クレジットカード
クレジットカードの利用明細の見方や、心当たりのない支払いがあった時の対処!

クレジットカードの利用明細は、Webページやアプリで確認するのがおすすめです。
Web明細は、クレジットカードの利用履歴を手軽に、そして無料で確認できるからです。
「クレジットカードの請求額が思ったよりも高かった……」
「利用明細ってどこで確認すればいいの?」
Web明細をこまめに確認していれば、毎月の使いすぎを防ぐことはもちろん、万が一不正利用をされてしまったときにも、早期に気づくことができるはずです。
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当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、売上の一部が運営者に還元されることがあります。なお、得た収益が記事中での製品・サービスの評価に影響を与えることはありません。
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クレジットカードの利用明細はWebで確認できる
クレジットカードの利用明細は、以下の3点から確認できます。
クレジットカードの利用明細-確認方法
- 紙の明細
月に一度、郵送される。有料の場合がある
- 会員専用のWebページ
反映までに数日前後〜
- スマホのアプリ
反映までに数日前後〜
WebページやスマホのアプリなどのWeb明細は、利用明細を手軽に無料で確認できるのが特徴です。
紙の明細の有料発行例
- JCBカード:1通あたり88円(税込)
- 三井住友カード:1通あたり99円(税込)
以前は紙の明細が郵送されてくるのが一般的でしたが、最近では多くのカード会社がWeb明細の利用を推奨しています。

また、Web明細の利用に特典が付くケースもあります。三井住友カードは、Web明細に切り替えることで一部対象カードの年会費が、最大1,100円(税込)割引されます。
とくに紙での明細にこだわらないという人であれば、節約にもつながるWeb明細がオススメです。
明細から購入商品がバレることは少ない
クレジットカードの利用明細には、具体的な商品名が記録されません。
プライバシーの面から、「クレジットカードの記録がすべて残るのは心配」という人もいるかもしれません。
しかし、利用明細に記録されるのは以下の情報までです。
- 利用日
- 利用店舗
- 利用額
万が一、明細を見られてしまうことがあったとしても、何を買ったかまで知られるおそれはほとんどないといえます。
クレジットカードの利用明細はココをチェック!
クレジットカードの明細確認画面は、以下のようになっています。

カード会社ごとで明細の記載の仕方に多少違いはあるものの、基本的な内容に大きな違いはありません。
ここからは上記の明細の形式を例に、おもなチェックポイントを確認していきましょう。
1.利用日の確認

利用日の見方
- 店舗利用
多くの場合、買い物当日の日付
- ネットショッピング
注文日・配送日・受取完了日などサイトによって違う
「利用日」はクレジットカードの精算処理が行われた日付が記載されます。取引した時間までは記録されません。
店舗利用の明細は、ほとんどの場合買い物当日の日付となっています。一方、ネットショッピングなどのオンライン決済では、注文日と日付が異なる場合があります。
ネットショッピングなどは、売り上げを処理するタイミング(注文時・配送後・受け取り完了後)がお店によって異なるためです。
2.利用先の確認

利用先の見方
- 実際に利用した店舗やサービスの名前
- 実際に利用した店舗やサービスと異なる名前
それほど多くはありませんが、実際に利用した店舗やサービスと異なる名前が記載されることもあります。
サービス名ではなく運営元の会社名が記載されるケースがあるためです。
購入先と異なる名前が記載される例
- ショッピングモール
- 百貨店
- アウトレット など
利用先に心当たりがない場合は不正利用も考えられますが、利用先の名前が違っているだけという場合もあるので、一度会社名を調べてみてもいいかもしれません。
また、各カード会社は問い合わせの多い利用店名をまとめてWeb上で公開しています。
支払先と、支払った可能性のあるサービスや商品名が併記されているため、支払い内容を思い出すのにも役に立ちます。
三井住友カード『お問い合わせの多いご利用店名』
3.利用金額の確認

「利用金額」には商品やサービスの合計金額が記載されます。
- 利用金額
その月に利用した金額
- 支払金額
口座から引き落とされる金額。利用金額より少ないこともある
分割払いやリボ払いなどの支払い方法や、請求のタイミングの違いで、利用金額よりも支払金額が少なくなることがあります。
心当たりのない金額が記載されている場合は、不正利用の恐れがありますので、不安な場合はカード会社に問い合わせましょう。
アプリで確認する場合
「利用日」「利用先」「利用金額」といった基本的な項目は、各クレジットカードに対応したスマホのアプリ上でも確認できます。

出典:エポスアプリ
アプリで管理できることの一例
- 上限額を設定してプッシュ通知を受け取る
- 品目ごとに自動でジャンル分け
- 家計簿をつけられる
- 支払いの推移をグラフで確認 など
アプリによっては、事前に上限額を設定することができます。利用額が上限を超えそうになると、プッシュ通知で知らせてくれる機能です。
また、利用明細を品目ごとに自動でジャンル分けしたり、家計簿をつけたりできる商品もあり、使いすぎの防止にもつながります。
直近数ヶ月の支払いの推移をグラフで確認できるアプリもあるため、家計管理の手間を減らしたいという人はぜひ利用を検討してみてください。
クレジットカードの明細確認時の注意点3つ

ここからは、明細を確認する際の注意点について解説していきます。
- 明細には品物やサービスの内容は記載されない
- 明細の反映には時間がかかることもある
- 明細の保存期間には期限がある
明細確認時の注意点3つ
(1) 明細には品物やサービスの内容は記載されない
明細には具体的な商品名やサービス名は記載されません。
明細に残るのは日付や店舗・サービスの名前、利用金額までです。そのため、何を買ったかはお店の名前や金額から思い出す必要があります。
また、店舗名やサービス名が実際の利用先と異なる場合もあるので注意が必要です。
具体的な商品名やサービス名が記載されないのは、防犯上ではメリットかもしれませんが、デメリットにもなります。
(2) 明細の反映には時間がかかることもある
クレジットカードの利用明細が確認できるようになるのは、利用してから早くても数日後です。
店舗やカード会社のシステムの都合により2〜3ヶ月かかることも少なくありません。
例えば、Amazonプライムなどのサブスクリプションサービスや光回線などの通信費は、契約日ではなく月末や月初などが利用日になっているケースがあります。
(3) 明細の保存期間には期限がある
Web上で確認できるクレジットカードの利用明細は、一般的に15ヶ月程度保存されています。
一部のカード会社では、保存期間以前の利用明細を発行してもらうことも可能です。ただし、手数料がかかってしまう点には留意しましょう。
確定申告や経費申請の領収書として明細を利用する場合
WebからPDF形式で出力しておくか、印刷して保存しておく
クレジットカードの利用明細を、確定申告や経費申請の領収書として利用する場合、税務署に提出を求められるケースがあります。
5年から10年程度さかのぼったデータが必要になることもあるので、WebからPDF形式で出力しておくか、印刷して保存しておくといいでしょう。
クレジットカードの利用明細に心当たりのない支払いがあった場合

購入内容を思い出せなかったり、心当たりのない支払いがあった場合は、下記の4つを確認しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
(1) 利用店舗を確認する
利用店舗は店舗名が正確に記載されるとは限りません。
下記のような記載のされ方も考えられます。
- ショッピングモールや百貨店など
商業施設名
- スーパーやガソリンスタンドなど
運営会社名
- LINEスタンプの購入やアプリゲームへの課金など
「GOOGLE PLAY JAPAN」
「APPLE COM BILL」
- 運営会社が海外にあるサービス
「海外利用」
もし利用店舗に心当たりがない場合は、利用日と利用金額を手がかりに当時何に使ったか思い出してみましょう。
店舗からもらうレシートには商品名が記載されているので、手元にクレジットカードの領収書やレシートが残っている場合は、金額と日付を照らし合わせてみるのも一つの手です。
(2)支払い方法を確認する
利用金額に覚えがない場合は、リボルビング払いや分割払いの残額ではないかを確認しましょう。
アプリやWebでは、リボルビング払いへの切り替えが容易にできてしまうため、誤って操作してしまう可能性も考えられるからです。
クレジットカードの支払い方法を確認のうえ、支払額が正しいかどうかチェックしましょう。
クレジットカードによっては自動でリボルビング払いになる設定になっている場合もあるので注意しましょう。
(3) 家族や同居人に覚えがないか確認する
家族や同居人とクレジットカードの情報を共有しているのなら、間違って利用した覚えがないか聞いてみましょう。
自分以外のAmazonやGoogleアカウントが、自分のクレジットカード情報と紐付いている可能性が考えられるからです。
クレジットカードを意図的に第三者に渡しての利用があった場合、各種補償の対象外となる恐れがあります。基本的には、自分以外の誰かが使うことのないようにしましょう。
(4) カード会社に問い合わせる
上記(1)〜(3)のポイントを確認しても心当たりがないなら、クレジットカードの不正利用が疑われます。
早急にカード発行会社のカスタマーサポートに連絡しましょう。なお、カスタマーサポートの連絡先はカード裏面に記載されている場合もあります。
Mastercard | 0053-111-3886 |
JCB | 東京:0422-79-1050 大阪:06-6942-3075 福岡:092-732-3651 札幌:011-271-1880 |
VISA (紛失や盗難によって不正利用されてしまった場合) |
+1- 303-967-1090 |
American Express | 0120-020120 |
不正利用が発覚した場合、原則としてカードの利用停止手続きをした60日前までの被害であれば、補償される可能性があります。
ただし、会員本人以外が使った、暗証番号を入力しての支払いだったといったケースでは補償対象外となるケースもあるので注意が必要です。
クレジットカードの利用などの家計管理は家計簿アプリも便利
家計の見直しがしたいという人は、利用明細だけでなく家計簿アプリの利用もおすすめです。
「マネーフォワード ME」や「Zaim」などの家計簿アプリは、クレジットカードと紐付けて使うことができます。クレジットカードを登録しておくと、利用先ごとに「食費」や「光熱費」といった項目へ自動で振り分けてくれます。
カード会社のアプリにも同様の機能をもった商品はありますが、家計簿アプリは銀行口座などとも連携できるため、収入と支出のバランスの可視化が手軽にできるというメリットがあります。
- クレジットカードの利用明細は、Webサイトやアプリで確認
- 心当たりのない支払い履歴は、利用店舗や支払い方法などを確認してから問い合わせをする
- クレジットカードでの支出のチェックは家計簿アプリでもできる