クレジットカードの返金はいつされる?処理のタイミングと返金方法

クレジットカード返金は、利用した場所や、利用から返金手続きまでの期間によって、返金されるタイミングが異なります

また、カード付帯のショッピング保険を活用すれば、店側に返品を断られても、一部商品が破損や盗難にあった場合など、条件付きで補償を受けられる可能性があります。

この記事では、クレジットカードの返金の仕組みや手順をわかりやすく解説します。また、Amazonでの返品や不正利用された場合など、ケース別の特徴も紹介しています。

クレジットカードの返金のポイント

  • 実店舗での利用かつ、返品までの時間があまり経過していない場合、決済自体が取り消される
  • ネットショップでの利用、または返品までの時間が経過している場合、一度請求された後翌月または翌々月に返金される。この場合、返金のタイミングでのカード利用額と返金額が相殺されて請求が来るため、実際の利用合計額と請求額が変わる。
  • 返金処理の完了には数か月と時間がかかるが、あまりに遅い場合は明細を確認の上、加盟店やカード会社に連絡したほうがよい

当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。

気になる内容をクリック

クレジットカードの返金処理のタイミング

返金処理のタイミングは、

  1. 返金の仕組みでわかる、購入から返品までの期間
  2. クレジットカード会社への請求日

上記2つによって決まります。 また、返金方法は現金ではなく、カード決済自体の取り消し、または請求金額の相殺になります。以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

クレジットカードの返金の仕組みと返金方法

クレジットカードで購入した商品を返品する場合は、購入先や「いつ返品したか」によって返金されるタイミングに差が生じます

例えば、実店舗での利用かつ商品の購入から返品までの時間があまり経過していない場合には、クレジットカードの請求が確定していないケースが多く、決済を取り消すことが可能です。

決済を取り消すということは、最初から商品を購入していないことになります。そのため、返金処理という概念はなく、請求書にも記載されません。

一方、ネットショップでの利用や購入から返品までの時間が経過している場合には、クレジットカードの請求が確定しているケースが多く、一度購入金額通りに決済されて請求がきます。そのようなケースにおける返品では、翌月または翌々月に返金処理されます。

  • 実店舗での利用、返品までの時間があまり経過していない→決済を取り消すだけ
  • ネットショップでの利用、返品までの時間が経過している→翌月または翌々月に返金

返品やキャンセルはまず利用店舗へ確認する

返金の流れの説明画像

クレジットカードを利用して購入した商品の返品やキャンセルはまずクレジットカードを利用した店舗へ連絡しましょう。

クレジットカードを利用した店舗がその日のうちにクレジットカード会社に請求するとは限りません。1日ごとに請求する店舗もあれば、1ヶ月に1回まとめて請求する店舗もあります。各店舗がカード会社にどのタイミングで請求しているかわからないため、返品やキャンセルする際はクレジットカード会社ではなく、まずは利用した店舗に連絡を入れましょう

店舗からクレジットカード会社へ決済の連絡をする前であれば、店舗側での決済の取り消しだけで済みます。また、もしすでに店舗がクレジットカード会社に請求済みの場合でも、店舗側からカード会社へ連絡して返金処理の手続きに移るので、まずはカード利用店舗への連絡が必要です。

請求額から返金額をマイナス処理される

不正利用や店側の損失を生じさせないようにするために、クレジットカードの返金処理は現金ではなく「カードのショッピング枠に返金」、つまり「請求金額から、返金分を差し引いて請求する」という方法が採用されています。

現金で購入した商品の返品と同様に、「現金で返金」されるかどうか気になっている方も多いと思いますが、クレジットカードの場合、現金での返金には対応していません

その理由は、「ショッピング枠の現金化の防止」と「店側の手数料負担軽減」のためです。

クレジットカードのショッピング枠は、あくまでも商品を購入するために設けられているものです。しかし、支払いをキャンセルした場合の返金を現金で受け取ることができれば、ショッピング枠のキャッシング枠利用(現金化)になってしまいます。

また、クレジットカードに加盟している店舗は、クレジットカード決済時に手数料を支払っており、現金での返金になると手数料分の損が生じてしまいます。

そのため現金での返金ではなく、利用したカードの請求額から返金額が差し引かれるようになっています。

クレジットカードの返金の注意点

クレジットカードの返金処理は、現金で受け取ることができませんが、しっかりと返金処理されるということを聞いて安心した方も多いと思います。しかし、クレジットカードで返金処理を行う際には、以下の3つの点に注意が必要です。

  • 付与されたポイントが失効する
  • 手数料が発生する可能性がある
  • 海外利用時は為替レートで損をする可能性がある

それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

注意点1:付与されたポイントが失効する

1つ目は付与されたポイントが失効することです。クレジットカードで商品を購入すると、クレジットカードの利用額に応じてポイントが得られることがあります。しかし、これらのポイントは商品の購入やクレジットカードを利用して初めて得られるものなので、一度付与されても返金処理がされることでポイントは失効します

クレジットカードのポイントは返金処理が完了したタイミングで失効するのが一般的です。既にポイントを使ってしまった場合には、翌月の付与分と相殺するなどの処置がとられます。

注意点2:手数料が発生する可能性がある

クレジットカードの返金処理に手数料がかかるということはありません。利用金額全ての返金処理を受けることが可能です。しかし、飛行機や電車、バスなどのチケットなどの返金処理を希望する場合には、システム利用料や発券手数料などを含めた別途キャンセル料が発生する可能性があります

また、利用した店舗によっては送料を差し引いた残額の返金処理、キャンセル手数料を差し引いた残額の返金処理になるケースもあります。後でトラブルになることを防ぐためにも、返品やキャンセルにどのような手数料が発生するのか事前に確認しておきましょう。

注意点3:海外利用時は為替レートで損をする可能性がある

クレジットカードを海外で利用しても、返金処理をしてもらうことは可能です。そのため、海外でも安心してクレジットカードを利用できます。

日本でクレジットカードを利用して買い物をする際は円が単位となっていますが、海外でクレジットカードを利用して買い物をする際は現地の通貨を単位としています。そのため、購入した際の為替レートと返金処理する際の為替レートが異なるのが一般的です。

このような為替レート差が生じた時に、カードを利用した時にさかのぼって計算してくれるところもあれば、返金処理する際の為替レートを採用するところもあります。返金処理する際の為替レートが高くなっていた場合には、為替レート差による損失が生じる可能性があります

購入したものの金額によっては、為替レート差による損失が大きくなる可能性もあるため、海外利用時における返金処理がどのようになっているか事前に確認しておきましょう。

クレジットカードの返金がされない場合の対処法

クレジットカードで購入した商品を返品すると、店舗側からクレジットカード会社に返金処理を依頼することになります。最低でも返金処理の完了まで1~2ヶ月かかるため、この期間はカードの明細書などを確認しながら返金処理を待つ期間と言えます。

しかし、3ヶ月経過しても反映されていない場合は、返金処理がどこかで滞っていると判断しても問題ありません。3ヶ月経過しても明細書に何も返金処理に関する内容が記載されていない場合には、次の「加盟店に連絡する」のステップに移りましょう。

まずは改めて明細を確認

カードを使用した加盟店とカード会社は、利用者の立場から見ると、どちらともトラブルになる可能性があります。そのため、両社に連絡を行い一定期間が経った場合、加盟店に連絡する前に、改めて明細を確認するところからスタートしましょう。

当たり前ですが、明細はカードの使用履歴を記したものであるため、カードがどこで使用されたのか、返金がいつあったのかを明確に知ることができます。加えて、返金があったとしても連絡はないため、明細の確認を行い、問題があった場合には再度連絡することをおすすめします。

加盟店に連絡する

返金処理が行われていない場合には、「クレジットカード会社が返金処理の手続きを怠っている」と考えるかもしれませんが、そうとは限りません。返品を受け付けた店(加盟店)が返金処理に必要な手続きを忘れている可能性があります。

「そのようなケースでもクレジットカード会社に連絡すれば、解決してくれるのでは?」と思うかもしれませんが、店(加盟店)からの返金処理しか受け付けていません。クレジットカード会社に連絡しても「利用した店舗に問い合わせてください」と二度手間になるため、まずは加盟店に連絡して返金処理を忘れていないか確認します

店(加盟店)側に問題があった場合は、そこから返金処理の手続きを行うことになるため、返金処理の完了までに最低でも1~2ヶ月はかかることを想定しておきましょう。

カード会社に連絡する

加盟店に連絡して返金処理を忘れていないかを確認して、もし加盟店が返金処理を忘れていなかった場合にはカード会社側で何かしらのトラブルが生じている可能性があります。そのため、そのようなケースでは、カード会社に連絡して返金処理について確認します。

カード会社側に何らかの落ち度があった場合には、そこから返金処理が行われるため、次の請求に反映される可能性が高いと言えます。加盟店側またはカード会社側に不備があった場合も、基本的に返金処理が完了しても連絡はありません。

連絡したからと言って放置するのではなく、最後までしっかりと返金処理が完了したのか明細書などで確認することを忘れないようにしましょう。参考までに、各カード会社ごとの返金方法、ルールに関してまとめました。

クレジットカード会社別の返金方法と返金期間

返金方法 期間 ルール
JCB 基本はカード 翌月10日 加盟店から連絡する
エポス 基本はカード 2ヶ月 加盟店から連絡する
楽天 基本はカード 翌月か翌々月の口座引き落とし日 加盟店から連絡する
VISA 基本はカード 1ヶ月~2ヶ月 加盟店から連絡する
Master Card 基本はカード 1週間から2ヶ月 加盟店から連絡する

クレジットカードの返金シミュレーション!こんな時は返金される?

ここでは、返金される場合のシチュエーションを見ていきましょう。

Amazonで注文した商品をキャンセルして返品した

商品の到着後30日以内であれば、返品することによってクレジットカード払いでも返金されます。期間によっては、当月に差し引かれることもあるものの、翌月には同じ金額が指し戻され、返金処理が完了します。

また、未使用・未開封でなければ100%の金額で返金されない点には注意が必要です。

クーリングオフした

カード払いで契約した場合であってもクーリングオフは成り立ちます。期限は8日や20日など取り扱う商品によって異なるものの、国が定めた制度であるため、まともな販売者であれば対処してくれるでしょう。

販売会社とクレジットカード会社に連絡を行い、書面を通して返金処理が進んでいきます。

不正利用被害などの詐欺にあった

気づかない内にカードが誰かに使われていたというケースは少なくありません。その場合には、クレジットカード会社によって返金が行われます。カード会社に相談したうえで、規約違反などがない限りは返金される点は安心だといえるでしょう。

また、規約違反だけでなく、暗証番号が正当なものを使用されていた場合には不正利用でも補償されなことがある点は注意が必要です。

二重引き落としされていた

二重引き落としの場合は、カード会社に連絡を行うことによって返金されます。加えて、カードの明細などを確認し、早い段階で連絡すれば、二重引き落としそのものを防ぐことが可能です。

仮に、二重引き落としに気づき、引き落とし日の金額が確定するまでにカード会社に連絡できなくても、翌月払い戻しを受けることができます

海外のホテルでデポジット処理をした

海外のホテルではデポジット(支払い保証の預かり金)を必要とすることがあります。そのデポジットは、あくまでも信用情報を担保するための預かり金であるため、後に返金されるものです。

しかし、返金の時期は非常にまばらであるため、いつの予定になるのかはよく確認しておきましょう。

クレジットカードの返金ではなくショッピング保険を利用する方法

クレジットカードで購入した商品が返品できないために、返金の手続きが不可能な場合は、クレジットカードのショッピング保険を利用して代金を保証してもらうことができます。ただし、補償を受けられるだけであって返金処理を受けられるわけではないので注意が必要です。

ショッピング保険とは、クレジットカードで購入した商品が破損または盗難にあった時に損害を補償してくれる保険です。各クレジットカードによってショッピング保険の内容は異なり、1回の申請に対して数千円程度の自己負担が発生するものもあれば自己負担なしのもの、補償期間が90日間のものもあれば180日以上のものもあります。

ただし、全ての買い物に適用されるわけではありません。
例えば、動物や植物、パソコンやスマホ、食料品、自動車や自転車、小切手やチケットなどは適用されません。また、本人の故意や重大な過失があるケース、紛失や置き忘れ、誤使用による損害や保管状態が原因、配送中に生じた損害は対象外です。

このように、クレジットカードで購入した全ての商品に適用されるわけではありませんが、店側などの理由で返品を拒否されて返金処理が受けられない場合には、大きなサポートと言えるでしょう。

参考までに、いくつかの店舗での返金方針を記載しておきます。各社対応方針が異なるため、返金対応をする場合は店舗公式ページをご確認下さい。

サービス名 返金方針
PayPal ・支払いを受け取ってから最長180日以内に、全額または一部を返金。
ZARA ・店舗での期限はお買い上げ日から30日以内+レシートの提示が必要
・ネットで購入し代金引換で支払いが行われた注文は、返金は銀行振込みにて行う
ローソン ・商品そのものがない場合は厳しい。
JAL ・航空券の有効期間内および有効期間満了日の翌日から起算して10日以内に申請
・手続きには所定の「取消/払戻手数料」が発生し、運賃によって異なる
・クレジットカードで購入した際は、クレジットカード会社経由での返金
H.I.S. ・クレジットカード決済の場合、カード会社を通して対応
・所定のキャンセル料(取消料+払戻手数料+取扱手数料+取消手続手数料)がかかる
・コンビニ決済、またはクレジット会社の都合によりカードに返金できない場合は、金融機関への支払いとなり、キャンセル料に加え金融機関への振込手数料がかかる
セブン-イレブン(オムニ7) ・クレジットカード支払いの場合クレジットでの返金
クレジットカードの返金のまとめ

現金で購入した商品を返品する際は、領収書と商品を店舗に持って行けば支払った現金を返してもらえます。しかし、クレジットカードの場合は、同じように領収書と商品を店舗に持って行っても現金を返してもらえるわけではありません。返品までの時間が短い場合は決済をキャンセルすることで、最初から買い物をしていないことと同様になります。

ところが、決済をしてから時間が経つと請求が確定するため、一度カード会社に請求されてしまいます。その後、1~2ヶ月後に返金処理が行われますが、返金処理が完了したという連絡はないため、カード明細書を確認するなど返金処理が行われたかしっかりと確認しましょう

関連記事

時間アイコン24.02.13

クレジットカードは何歳から作れる?若い世代がクレカを持つメリットと注意点

クレジットカードは何歳から作れる?

時間アイコン23.06.24

クレジットカードの利用明細の見方や、心当たりのない支払いがあった時の対処!

クレジットカードの利用明細はココをチェック

時間アイコン23.03.08

イシュアとアクワイアラーの違いとは?クレカ決済の仕組みを解説

イシュアとアクワイアラー

時間アイコン24.01.18

クレジットカードのメリット・デメリットを解説!賢い使い方や注意点も

クレジットカードのメリットデメリット

時間アイコン24.03.21

ICチップ付きクレジットカードとは?特徴からお手入れの仕方まで徹底解説

ICチップ付きクレジットカードとは