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SBI証券のクレカ積立が改悪!三井住友カードのポイント付与率変更の影響と対応策
SBI証券のクレカ積立は、2024年の5月買付分から上限額が、毎月5万円から10万円に引き上げられます。しかし、その一方でポイント付与率は、2024年11月買付分から改悪されることになりました。
特に、三井住友カード プラチナプリファードの付与率は、これまでの一律5.0%から、カードの年間利用額に応じて1.0%〜3.0%となり、大幅に引き下げられます。
この記事では、SBI証券のポイント付与率の変更点や、改悪後の対策方法などを解説します。変更の前後で、獲得できるポイントがどれほど異なるのかが分かるシミュレーションも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
SBI証券の改悪についてのサマリ
- クレカ積立の上限額が10万円に引き上げられたのを機にポイント付与率が改悪
- 毎月5万円を積み立てた場合、三井住友カード プラチナプリファードは1年間で最大24,000ポイントも獲得ポイントが減少してしまう
(年間利用額が300万円未満*の場合) - クレジットカードの年間利用額が条件以上の人は、クレカ積立の利用額を5万円から10万円までに増やすことで、サービスの改悪をカバーしてこれまでより多くのポイントを獲得できる
- ポイント付与率はカードの年間利用額によっても決まるため、今後は自分の利用額を考慮したカード選定が必要
- 2024年10月買付分までは、積立金額の上限10万円までに対して、これまでと同様に最大5.0%のポイントが付与されるキャンペーンが開催されている
最新! 注目ニュース
- 2024年5月1日以降、三井住友カードの「Vポイントアッププログラム(対象のコンビニ・飲食店で最大20%還元)における達成条件が変更
- これまでより厳しい達成条件に変わり「改悪」
- >>詳細はこちらに記載
監修者
金融・FPライター
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SBI証券のクレカ積立のポイント付与率変更
それでは早速、ポイント付与率の変更内容をカードごとに見ていきましょう。
三井住友カード プラチナプリファードは5.0%→条件付きの最大3.0%と大改悪
カードの年間利用額 | これまでの付与率 | 11月買付分以降の付与率 |
---|---|---|
500万円以上 | 5.0% | 3.0%(−2.0%) |
300万円以上 | 2.0%(−3.0%) | |
300万円未満 | 1.0%(−4.0%) |
三井住友カード プラチナプリファードはポイント特化型のクレジットカードです。
年会費は33,000円と比較的高額ですが、変更前のポイント付与率は一律5.0%であり、他の証券会社のクレカ積立と比較しても最高水準でした。
それが、変更後のポイント付与率は条件に応じて1.0〜3.0%へと大幅に引き下げられます。
3.0%のVポイントを獲得するためには、カードの年間利用額が500万円以上でなければなりません。つまり、SBI証券でのクレカ積立分を除いて、毎月約41.67万円を三井住友カード プラチナプリファードで利用しなければ、付与率は3.0%とならないのです。
クレカ積立の積立投資分を除いて、毎月41.67万円以上をクレジットカードで支払える人は、そう多くはいないでしょう。また、カードの年間利用額が300万円以上500万円未満の付与率は2.0%、300万円未満の場合は1.0%にまで引き下げられました。
このため今回の変更は、三井住友カード プラチナプリファードを利用する多くの方にとって、ポイント還元率が半分以下になるという大幅な改悪であるといえます。
プラチナは年間利用額300万円未満の場合に2.0→1.0%に減少
カードの年間利用額 | これまでの付与率 | 11月買付分以降の付与率 |
---|---|---|
300万円以上 | 2.0% | 2.0%(±0%) |
300万円未満 | 1.0%(−1.0%) |
改定前の三井住友カード プラチナのポイント付与率は、一律2.0%でした。今回の改定で、三井住友カード プラチナの還元率も、上記の通り変更されています。
カードの年間利用額が300万円(月額25万円)以上であれば、ポイント付与率はこれまでと変わりません。しかし、年間利用額が300万円を下回ると、付与率はこれまでの半分である1.0%に引き下げられます。
ゴールドは年間利用額100万円未満の場合に1.0→0.75%に減少
カードの年間利用額 | これまでの付与率 | 11月買付分以降の付与率 |
---|---|---|
100万円以上 | 1.0% | 1.0%(±0%) |
10万円以上 | 0.75%(−0.25%) | |
10万円未満 | 付与なし(−1.0%) |
これまで、三井住友カード ゴールド(NL)やOliveゴールドでクレカ積立をすると、決済金額の一律1.0%のポイントが還元されていました。改正後は、上記の通りポイント付与率が一部引き下げられています。
クレカ積立分を除くカードの年間利用額が100万円(月額約8.33万円)以上であれば、変更後も1.0%のポイントが付与されます。 しかし、年間利用額が10万円以上100万円未満の場合、ポイント付与率は0.75%に引き下げられます。
さらには、カードの年間利用額が10万円を下回ると、三井住友カード ゴールド(NL)でいくら金融商品を積み立てたとしても、ポイントは獲得できません。
ゴールドカードはプラチナプリファードやプラチナに比べて、改悪の影響は少ないかもしれません。
三井住友カード ゴールド(NL)やOliveゴールドは年間利用額100万円を達成することでカード年会費が永年無料にもなります!
一般カードは年間10万円以上の利用があれば付与率0.5%を維持
カードの年間利用額 | これまでの付与率 | 11月買付分以降の付与率 |
---|---|---|
10万円以上 | 0.5% | 0.5%(±0%) |
10万円未満 | 付与なし(−0.5%) |
一般カードの三井住友カード(NL)やOlive(一般)でクレカ積立をした場合のポイント付与率は、一律0.5%でした。
カードの年間利用額が10万円(月額約8,333円)以上であれば、ポイント付与率はこれまでと同水準ですが、10万円を下回るとポイント付与を一切受けられません。
改悪の影響は?獲得ポイントをシミュレーション
今回の改悪により、獲得できるポイントは長年で見るとどのように変わるのでしょうか。 三井住友カード プラチナプリファードと三井住友カード ゴールド(NL)でクレカ積立をしたときに獲得できるポイントをシミュレーションで確認をしてみましょう。
毎月の積立金額をこれまでの上限額の5万円に設定した場合、1年間、5年間、10年間と積み立てたときに獲得できるポイントをカードごとに比較します。
プラチナプリファードは1年間で最大24,000ポイントも減少
三井住友カード プラチナプリファードの付与率は、変更前が一律5.0%、変更後はカードの年間利用額に応じて、1.0%、2.0%、3.0%のいずれかとなります。 付与率の変更前と変更後では、獲得できるポイントに以下の違いが生じます。
三井住友カード プラチナプリファードで毎月5万円を積み立てたときの獲得ポイント
積立期間 | (付与率5.0%) |
|||
---|---|---|---|---|
付与率3.0% | 付与率2.0% | 付与率1.0% | ||
1年 | 30,000 | 18,000 (▼12,000) |
12,000 (▼18,000) |
6,000 (▼24,000) |
5年 | 150,000 | 90,000 (▼60,000) | 60,000 (▼90,000) | 30,000 (▼120,000) |
10年 | 300,000 | 18,000 (▼12,000) | 120,000 (▼180,000) | 60,000 (▼240,000) |
ポイント付与率の変更後は、全体的に獲得できるポイントが大きく減少していることが見て取れます。
特に、カードの年間利用額が300万円未満の場合、付与率の変更によって獲得できるポイントは1年間2万4,000ポイント、10年間24万ポイントも減少しています。
カードの年間利用額が300万円を超えたとしても、獲得できるポイントは1年間で1万2,000ポイント、10年間で12万ポイントも減ると算出されました。
このように、三井住友カード プラチナプリファードで付与率の変更前と同じ金額を積み立てる場合、得られるポイントは大幅に減ってしまいます。
毎月10万円を積み立てる場合、付与率3.0%なので1年間で3万6,000ポイント、10年間で36万ポイントの獲得が可能です。
上限額が毎月5万円だった頃と比較して、1年間では6,000ポイント、10年間では60,000ポイント多く獲得できます。
今回の改定は、三井住友カード プラチナプリファードの多くのユーザーにとって、厳しいものであるといわざるを得ないでしょう。
三井住友カード ゴールド(NL)は1年間で最大6,000ポイントの減少
三井住友カード ゴールド(NL)の付与率は、これまで年間利用額に関わらず1.0%でした。
改訂後は、年間利用額が10万円以上100万円未満の場合は0.75%、10万円未満の場合はポイント付与はありません。
獲得できるポイントの違いを試算すると、結果は以下の通りになりました。
三井住友カード ゴールド(NL)で毎月5万円を積み立てたときの獲得ポイント
積立期間 | (付与率1.0%) |
|||
---|---|---|---|---|
付与率1.0% | 付与率0.75% | 付与率0% | ||
1年 | 6,000 | 6,000 (±0) |
4,500 (▼1,500) |
0 (▼6,000) |
5年 | 30,000 | 30,000 (±0) |
22,500 (▼7,500) |
0 (▼30,000) |
10年 | 60,000 | 60,000 (±0) |
45,000 (▼15,000) |
0 (▼60,000) |
三井住友カード ゴールド(NL)の年間利用額が100万円以上であれば、SBI証券のクレカ積立で獲得できるポイントはこれまでと変わりません。
しかし、年間利用額が10万円以上100万円未満であり、付与率が0.75%になると、獲得できるポイントは1年間で1,500ポイント、10年間で1万5,000ポイントに減少します。
また、年間利用額が10万円未満になると付与率は0%となり、1年間で6,000ポイント、10年間で6万ポイントが得られなくなってしまいます。
改定前に毎月5万円を積み立てるケースと比較すると、増加するポイントは1年間で6,000ポイント、10年間で6万ポイントです。
付与率が0.75%であるとしても、積立額を毎月10万円に増やすと、改定前に5万円ずつ積み立てた場合よりも、1年間で3,000ポイント、10年間で3万ポイント多く獲得できます。
SBI証券のクレカ積立の改悪に対処する方法
SBI証券のクレジットカード積立におけるポイント付与率の変更は、多くのユーザーにとって厳しい内容になったといえます。 そこで、付与率の改定後は、必要に応じて以下の方法で対処をすると良いでしょう。
クレカ積立の改悪に対処する方法
- クレカ積立を除く年間利用額が300万円未満の人はゴールドに切り替える
- 三井住友カード ゴールド(NL)の利用者は年間100万円以上の利用を目指す
- 証券会社の変更を検討
自分自身の状況にあった対処方法を実践することで、付与率が改定されたあとも、効率的にポイントを獲得しながらクレカ積立ができるでしょう。
クレカ積立を除く年間利用額が300万円未満の人はゴールドに切り替える
三井住友カード プラチナプリファードの付与率は、改定後もクレカ積立分を除いて年間に300万円(毎月25万円)以上の利用で、最低2.0%となるため高還元といえます。
とはいえ年間利用額が300万円未満の場合、クレカ積立の付与率は1.0%です。 カードの年間利用額が100万円以上なのであれば、同じく1.0%が付与される、三井住友カード ゴールド(NL)への切り替えを検討すると良いでしょう。
年会費は、三井住友カード プラチナプリファードが33,000円、三井住友カード ゴールド(NL)の年会費は5,500円です。
ただし三井住友カード ゴールド(NL)は、クレジットカードでの積立投資分を除いて年間100万円以上利用すると、次年度以降は年会費が永年無料になります。 つまり、年間費を支払うことなく、クレカ積立で1.0%分のポイントが還元されるということです。
付与率の変更にともない、年会費に見合うだけのリターンが期待できなくなったのであれば、三井住友カード ゴールド(NL)に変更するのも1つの方法です。
カードの切り替え手続きは、以下のサイトでできます。
三井住友カード ゴールド(NL)
総合評価
年会費 | 5,500円(税込) |
---|---|
還元率 | 0.5~7.0% i |
国際ブランド | |
電子マネー |
|
|
特徴
- 年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料
- 年間100万円以上の利用で毎年10,000ポイント還元
- セブン-イレブン・ローソン・マクドナルドなどでのスマホのタッチ決済利用でポイント最大7%還元
- カード券面に番号記載のないナンバーレス仕様なのでセキュリティ面で安心
キャンペーン情報
- 新規入会&条件達成で最大7,000円分プレゼント期間:2024年4月22日~2024年6月30日
一方で三井住友カード プラチナプリファードも、「新規入会&利用特典40,000ポイント」「継続特典最大40,000ポイント」という特典があります。
カードの基本還元率は、ゴールドカードの2倍の1.0%です。また、コンビニやファミリーレストランなどの特約点(プリファードストア)での買い物に利用すると、ポイント還元率は最大14%になります。
とはいえ、日常での買い物やレジャーなどの決済額が多いなら、基本ポイント還元率の優れた三井住友カード プラチナプリファードで引き続き積み立てるのも良いでしょう。
三井住友カード プラチナプリファード
総合評価
年会費 | 33,000円(税込) |
---|---|
還元率 | 1.0~15% i |
国際ブランド | |
電子マネー |
|
|
特徴
- 新規入会&利用で40,000ポイント(入会月の3ヵ月後末までに40万円以上の利用が条件)
- 継続特典最大40,000ポイント
- 特約店の利用で獲得ポイントが+1〜14%還元
- 外貨ショッピング利用特典+2%
キャンペーン情報
- 新規入会&条件達成で最大50,000円相当プレゼント期間:2024年4月22日~2024年6月30日
三井住友カード ゴールド(NL)の利用者は年間100万円以上の利用を目指す
三井住友カード ゴールド(NL)を利用している方は、クレカ積立分を除いた年間利用額100万円以上を目指すのが良いでしょう。
先述の通り、年間利用額が100万円を超えていれば、クレカ積立の付与率もこれまでと変わらず1.0%となり、次年度以降の年会費が永年無料になります。 それに加え、年間利用額が100万円を超えた年は10,000ポイントがプレゼントされます。
年間利用額100万円を達成するためには、三井住友カード ゴールド(NL)を毎月約8.4万円ずつ利用すれば良い計算です。 食費や日用品台、水道光熱費、保険料などの支払いを、三井住友カード ゴールド(NL)にまとめれば、決して達成できない金額ではないでしょう。
三井住友銀行のユーザーであれば、Oliveゴールドもおすすめです。
Oliveゴールド
総合評価
年会費 | 5,500円(税込)* |
---|---|
還元率 | 0.5%~20%※ |
国際ブランド | |
電子マネー |
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|
*初年度無料(年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料)
※対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると最大7.0%還元。さらに「Vポイントアッププログラム」と「家族ポイント」を併用すると通常のポイント分を含んだ最大20%還元まで実現可能。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
特徴
- 年間100万円以上の利用で継続特典として10,000ポイント付与
- 対象のコンビニ・飲食店で最大20%還元
- SBI証券のクレカ積立で還元率1.0%
キャンペーン情報
- 新規入会&条件達成で最大28,600円相当プレゼント期間:2024年4月22日~2024年4月30日
証券会社の変更を検討
三井住友カード(NL)や三井住友カード ゴールド(NL)でクレカ積立をしている場合、改定後は積立金額を除く年間利用額が10万円未満であるとポイントを獲得できなくなります。
クレカ積立以外であまり三井住友カードを利用しておらず、今後もポイント還元率をより重視したいのであれば、証券会社やクレジットカードを変更するのも手です。
SBI証券以外でクレカ積立に対応している証券会社やポイントの付与率、対応カードは以下の通りです。
各証券会社のクレカ積立の対象カードと還元率
証券会社 | クレカ積立の対象カードとポイント還元率 |
---|---|
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※スマホ料金プランをauマネ活プランにした場合は3.0%* |
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※楽天カード決済と楽天キャッシュの併用で最大15万円までの積立が可能 |
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上記の証券会社はすべて、内閣府令の改正によりクレカ積立の上限額が10万円に引き上げられています。
年会費が無料(条件付き無料も含む)のクレジットカードの場合、還元率がもっとも高いのはマネックス証券です。
毎月の積立金額が5万円以下の場合、1.1%のマネックスポイントを獲得できます。
※5万円超過~7万円以下は0.6%還元、7万円超過~10万円以下0.2%還元
マネックスカード
総合評価
年会費 | 550円(税込)※ |
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還元率 | 1.0%〜 |
国際ブランド | |
電子マネー |
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※初年度無料(前年1年間に1回でも利用があれば翌年も無料)
特徴
- 投資信託の積立に利用すると還元率1.1%
- マネックス証券の「即時出金サービス」が月5回まで無料
年会費がかかるクレジットカードも含めると、auカブコム証券が高還元です。
auカブコム証券は、通常のポイント還元率が1.0%と高水準です。
また、auスマートフォンのユーザーであれば、料金プランを「auマネ活プラン」にし、au PAYゴールドカードを用いてNISA口座で積立投資をすると、最大3.0%ものポイントが還元されます。
※13か月目以降は最大2.0%還元
au PAYゴールドカードは年会費が11,000円かかるものの「au 携帯電話の利用料金の最大10%を還元」「auでんき・都市ガスfor au利用額の合計最大3%を還元」などのメリットがあります。
au PAY ゴールドカード
総合評価
年会費 | 11,000円(税込) |
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還元率 | 1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー |
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特徴
- auのケータイの利用料金の最大11%分のポイント還元
- au PAY 残高チャージ+コード支払いで2.5%のポイント還元
キャンペーン情報
- 新規入会&利用で最大20,000Pontaポイントプレゼント
また、楽天証券は楽天カードでクレカ積立ができ、最大還元率は1.0%ですが、楽天キャッシュとの併用でクレカ積立の上限額が月15万円になります。
楽天ポイントはポイント投資の面でも使いやすいと評判です。月15万円までのクレカ積立を希望する場合は、楽天証券への変更も選択肢になるでしょう。
これは三井住友カード ゴールド(NL)の年間1万2,000ポイントを超えます(年間カード利用額が100万円以上ある人が、月10万円の積立を行った場合)。楽天証券は年会費無料カードで、クレカ積立でより多くのポイントを獲得したい人に向いていますね。
楽天カード
総合評価
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー |
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特徴
- 楽天市場で利用すると還元率が3%にアップ
- 楽天加盟店でもポイントが貯まる
- 楽天ペイを活用すればポイント3重取りもできる
キャンペーン情報
- 新規入会&利用で5,000ポイントがもらえる
NISA口座ではない通常の証券口座であれば、対象のクレジットカードを準備することですぐにクレカ積立を始められます。しかし、NISA口座でクレカ積立をする場合、金融機関の変更手続きが必要になるため、すぐには始められない可能性がある点に留意しましょう。
三井住友カードの積立利用者の声
今回のSBI証券の発表には多くの人が衝撃を受けたようです。改悪を受け、今後どういった対応をするのか。アンケートを行いました。
利用カード:Oliveプラチナプリファード
絶対にクレカを変更します。年間100万円利用はクリアするので積立だけゴールドNLに変えて、マイル経済圏に入っても良いかなと考えています。
利用カード:三井住友カード プラチナプリファード
年会費を返してほしいです。
クレカ積立のカード変更を検討します。ポイント還元率と年会費の損益分岐点を考えて、慎重に選びたいです。
利用カード:三井住友カード プラチナプリファード
年会費をカバーできないので、ゴールドにランクダウンするか別カードを検討します。
利用カード:三井住友カード プラチナプリファード
今回の改悪を機に楽天証券に乗り換えてもいいかなと思っています。SBI証券は操作性が悪かったこともあり、以前から考えていました。
利用カード:三井住友カード
前から三井住友系のカードを持っていたのでプラチナプリファードに切り替えようと思っていた矢先の発表で、結局何のカードを使えば良いのかわかりません。
証券会社はもうSBIで進めてしまったので、どうしよう…という気持ちです。
利用カード:Oliveプラチナプリファード
SBI証券でも月10万円までのクレカ積立ができるようになったので、クレジットカードの変更はしません。
利用カード:三井住友カード プラチナプリファード
月10万円積立と年間500万円の利用ができるので、私の場合は獲得ポイントが増えます。どのクレカを利用しても3%以上にはならないですし、あまり気にしません。
【2024年5月1日から】Vポイントアッププログラムの達成条件が改悪
2024年5月1日から、もう一つの「改悪」が続きます。
Oliveや三井住友カード(NL)など、三井住友カードのさまざまなカードには「Vポイントアッププログラム」と呼ばれる対象のコンビニ・飲食店でVポイントが最大20%還元になるサービスがあります。
SBI証券の利用者は通常の7%還元に加えて、条件により+2%までの還元率が付与されます。その達成条件の変更が決まっています。
下記表を見て頂くと分かるように、かなり厳しい条件に変わっています。このことにより、
「今まで10%還元でコンビニを利用できていたのに、8%に下がった」など、多くに人が日々の生活で改悪による還元率ダウンを経験することになってしまうでしょう。
2024年4月30日まで
対象取引・還元率 | 達成条件 |
---|---|
投資信託 +0.5% |
投資信託の買い付けが1回以上 |
国内株・米国株 +0.5% |
国内株式または米国株式の取引が1回以上 |
NISA残高 +1.0% |
等月末のNISA口座における投資信託の保有試算評価額が50万円以上であること |
2024年5月1日以降
対象取引・還元率 | 達成条件 |
---|---|
NISA口座残高200万円 +0.5% |
当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が200万円以上 |
NISA口座残高100万円 +0.5% |
当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が100万円以上 |
Vポイント投資 +1.0% |
当月のVポイント投資で合計10,000ポイント以上利用 |
ですが、「Vポイント投資で合計10,000ポイント以上利用(10,000ポイントは、0.5%還元のクレカだと単純計算で200万円の利用が必要。200万円の利用で獲得したVポイントを、全て投資に利用しなければならない計算)」など、毎月の達成は到底難しい条件にMoneyGeekスタッフも驚いています。
SBI証券がクレカ積立のポイント付与率を引き下げた理由とは?
SBI証券が、2024年11月買付分より、クレカ積立のポイント付与率を引き下げた理由について、公式な発表はありません。しかし、積立上限額の引き上げにともない付与率が改悪されたことから、変更の理由は「月5万円以上の積立を行うユーザーが、多くのポイントを獲得できる事態を避けるため」であると思われます。
例えば、三井住友カード プラチナプリファードで月10万円のクレカ積立をした場合、付与率が5.0%のままであると、1年間で6万ポイント、10年間で60万ポイントも獲得できてしまいます。
SBI証券はこのような事態を避けるため、上限額の引き上げに合わせて、ポイント付与率を引き下げる判断をしたのではないでしょうか。
また、マネックス証券についても、クレカ積立の上限額にともないポイント付与率を以下の通りに変更しています。
マネックス証券のクレカ積立のポイント付与率
積立金額 | ポイント還元率 |
---|---|
5万円以下 | 1.1% |
5万円超過~7万円以下 | 0.6% |
7万円超過~10万円以下 | 0.2% |
クレカ積立上限額10万円引き上げ記念キャンペーン
SBI証券のポイント付与率が改定されるのは、2024年11月1日買付分(9月11日から10月10日まで設定分)以降です。
2024年5月買付分から10月買付分までは、キャンペーンにより積立金額の上限10万円までに対しても、これまでと同様に最大5.0%のポイントが付与されます。
キャンペーンが終了するまでは、SBI証券でクレカ積立を続けるのがお得です!
キャンペーン期間中のポイント付与数
(2024年5月買付分から2024年10月買付分まで)
カードの種類 | ポイント付与率 | 最大ポイント付与数 |
---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード Oliveプラチナプリファード |
5.0% | 30,000ポイント |
三井住友カード ゴールド(NL) Oliveゴールド |
1.0% | 6,000ポイント |
三井住友カード(NL) Olive(一般) |
0.5% | 3,000ポイント |
SBI証券のクレカ積立は、2024年11月買付分からポイント付与率が全体的に改悪されます。
三井住友カード プラチナプリファードは、クレカ積立を除いたカードの年間利用額が300万円未満であると、付与率が1.0%にまで低下します。
三井住友カード ゴールド(NL)や一般の三井住友カード(NL)は、条件次第では付与率がなしになるという大幅な改悪となりました。
このため、SBI証券と三井住友カードの組み合わせでクレカ積立をしていた人は、カードの切り替えや、証券会社の乗り換えなどで対処する必要があるかもしれません。
クレカ積立をする場合は、各証券会社の対象カードや付与率などを今一度よく比較し、自分に合った組み合わせを考えることが重要です。