法人カード(ビジネスカード)
マネーフォワード ビジネスカードはクラウドとの連携で活用価値大!後払いも可能

マネーフォワード ビジネスカードは、法人だけでなく個人事業主も利用できます。
プリペイド式(前払い)であれば、与信審査なしで発行可能です。また、審査に通れば一般的なクレジットカードと同じように後払いもできるようになります。
特にマネーフォワード クラウドを利用している事業者は、連携させることで利用明細の即時通知や証憑への紐付けなど、経理業務の負担を大幅に減らせるでしょう。また、ポイント還元率が1.0〜3.0%の高還元率なので、決済をビジネスカードに一本化すればするほど経費削減につながります。
この記事では、マネーフォワード ビジネスカードの基本情報はもちろん、賢い使い方・評判・審査・申し込み方法までを徹底解説します。
*表示価格はすべて税込です。マネーフォワード ビジネスカード

総合評価
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 1.0%〜 |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー |
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|
特徴
- ポイント還元率1~3%
- 利用明細のリアルタイム反映・証憑の回収状況を一元管理できる
- プリペイド式は審査不要なので開業直後でもすぐに利用できる
メリット
- ポイント還元率1.0〜3.0% + 月の利用金額に応じて毎月最大50,000円分のボーナスポイント
- プリペイドカードなので審査不要
- チャージさえしておけば利用限度額は高額(後払い式なら最大10億円)
- 仕入先や目的別に何枚でもカードを発行できる
- マネーフォワード クラウドとの連携で経費申請や仕訳を効率化できる
デメリット
- リアルカードの発行手数料が2枚目以降900円(税抜)/1枚かかる
- 法人向けETCカードの対応がない
- 旅行傷害保険がない
- ガソリンスタンドでは、少額決済でも一時的に1万円が徴収される
決済方式 |
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後払い式 |
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与信審査 |
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あり |
ポイント還元率 | 1.0~3.0% | 0.3〜1.0%程度 |
利用限度額 |
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数百万円 |
発行枚数 | 無制限 | 数枚~20枚程度 |
1枚のカードに対する利用権限 |
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カード名義人以外は使用不可 |
明細の確認 | ひとつの管理画面で確認 | 各カードのIDとパスワードを入力して確認 |
申し込み条件 |
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カードの発行 | 初回のリアルカード発行は1週間程度 | 数週間程度 |
当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
気になる内容をクリック
マネーフォワード ビジネスカードとは?

マネーフォワード ビジネスカードがおすすめの企業・事業主
- 「マネーフォワード クラウド」を利用している
- 法人カードの審査が不安
- ポイント還元率の高さを重視したい
マネーフォワード ビジネスカードは、株式会社マネーフォワードが発行・運用している法人カードです。
前払いのプリペイド式と後払い式、2つの支払い方法を利用できます。
他社のクラウド型法人カードだと発行できるのは法人のみですが、マネーフォワード ビジネスカードなら個人事業主も発行可能です。
プリペイド式(前払い)であれば与信審査なしで発行できるため、スタートアップ企業も手に取りやすいでしょう。
一般的な法人カードが還元率0.5%を切るものも多いなか、マネーフォワード ビジネスカードは通常1.0%がポイント還元されます。マネーフォワード関連のサービスをマネーフォワード ビジネスカードで支払えば、ポイント還元率は3.0%です。
ビジネスシーンで持ちやすい、スマートなカードデザインは2022年のグッドデザイン賞を受賞しています。
会社名 | 株式会社マネーフォワード |
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設立日 | 2012年5月 |
本社 | 東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F |
資本金 | 26,316(百万円) (2022年11月のデータより) |
代表者 | 辻 庸介 |
電話番号 | 03-6453-9160 |
決済方式 |
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与信審査 |
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発行手数料 | 無料(リアルカードは2枚目以降900円/枚) |
年会費 | 無料*1 |
発行枚数 | 無制限*2 |
1枚のカードに対する利用権限 |
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ETCカード | なし |
ポイント・マイルサービス | ポイント還元率1.0~3.0% |
旅行保険 | なし |
ウォレット保有上限 | 原則5,000万円*3 |
チャージ金額上限 | 原則5,000万円*3 >>ウォレットへのチャージ方法はこちらで解説 |
1回の決済金額上限 | |
API連携の会計ソフト | マネーフォワード |
スマホ決済 | 対応に向けて準備中(2023年9月時点) |
締日・支払日 |
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支払口座 |
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明細の確認 | ひとつの管理画面で確認 |
電子帳簿保存法 | 無料で対応 |
最短発行 |
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申し込み条件 | 法人、個人事業主 |
必要書類 |
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マネーフォワード ビジネスカードの効果的な使い方

マネーフォワード ビジネスカードは「Pay for Business」というサービス名で提供されています。
一般的な法人カードと違い、目的別にカードを複数枚発行して経費精算をラクにできるだけでなく、カードごとに利用上限の設定ができます。従業員の使いすぎを会社側がしっかりとコントロール可能です。
また、経理業務のなかでも負担の多い証憑回収や月次決算をラクにできる機能が豊富です。
マネーフォワード ビジネスカードのメリットを活かす使い方を具体的にご紹介します。
- 目的別に複数のカードを発行して立替精算をなくす
- 上限金額の設定や利用停止機能でガバナンスを強化
- ポイントを貯めて経費削減
- 利用明細に証憑やメモを紐付けして管理工数を軽減する
- 専用スマホアプリによる撮影で電子帳簿保存法のスキャナ保存に対応する
- 利用明細をリアルタイムで確認して承認作業を効率化する
- 事業が軌道に乗った段階で後払い式に切り替える
マネーフォワード ビジネスカードの効果的な使い方
1.目的別に複数のカードを発行して立替精算をなくす

マネーフォワード ビジネスカードは、リアルカードとバーチャルカードどちらも発行枚数無制限です。一般的な法人カードは発行枚数に限りがあるため、立替精算をなくして経費精算業務を効率化したい企業・事業主におすすめです。

例えば、上記画像のように従業員1人につき1枚配布したり、事業部ごとに消耗品を購入するためのカードを発行したり、さまざまな用途でカードを発行することで利便性が上がります。
「今、別の部署がカードを利用しているから使えない」といった事態を防ぐことができるでしょう。
また、カード名を自由に設定できるので、「誰が、どんな用途で利用しているカードなのか」を明記できます。
バーチャルカードは手数料・年会費ともに、何枚発行しても無料です。なお、リアルカードも年会費無料ですが、2枚目以降1枚につき900円(税抜)の手数料がかかります。
2.上限金額の設定や利用停止機能でガバナンスを強化

マネーフォワード ビジネスカードは、Web版とスマホアプリから各カードの月ごとの上限金額、および1回の上限金額を設定できます。
何枚もカードを発行すると不正利用や使いすぎを懸念する企業・事業主も多いですが、マネーフォワード ビジネスカードならコントロール可能です。
また「利用停止機能」もあり、管理者権限を持つユーザーなら、カードコントロール画面で一時利用停止をONの状態にするだけで利用停止できます。万が一盗難や紛失があった際でも、被害や損失を最小限に抑えることができるでしょう。
なお、発行元の責任で発生した不正利用等で損害が発生した場合は、最大1,000万円の補償があります。
3.ポイントを貯めて経費削減

マネーフォワード ビジネスカードは、プリペイド式・後払い式ともにポイント還元率が通常1.0%、最大3.0%の高還元率です。
公共料金の支払いでも還元率は1.0%のままで下がりません。必要経費で多くのポイントが貯まるカードです。
法人税や所得税などの納税でも0.5%が還元されます。納税はポイント対象外の法人カードが多いため、マネーフォワード ビジネスカードの利点だといえます。
貯めたポイントは1ポイント=1円として残高に振り替えて決済で利用できます。現金決済や銀行振込をカード決済に切り替えるほどポイントが貯まり、経費削減につながるでしょう。
ポイント還元率の詳しい内容は、マネーフォワード ビジネスカードのポイントサービスでご紹介しています。
4.利用明細に証憑やメモを紐付けして管理工数を軽減する

マネーフォワード ビジネスカードは、カードの利用明細に直接証憑を紐付けたり、メモを記載できます。下記画面はWeb管理画面ですが、スマホアプリでも利用明細やメモの紐づけが可能なため、従業員が出先でカードを利用してもすぐに対応できます。
一般的な法人カードの場合、利用明細と証憑は別々で管理しなければなりませんが、マネーフォワード ビジネスカードならひとつの管理画面で確認できるため、経理業務がラクになるでしょう。またメモ機能は、例えば使用用途を記載するとより正確な経費管理ができます。
▼利用明細に証憑やメモを紐づけできるので、「いつ」「何に」支払ったかなどの内容が一目瞭然

5.専用スマホアプリによる撮影で電子帳簿保存法のスキャナ保存に対応する

マネーフォワード ビジネスカードを利用すれば、電子帳簿保存法の電子取引区分に無料で対応できます。また、専用スマホアプリ(マネーフォワード Pay for Businessアプリ)で撮影した画像は、スキャナ保存の階調と解像度の基準を満たして保存されます。
スキャナ保存の要件は厳しいため、撮影のやり直しが起きがちですが、専用スマホアプリで撮影すれば無駄な工数がかかりません。
電子帳簿保存法
電子帳簿保存法とは、国税関係の帳簿や書類を電子データで保存するときの取り扱いを定めた法律です。国税関係の帳簿とは、仕訳帳や総勘定元帳などをさします。
国税関係の書類とは、決算関係書類(損益計算書・貸借対照表)や請求書、領収書などのことです。
区分 | 内容 |
---|---|
電子帳簿保存 | パソコンで作成した国税関係帳簿や国税関係書類を、電子データのまま保存する。 |
スキャナ保存 | 紙で受領した国税関係書類の控えをスキャン、またはスマホで撮影し電子化して保存する。 |
電子取引 | 電子的にやり取りした書類を電子データのまま保存する。 |

上記画像のとおり、管理画面で「証憑・メモ添付機能」「電子帳簿保存法」を有効にすると、マネーフォワード クラウドBOX上にタイムスタンプが付与された状態で保存されます。
電子帳簿保存法におけるタイムスタンプとは
電子帳簿保存法におけるタイムスタンプは、電子化された証憑が原本であることを証明するものです。タイムスタンプが付与された時刻に証憑が存在していることの証拠にもなります。
ただし、スキャナ保存の要件を満たしているかどうかのチェックは行われないため、別途個々にチェックが必要になります。前述したとおり、専用スマホアプリでの撮影がよいでしょう。
また「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」「マネーフォワード クラウド会計Plus」を利用している場合は、帳簿の相互関連性の確保に対応できるため、スキャナ保存区分と電子帳簿保存区分にも対処できます。
6.利用明細をリアルタイムで確認して承認作業を効率化する

マネーフォワード ビジネスカードには専用スマホアプリがあり、利用通知をすぐに受け取ることができます。
上記画像のとおり、マネーフォワード クラウドにもリアルタイムで利用明細が反映されるため、月末に利用してもスピーディーに月次決算を進めることができるでしょう。
また、すべてのカードの利用通知を受け取ることができるので、不正や使いすぎがあった場合も気づきやすいという安心感があります。
▼スマホアプリとメールで利用明細がリアルタイムで通知・反映される

7.事業が軌道に乗った段階で後払い式に切り替える
▼マネーフォワード ビジネスカードの「あと払い機能」の管理画面

マネーフォワード ビジネスカードは、プリペイド式(前払い)と後払い式のどちらにも対応しています。プリペイド式(前払い)であれば与信審査なしで発行でき、Web上で最短5分で申し込み完了です。
「事前チャージが手間」「キャッシュフローを改善したい」と考えるなら、事業が軌道に乗ってきた段階で「あと払い機能」の審査を申請するとよいでしょう。マネーフォワード ビジネスカードは審査が不安な開業直後から続けて利用できるビジネスカードなので、スタートアップ企業には好都合です。
また、プリペイド式と後払い式は併用もできます。「あと払い機能」を利用した決済も明細データをリアルタイムで取得できるため、利便性は変わりません。
後払い式なら、利用限度額は最大10億円
マネーフォワード ビジネスカードの「あと払い機能」は、独自の与信審査で最大10億円の利用限度額を設定可能です。
一般的な法人カードの利用限度額は、数百万円程度がほとんどです。特に個人事業主やスタートアップ企業は、利用限度額が低く設定されることも多く、成長過程にある企業・事業主にとっては限度額が足りないケースもあるでしょう。決済月翌月の20日支払いとなるため、キャッシュフローを改善できます。
マネーフォワード ビジネスカードなら、一般的な法人カードよりも利用限度額の引き上げが見込めます。そのため、限度額が足りなくて複数のカード会社を利用したり、限度額に達して支払いが滞ったりするリスクを抑えられるでしょう。
マネーフォワード クラウドとの連携で業務効率アップ

マネーフォワード ビジネスカードを利用するなら、マネーフォワード クラウドと連携するとさらに便利です。
クラウドとの連携メリット
マネーフォワード クラウド経費 | |
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マネーフォワード クラウド会計 | |
「マネーフォワード クラウド経費」との連携

「マネーフォワード クラウド経費」との連携について、飲食店などの実店舗での支払いケースをご紹介しましょう。
- 支払い前に「マネーフォワード クラウド経費」のアプリを開いておく
- 即時通知で受け取った利用明細の編集画面にカメラのアイコンが表示されるため、そこをタップ
- 明細の撮影・登録を行う
- 経費科目などの必要事項を入力
- 経費申請完了!すぐに経理担当者の画面にデータが反映されます
「マネーフォワード クラウド経費」のアプリとの連携で経理担当者も利用者もラクになるため、浮いた時間をより価値のある業務に充てることができます。
「マネーフォワード クラウド会計」との連携
マネーフォワード クラウド会計とマネーフォワード ビジネスカードを連携させれば、自動仕訳ができます。
「自動仕訳ルール機能」が備わっているため、仕訳の内容(科目、摘要)をAIが記憶して、前回と同様の明細が取り込まれた場合に前回の内容を踏まえた勘定科目に自動で仕分けしてくれます。
また、「自動仕訳ルールの一括登録・編集」もできるので、自社に合うようカスタマイズできます。経費の仕訳に関する効率化が高レベルで実現するでしょう。
- 最大5万円のAmazonギフトカードのプレゼント(2023年10月31日まで) 出典:マネーフォワード クラウド公式
「クラウド会計はじめようキャンペーン」が開催されています!
マネーフォワード ビジネスカード

総合評価
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%〜 |
国際ブランド | ![]() |
電子マネー |
|
|
特徴
- ポイント還元率1~3%
- 利用明細のリアルタイム反映・証憑の回収状況を一元管理できる
- プリペイド式は審査不要なので開業直後でもすぐに利用できる
マネーフォワード ビジネスカードの評判

マネーフォワード ビジネスカードを利用している自業者は、どういった感想を持っているのでしょうか?こちらでは、公式サイトに掲載されている企業からの評判を抜粋します。
経費精算の効率化に向け、大きな一歩へ
引用元:株式会社日本オプティカル|マネーフォワード クラウド
店舗で経費精算があった際、これまではエクセルの現金出納帳に精算内容を1行ずつ手入力し、それを本社側で取りまとめていました。現在も出納帳は利用しているものの、カード払いの場合は費用以外の入力は不要にし、精算内容は本社で取り込むようにしているので、店舗側は精算内容の記入の手間が省け、入力ミスも減ると見込んでいます。加えて、マネーフォワード Pay for Businessの利用により紙の領収書を経理に毎月送付する業務が少なくなれば、より店舗の売上につながるような施策に時間とお金を使えるようになるはずです。
クラウド型サービスごとにバーチャルカードを発行
経費用カードとして従業員に渡しているので、立替金が減って従業員個人の負担が軽減されました。また、バーチャルカードを発行できるおかげで、経費部門ごとにカードを分けられるようになりました。特に開発チームではさまざまなクラウド型のサービスを使うので、「今回のサービスはこのカードで通してね」と都度バーチャルカードを使い分けられて便利です。バーチャルカードは即時に発行できますし、もし仮にカード情報が漏れることがあったとしても、そのカードだけ利用を停止できるので、安心して社員に発行できます
引用元:セブンセンスR&D株式会社|マネーフォワード クラウド
他社システムからの乗り換えで、経費精算にかかる時間を25%削減!
引用元:株式会社BitStar|マネーフォワード クラウド
以前は大手銀行系のコーポレートカードを利用していたのですが、マネーフォワード クラウド経費へのカード利用明細データの連携が遅く、月内のカード利用明細が翌月になってから反映されることがしばしばありました。そのため、従業員が経費申請すべきカード利用明細に気づかず、経費申請が漏れてしまうことがありました。カード利用明細の連携をなんとか早くできないかと考えていたところに、マネーフォワード Pay for Businessならカード利用明細のデータ連携がリアルタイムになる、とご案内いただき興味を持ちました。
ストレスフリーな業務環境を実現
大口の広告出稿になるとすぐにクレジットカードの利用限度額に達してしまいます。そうなると決済が行われず、ある日突然広告が止まってしまうのです。クライアントから依頼を受けた広告が出稿できない事態は絶対に避けなければならないので、クレジットカードを複数枚作り、利用状況に応じて支払いに使うカードをこまめに切り替えて対応していました。そんな時に、マネーフォワードから「マネーフォワード Pay for Business」の案内メールが届きました。「与信審査不要のビジネスカード」「最短2営業日発行」「ウォレットにチャージしておけば、いくらでも利用可能」「初期費用・年会費無料」という案内文を読んですぐに「これだ!」と飛びつきました。
引用元:株式会社ユニークワン|マネーフォワード クラウド
経費の使いすぎをプリペイド型カードの仕組みで防ぎ、ビジネスの成長を後押し
引用元:株式会社GIG-A COO|マネーフォワード クラウド
昨年11月に設立したばかりの会社なので、クレジットカードの審査や利用上限額に不安がありました。マネーフォワード ビジネスカードは与信審査なしで限度額も気にせずに利用できる点が魅力です。まだ利用していませんが「あと払い機能」もあるため、チャージを忘れてしまった時でも決済ができるのは嬉しいですね。プリペイドとあと払いを組み合わせて使えると便利になるのではないかと期待しています。
マネーフォワード ビジネスカードの後払い式の審査

マネーフォワード ビジネスカードの後払い式を利用するためには、与信審査に通過する必要があります。後払い式の申し込み条件や具体的な審査内容について解説します。
- 申し込み条件は「マネーフォワード クラウド」のサービスを利用中であること
- 決算書不要で最短10分で審査完了
- 「マネーフォワード クラウド」上の会計データ・連携している銀行口座の残高・入出金履歴をもとにした独自の与信審査が行われる
- 最大10億円の利用限度額
マネーフォワード ビジネスカードの後払い式の審査
審査の申し込み条件
審査の申し込み条件
- 「マネーフォワード Pay for Business(前払い式)」を利用している
- 「マネーフォワード クラウド会計」などを利用している
- 銀行口座のデータ連携を行う
「あと払い機能」の申し込み条件について、マネーフォワードに問い合わせたところ次のような回答がありました。
「あと払い機能」の申し込みは、プリペイド式カードの発行を終えた後になるのが原則です。
プリペイド式の場合は「マネーフォワード クラウド」に未登録でも利用できますが、後払い式を利用するためには、次のいずれかのサービスを利用する必要があります。銀行口座とのデータ連携も必要です。
下記いずれかのサービスの利用が条件
- マネーフォワード クラウド会計
- マネーフォワード クラウド確定申告
- マネーフォワード クラウド会計Plus
また、審査に申し込むためには「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」の「オーナー」権限を持つユーザーによる「あと払い利用規約」への同意が必要です。「マネーフォワード クラウド会計Plus」の場合は「紐付けユーザー」の同意が必要です。
申し込み方法については、あと払い機能の申し込み方法をご覧ください。
審査内容と必要書類
マネーフォワードでは、次の内容をもとに独自の与信審査を行うことを公式ページで明記しています。
- 「マネーフォワード クラウド」上の会計データ
- 連携している銀行口座の残高
- 連携している銀行口座の入出金履歴
- 外部会社による与信情報(クレジットヒストリー)
後払い式の審査内容
通常、ビジネスカードは外部会社による与信情報(クレジットヒストリー)をおもに与信審査を行いますが、マネーフォワード ビジネスカードは、「マネーフォワード クラウド」の利用情報や連携している銀行口座の口座情報も審査内容に入ります。そのため、独自の与信審査によって最大10億円の高額な限度額が可能になります。
また、決済書などを提出する必要がありません。独自のアルゴリズムで審査が行われるため、最短10分で完了します。
審査結果はメールで通知されます。ただし、「あと払い機能」を利用できない場合や申告した希望金額がかなえられない場合もあります。
マネーフォワード ビジネスカードのポイントサービス

マネーフォワード ビジネスカードは、一般的な法人カードと比較して高還元率です。また、毎月の利用額に応じてもらえるボーナスポイントもあります。プリペイド式と後払い式、どちらも対象です。
ここからは改めて、マネーフォワード ビジネスカードのポイントサービスについて詳しくご紹介します。
マネーフォワード ビジネスカード | 一般的な法人カード | |
---|---|---|
ポイント還元率 | 1.0〜3.0% | 0.3〜1.0%程度 |
マネーフォワード ビジネスカードのポイントサービス
1.0~3.0%の高還元
マネーフォワード ビジネスカードの基本還元率は1.0%、公共料金の支払いでも1.0%分のポイントが付きます。次のマネーフォワード関連のサービスでは3.0%が還元されます。
ポイント還元率3.0%の支払先
- マネーフォワード ME
- マネーフォワード クラウド
- STREAMED
- Manageboard
ポイント還元率0.5%の支払先
- 法人税
- 地方税
- 所得税
- 消費税
ポイント対象外の支払先
- 「モバイルSuica」へのチャージ
- 「モバイルPasmo」へのチャージ
- 「モバイルICOCA」へのチャージ
- 「Revolut」へのチャージ
- 「TOYOTA WALLET」へのチャージ
- 「Kyash」へのチャージ
- 「バンドルカード」へのチャージ
- 「MIXI M」へのチャージ
- 「B/43」へのチャージ
- 支払い.com
- INVOY
- 「IDARE」へのチャージ
- 「ハチペイ」へのチャージ
- 「デルカ」へのチャージ
月間10万円以上の決済をするとボーナスポイントがもらえる
マネーフォワード ビジネスカードは、その月の利用金額に応じてボーナスポイントがもらえます。月に10万円以上のカード決済があれば毎月500ポイント。1,000万円以上の決済があれば毎月50,000ポイントです。
月の利用金額 | ボーナスポイント |
---|---|
10万円 | 500ポイント |
50万円 | 2,500ポイント |
100万円 | 5,000ポイント |
500万円 | 25,000ポイント |
1,000万円 | 50,000ポイント |
※ポイント還元率が1.0%未満の支払先は、月間利用ボーナスポイントを算定する際の「当月の利用金額」に含まれません。
どのくらい貯まる?ポイント獲得シミュレーション
実際に毎月いくらくらいポイントが貯まるのかのシミュレーションをご紹介します。事業規模やかかる経費はそれぞれだと思いますが、ぜひ参考にしてください。

月間約181万円のカード決済を行う中小企業を例にしたシミュレーションでは、1万9,499円分のポイントが貯まる結果となりました。使えば使うほど月間利用ボーナスの還元が多くなるため、成長途中の企業にとってメリットが大きいでしょう。
項目 | 支払った額/月 | 貯まるポイント/月 |
---|---|---|
広告費 | 70万円 | 7,000ポイント |
消耗品費 | 10万円 | 1,000ポイント |
接待交際費 | 6万円 | 600ポイント |
マネーフォワード クラウド | 4,980円 | 149ポイント |
光熱費 | 20万円 | 2,000ポイント |
法人税 | 75万円 | 3,750ポイント |
合計 | 181万4,980円 | 1万4,499ポイント |
月額利用ボーナス* | 5,000ポイント | |
合計ポイント | 1万9,499ポイント |
月間約78万のカード決済を行う個人事業主の場合は、4,399円分のポイントが貯まる結果となりました。
項目 | 支払った額/月 | 貯まるポイント/月 |
---|---|---|
広告費 | 4万円 | 400ポイント |
消耗品費 | 5,000円 | 50ポイント |
接待交際費 | 2万円 | 200ポイント |
マネーフォワード クラウド | 4,980円 | 149ポイント |
光熱費 | 1万円 | 100ポイント |
所得税 | 70万円 | 3,500ポイント |
合計 | 77万9,980円 | 4,399ポイント |
貯まったポイントは1ポイント=1円で利用できる
貯まったポイントは、100ポイント単位で1ポイント=1円として残高に振り替え、いつもの決済で利用可能です。一般的な法人カードのなかには、ポイントを支払いに利用しようとすると申請が必要で交換の仕組みが複雑なケースもあります。
マネーフォワード ビジネスカードは、100ポイント単位でウォレット残高へ移行するだけです。ポイントが使いやすくいつもの支払いに利用できるため、経費削減に大いに役立つでしょう。
なお、翌月10日に前月決済確定分のポイントが付与されます。ポイントの利用期限は、最終決済日から6ヶ月目の月末までです。
マネーフォワード ビジネスカードのユーザー限定特典
マネーフォワード ビジネスカードには、会社経営に役立つ業務支援ツールをお得に利用できる特典があります。

ユーザー限定の特典(一例)
- 「マネーフォワード クラウド」
・「マネーフォワード ビジネスカード」での支払いで3.0%ポイント還元 - 「マネーフォワード クラウド税理士・社労士無料紹介サービス」
・税理士・社労士を無料で紹介 - 「AWS Activate Portfolio」
・AWSクレジット5,000ドルをプレゼント(有効期限2年)
・AWS ビジネスサポートクレジット1,500ドルをプレゼント(有効期限1年)*
上記以外にも、バックオフィスツールやマーケティングなどに役立つツールの特典があります。「試してみたい」と思っているツールがあれば、特典の利用をおすすめします。
マネーフォワード クラウドと連携できる数種類の法人カードと比較

こちらでは、他の法人カードとの比較をご紹介します。マネーフォワード クラウドと紐づけることができることを条件に比較対象カードを選定しました。
![]() マネーフォワード ビジネスカード |
![]() paild |
![]() UPSIDER |
![]() 三井住友カード ビジネスオーナーズ |
![]() EX Gold for Biz S |
|
---|---|---|---|---|---|
年会費 | 無料*1 | 無料 | 無料 | 無料 | 初年度無料(次年度以降2,200円) |
発行手数料 | 無料(リアルカードは2枚目以降900円/枚) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
国際ブランド | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() |
![]() |
決済方式 |
|
プリペイド |
|
後払い | 後払い |
与信審査 |
|
なし |
|
あり | あり |
追加カードの発行枚数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 19枚まで無料 | 発行不可 |
カードの種類 |
|
|
|
リアルカード | リアルカード |
利用限度額 |
|
|
10億円 | ~500万円 | 10万~300万円 |
ポイント還元率 | 1.0~3.0% | なし | 1.0%~ | 0.5~1.5%*3 | 0.1% |
明細への反映 | 即時 | 即時 | 即時 | 数日 | 数日 |
旅行傷害保険 | なし | なし | なし | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 |
|
ETCカード | なし | なし | なし | あり | あり |
カード別利用限度額の設定 | あり | あり | あり | なし | なし |
Slack通知機能 | なし | なし | あり | なし | なし |
詳しく見る | - | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
マネーフォワード クラウドを利用・検討中であれば、やはりマネーフォワード ビジネスカードがおすすめです。マネーフォワード関連サービスのポイント還元率が3.0%になりますし、連携による利便性は段違いです。利用限度額についても問題ないでしょう。
とはいえ、記事の冒頭でお伝えしましたように、マネーフォワード ビジネスカードには次のようなデメリットがあります。
マネーフォワードのデメリット
- リアルカードの発行手数料が2枚目以降900円/1枚かかる
- 旅行傷害保険がない
- ETCカードを発行できない
リアルカードを多数発行する予定の企業は、年会費も発行手数料も無料で追加カードを発行できる上記のビジネスカードを選んだ方がコストがかかりません。
また、マネーフォワード ビジネスカードはETCカードの適用がないため、社用車が多い企業はETCカードを発行できる法人カードを選んだ方が、一元管理に役立ちます。
海外旅行保険や空港ラウンジサービスなど、出張時のサービスを重視する場合は三井住友カード ビジネスオーナーズ、またはEX Gold for Biz Sがよいでしょう。
Slack機能と連携して利便性を上げることを望むなら、UPSIDERが選択肢に上がるでしょう。
マネーフォワード ビジネスカードの申し込みから発行までの流れ

マネーフォワード ビジネスカードを利用するためには、まずプリペイドの申し込みが必要です。ここでは、申し込みの流れとカードを有効化する方法を解説します。
プリペイド式の申し込み方法

マネーフォワード ビジネスカードは、個人事業主と法人で申し込みの流れが異なります。
個人事業主の場合
- 公式サイトで「新規登録」または「お申し込みはこちら」をクリック
- 申し込みに関する注意事項をチェック
- 本人情報を入力
- 名義人等の1枚目に発行するカードの設定
- スマホアプリにて本人確認
- 申請内容の確認・提出
- 2営業日を目安にメールで連絡





法人の場合
- 公式サイトで「新規登録」または「お申し込みはこちら」をクリック
- 法人情報の入力
- 名義人等の1枚目に発行するカードの設定
- 実質的支配者情報の入力*
- 取引担当者情報の入力
- スマホアプリで取引担当者の本人確認
- 登記事項証明書のアップロード
- 2営業日を目安にメールで連絡
マネーフォワードを利用したことがない場合、1の段階でマネーフォワードIDを作成し、事業者情報を登録します。利用している場合は、ログインしてください。
Webとアプリ両方使用する申し込み方法を紹介しましたが、個人事業主と法人、どちらもスマホアプリのみでも申し込み可能です。下記の動画では、申し込みステップを紹介しています。
カードの有効化
カードが手元に届いたら、カードの有効化が必要です。前述したとおり、審査を通過すると2営業日ほどでメールの通知があり、カードが郵送されます。ここでは、スマホアプリにおけるカード有効化の方法を紹介します。
カードを有効化する流れ
- 手元に届いたカードとカード台紙を用意
- スマートフォンでカード台紙に記載されたQRコードを読み込む
- QRコードを読み込むと、カードの有効化完了
- 「カード有効化が完了しました」という画面が表示されたら、「OK」ボタンをタップ
あと払い機能の申し込み方法
あと払い機能の申し込みの流れ
- Webから申し込む
- 与信結果をメールで受け取り後、口座振替依頼書が郵送される
- 口座振替依頼書に必要事項を記入し、返送する
- 口座振替依頼書の返送が確認されたら、申し込み完了
プリペイドをすでに利用している場合、あと払い機能の申し込みが可能です。あと払い機能は初回のリアルカードが手元に届いてから、申し込みが可能となります。ただし、あと払い機能は、スマホアプリからの申し込みができません。

まず、Web版の管理画面から「あと払い利用申込」をクリックして手続きを進めます。

3つの項目にチェックを入れたら「申込手続へ進む」をクリックします。なお、前述したとおり、マネーフォワード クラウドの利用開始、かつ銀行口座とのデータ連携が必須です。

希望利用枠や引落口座などを入力したら「この内容で申込」で、手続完了です。

審査には2営業日ほどかかり、口座開設からリアルカードの到着まで最短1週間です。バーチャルカードは、初回のリアルカードが届いたあと、管理画面上で即時発行が可能です。
ただし、あと払い機能は初回のリアルカードが手元に届いてから申し込みが可能となります。あと払い機能は利用申し込みから利用開始までに、1~2ヶ月程度かかります。
マネーフォワード ビジネスカードに関するQ&A

マネーフォワード ビジネスカードに関してのよくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。
Q.マネーフォワード クラウドに未登録でも申し込める?
マネーフォワード クラウドに未登録の場合、マネーフォワード ビジネスカードに申し込む際にマネーフォワード クラウドへの登録が必要になります。ただし、マネーフォワード クラウドに登録してからといって、利用しなければならないわけではありません。
マネーフォワード クラウドを使わなくとも、法人カードとして利用できます。
Q.ウォレットへのチャージ方法は?
プリペイド式のマネーフォワード ビジネスカードは、専用の入金口座(ウォレット)にチャージして利用します。チャージ方法は、下記のとおりです。

Web版の管理画面からチャージする場合は、左メニューの「ホーム」をクリックして上記の画面を開きます。赤枠部分の入金用口座に振り込み、チャージを行います。GMOあおぞらネット銀行以外から振り込みをする場合、各金融機関所定の手数料が発生するため、GMOあおぞらネット銀行がおすすめです。なお、原則、24時間365日リアルタイムで入金用口座への振り込みが完了します。
ウォレットのチャージ・保有上限は5,000万円、発行元が認めた場合は最大20億円です。月の利用上限はないため、何度もチャージすれば毎月億単位の利用も実現可能です。
例えば、個人事業主やスタートアップ企業で多額の広告費を支払いたいけれど与信審査が不安な場合、プリペイドならチャージさえできれば支払いが滞ることはなく「支払いができないせいで広告が止まってしまった」という事態を防げます。
Q.チャージした現金の出金はできる?
ウォレット残高にある現金は、出金できません。事前にチャージして利用するプリペイド式は、専用のウォレット残高へ入金します。「一旦チャージしておく」のような考えで入金すると予算管理が回らなくなるため、チャージする際は予算内で入金しましょう。
またサービス解約時であっても出金はできないため、計画的に入金してください。
Q.カードはいつ届く?
マネーフォワード ビジネスカードは、リアルカードとバーチャルカードがあります。口座開設後の初回発行カードはリアルカードのみで、手元に届くまで1週間程度かかります。
バーチャルカードは初回のリアルカードが届き次第、発行できるようになり、オンラインで即時発行可能です。
Q.ガソリンスタンドで決済できる?
マネーフォワード ビジネスカードはガソリンスタンドでも利用できます。
ですが、プリペイド式の場合は少し特殊です。ガソリンスタンドでの支払いは、カード決済時にウォレット(口座)から1万円が徴収されます。3~4日で決済金額が確定したのちに1万円の差額分がウォレットに返還されます。
出典:マネーフォワード Pay for Business お知らせ「ガソリンスタンドの決済に対応しました」Q.海外手数料はかかる?
海外手数料は、実質無料です。海外加盟店での円建て、外貨建て取引にかかる海外手数料3.0%分がポイント還元されます。
マネーフォワード クラウドをもともと利用している場合、紐づけるクレジットカードとして相性が良いのはマネーフォワード クレジットカードです。マネーフォワード クラウドに利用明細が即時通知されるため、カード利用者も経理担当者も証憑登録から承認までをスムーズに行えます。
また、マネーフォワード ビジネスカードは通常1,0%、マネーフォワード関連のサービスならポイント還元率3.0%です。一般的な法人カードと比べて高還元率のため、ポイントも重視する企業・事業主にもおすすめです。
「あと払い機能」のお申し込みは「マネーフォワード Pay for Business」をご利用中のお客さまであれば可能です。
プリペイド式のファーストカードがお手元に届いた後にお申し込み頂けます。