言うか?」というテーマを、伝えることに関する研修でいつも使っています。

研修で、「相手から返金してもらうために、あなたなら何と言って催促しますか?」と問いかけると、「返して」と率直に言えない人がとても多くいます。

一番多いのが、お金を貸した相手に対して、「今日、サイフを忘れたからお昼代貸してくれる?」と言い、返してもらうのではなく、逆に借りる体裁をとるパターンです。この回答が、すごく多いのです。

ほか、「飲み会楽しかったね」と言って、飲み会について相手が思い出すのを期待するパターン。
そして、次の飲み会で払ってもらうために、また飲み会を開催する。
この3つのいずれかの回答にほぼ集約されます。

それでも、気づかない人は気づかないので、結局自分だけがモヤモヤすることになってしまいます。
率直に言った方が、お互いにすっきりするはずです。

言いづらいことを伝えるということは、ものすごく重要なんですね。
お金のことは言い出しづらいものですが、だからこそきちんと伝えるべきです。

大野萌子さん
大野萌子さん
実際にお金を貸し借りするかどうかは別にしても、言いづらいことを伝えられているかどうか、少し振り返ってみてください。 そして、もし言えないと感じた場合、身近な人に少しずつでも伝える練習をしてみてください。
この記事のまとめ

「お金を貸す」というテーマで調査を行うにあたり、事前にお金の貸し借りについての考え方を調査しました。
すると、「いかなる理由があってもお金の貸し借りは良くない」と考える人が53.6%でした。

今回の調査は、お金を貸した経験がある人が対象であり、回答者の過半数が全額きちんと返してもらったとのことでした。

しかし、お金の貸し借りは、たとえ少額であってもトラブルのもとになりえます。

トラブルを避けるためには、貸せないときは「貸せない」、返ってこないときは「返して」とはっきり言うことも重要なのだと、肝に銘じておきたいものです。

イラスト:高井じゅり / PIXTA(ピクスタ)

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